昨年の暮れから、待ちに待った、「うれ往来・鎌倉街道」の雪解けが気になり行く。昨年も林道へ入る入口には風で折れた杉の木が道を塞ぐ。
何とか杉の木を移動させて奥へ進む。雪が多く降った分枯れ枝が多く落ちているので取除きながら進むとカーブした所で、雪が10m程残っているので車を停めて進み古道に入る。
道跡は、暮れに皆さんで刈り込んだので綺麗に姿を見せてくれる。
うれ往来・鎌倉街道の水須、岡田の尾根筋で一番狭くて深い薬研堀には約30cmの厚さで雪が残っている。昨年も雪は薬研堀にあった。
尾根筋に着くと道跡には雪は無く、倒木も見当たらず綺麗な姿を見せてくれる。
薬研堀を曲がる度に、前方から誰か姿を現す様な気がするのと、こんな風景を独り占めし、タイムスリップしている気分になっていると古道を通過した先人達の
想いが重なって来る。先に森林地図を調べた所この尾根筋を境に左右に地域割りがされていたし、江戸時代の絵図にも道跡は赤線で記されていた。
うれ往来鎌倉街道として活用されたり、当時この地域を支配した戦国武士達の軍道としての活用があったと思える節が見え隠れしている。
しかし、想いだけであり軍道としての位置づけする資料は残念だが見付かっていない。
今日はここまでとし下の林道へ降りて車迄帰る。次回も天気が次第で行きたい。