正さん日記

世の中思いにつれて

東京で107名感染、経済、感染防止の両立は、検査の徹底しか道はない

2020-07-03 09:46:14 | 政治

 昨日、東京で新型コロナウイルス感染者が107名を数え、最多だった5月初旬以来の大台になった。

 ここ数日を平均しても50名を超しており、このまま大きく広がって早くも第2波到来の心配が募る。

 感染者の多くは、いわゆる夜の街関係者で、20、30台の若い人が70%近くなっている。

 非常事態宣言を解除し、交通も自由になっているので、ある意味では予想された事態になったと言えそうだが、これに対し、政府や東京都の小池百合子知事は、危機感を表明しているものの、「感染防止」と「経済」を両立しなければならないと述べたが、これはといった具体的な対策は示していない。

 小池知事は、「できるだけ夜の街には出ないで欲しい」と訴え、病床は5000床確保したと何やら受けの体制に入っている感じで、あの「東京アラート」を発令し、レインボーブリッジや東京都庁を赤色で染めたときの高揚感は失せた感じだ。

 東京の感染が収まらない中で、都道府県をまたぐ移動が自由になったため、東京周辺都市、北海道などでも感染が一定数増えている。

 連日の感染者が多いのか少ないのかはよく分からないが、アメリカでは一日の感染者が5万人を超えているのと比べれば、確かに日本の新たな感染者は極端に少ない。

 ただ、アメリカ当局は、感染者が増えているのはそれだけPCR検査を多くの人に施したからだと言っている。

 比べて、日本の場合は、PCR検査のハードルは低くなっているとは言っているが、必要な所で確実に検査をやっていない。

 従って、表面に出ている感染者は、実際に高熱、風邪気味などになった人、或いは濃厚接触者に限ってPCR検査を行った結果判明しているが、例えば、市中の無症状の人は分からないこともあり当然検査も行われず潜行状態になっている。

 検査について、アメリカが積極的だとすると、日本は消極的だと言わざるを得ない。まさかPCR検査を行った結果、アメリカのように万単位の感染者が発見されるとは思わないが、少なくとも今よりかなり多くの感染者がいることが分かるかも知れない。

 しかし、そうは言っても手当たり次第PCR検査を行うことも現実的ではないので、最小限、今問題になっている夜の街を対象に一人残らず検査をやってみたらどうか。

 費用は公費でもよい。夜の街の自粛要請で高額の給付金や助成金を出すよりも、全員PCR検査を行って、疑心暗鬼に夜の街を楽しむより、感染者がいないことが分かった上で安心して楽しむことができるようになれば返って安上がりではなかろうか。「関連:6月12日

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