正さん日記

世の中思いにつれて

「H3」ロケット1号機打ち上げ失敗、大丈夫か技術立国日本

2023-03-07 15:32:01 | 経済

   2月17日に打ち上げを中止したH3ロケット1号機は、今日午前2回目の打ち上げに臨んだが、2段目のエンジンの着火が確認されず、地上から指令破壊の信号を出した。搭載した地球観測衛星「だいち3号」を予定の軌道に打ち上げられず、発射は失敗した。

 1号機は、電源系統の異常を検知して補助の固体ロケットブースターの着火が止まるトラブルがあり、発射を直前に中止していたが、宇宙航空研究開発機構( JAXAジャクサ)は、は異常を解消できたとして、予備期間である3月10日までに発射を間に合わせていた。

 JAXAは2022年10月の小型主力機イプシロンロケット6号機の発射にも失敗している。相次ぐ失敗で日本の宇宙開発への影響は不可避で、大きな痛手となる。

 H3は01年から運用する現在の主力機H2Aロケットの後継機で、1994年にデビューしたH2ロケット以来29年ぶりに国産主力機を新規開発した。今後20年間の日本の宇宙輸送の中心を担うとされる。

 1回目の中止後、期日までの発射を目指していたが、果たして万全な形で発射ができたのか。期日を重視するあまり無理な発射に踏み切ったのではなかろうか。

 ここ30年来、日本の先端技術は世界に後れを取っている。H3の打ち上げ失敗がその象徴的な出来事でなければ良いと思う。

 こんなところに、学術会議に介入し科学技術を軽視してきた自民党長期政権のおごりと無策ぶりを感じてならない。「関連:2月18日

 

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