4月29日、外国為替市場の円相場が一時1ドル160円まで急落した後、一時1ドル154円台まで急上昇した。
どうやら政府・日銀が遂に5兆円規模の為替介入を実施した可能性があることが、市場関係者の推計で分かったようだ。
日銀が4月30日に公表した当座預金の増減の見通しを金融取引の仲介会社のそれまでの予想と比べたところ、5兆円以上のずれがあったことが分かった。
市場関係者は、この差の多くが為替介入で動いた資金の可能性があると指摘している。
市場では「介入があった可能性がある」との声が上がる一方、政府は介入の有無について明言を避けている。
市場介入については、単独で行っても一時的なもので余り効果がないと言われる。
しかし、効果があるとされる協調介入は、相手があることで両者の利害が一致しない限り難しい。
アメリカの経済は順調で、FRBは当面金利引き下げを行わず、日米の金利差は変化がなく、その分、アメリカのドルが買われ、円が売られるという状態は続いている。
今回、一時的に円高になってもまた直ぐに円安に転じる可能性が高い。「関連:4月28日」
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