円安が止まらない。1ドル158円は34年ぶりの円安だ。これに対し、日銀の植田和男総裁は何やかや素人には理解しにくい理屈をつけているが、端的に言えばどうすることもできないのだろう。
一方、政府も為替介入も考えているだろうが、これも独断では効果がなく、アメリカなどと折り合いがつかないだろうから手も足も出ないところだ。
日銀からしてみると、アメリカの連邦準備制度理事会(FRB)が少しでも金利を下げてくれれば有難いのだろうが、アメリカは景気が安定しているため敢えて金利をいじる必要性がない状態だ。
そうなると、投資家は円を売りドルを買うのでますます円安が進んでいるのが現状だ。
加えて、日銀が金利を上げられないのは、何といっても金利を上げれば国債費に直接響き財政のさらなる悪化を招くことを恐れているためだ。
アベノミクスを助長するため、安倍晋三元首相と、黒田東彦前日銀総裁の行き過ぎた金融政策の失敗が、現在の政治と経済を苦しめている。「関連:3月20日」
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