8月30日、兵庫県はいわゆる百条委員会を開催し、パワハラ疑惑が掛かる斎藤元彦知事を尋問した。
斎藤氏は、職員側から指摘されているパワハラと思われる事実は否定しなかったが、それがパワハラだという意識はなく職員教育だと強弁した。
しかし、パワハラと指摘された事実の多くは、法的、常識的にみてパワハラであることは否定できず、斎藤氏の弁明が許容されることは薄いと見られている。
斎藤知事は、既に職員組合から辞任要求を突き付けられているが、議会野党はもとより、与党の自民党、日本維新の会からも辞任要求が提出されそうだ。
特に、日本維新の会は8月25日行われた大阪府箕面市長選で現職候補が敗北した。その敗因の一つが日本維新の会などが推薦した斎藤知事のパワハラ疑惑が選挙戦に影響を与えたとの見方も出ている。
若干、八つ当たりにも見えるが、維新も斎藤知事の不信任案提出に前向きだ。
不信任決議が可決すると、知事は辞任するか、議会解散のどちらかを選ぶことになるが、斎藤知事の人間性から県議会解散を選択する可能性が高いようだ。
斎藤知事からするとあと1年で任期満了になるので、その前に辞任したくはないのだろう。「関連:7月24日」
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