1人ではできないこと

『どんな天才でも、1人では世界を変えることはできません…』

『L change the WorLd』で、Lが残したメッセージ＝希望。
そしてそれは悪が解き放たれたパンドラの匣に唯一残ったもの。

言葉のもつ伝える力、イメージ力、メッセージ力。

言葉はある時は思いや願いや創造力のエネルギーの媒介であり、
またある時はエネルギーそのものだったりもする。

そういうことを考え続けています。
仕事でもプライベートでも。

受け取ったメッセージを生活や行動の中で
具現化し、実行していく、
それは主体性と自己責任と自覚をもった個々人の役割。
そしてそうした自立した個々人が集まり、連携したり（しなかったり）しながら
世界の中味もまた、自覚的に変わっていく。

人間は言葉の匣であり、創造者であり、伝達者であり
活用者であり、解釈者であり、改善者であり、
そしてまた言葉の封印者でもある。

言葉。

言葉をもたない・伴わない行動はありえない。
人間は言葉を使うことで進化してきた動物だから。

誰かが何かを文字化することで
言葉は個人を超えて、その先に伝播する。
「書くことには意味がない」とネット上で書いた途端に意味が生まれる。
そういう永続トラップにも似て。

1人ではできない、相手がいてはじめて可能になる様々なこと。
言葉の意味の相互自覚化、意味の誕生・そして発動。
つまりは言葉のキャッチボール・・・
1つの石が投げ掛けた波紋が次の波紋につながり、
次の石が投げられ、また波紋が広がって、最後は向こう岸まで届く、
そんなイメージで。

伝えること・伝わること、
ブロガーにできるちょっとしたこと。
文字の力を知っている、そして使ってる、
私に、そしてあなたに。

たとえばこの映画から何を受け取るかは観客の自由。
私が受け取ったメッセージを投げる、
その先でどう変化するのか、それは私にはコントロールできない。
そしてまた別の人が受け取ったメッセージを共有する、
なにも受け取らなかった人、拒絶する人、
もちろんすべて「あり」なそんな世界で・・・
でも自分が受け取って、届けたいと思った言葉があれば
私はこうして記事にし続けるだろう。
そこに意味と可能性と希望を感じているから。

『みんなで勝利を手にしましょう』by L