DREAM/ING 111

私の中の「ま、いいか」なブラック&ホワイトホール

イメージフォーラム

2010-03-11 | モブログ

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雑感。

2010-03-11 | NEWS/TREND
リゾート法の末路に思う

リゾート法・・・そんなのありましたね。
バブル期の金余り時代、消費奨励の浮かれた空気の中、
一億総キリギリス化を狙った政策。

さまざまなテーマパーク型の観光誘致が行われたけれど
海外の街をそのまま持ち込む、というのは
当時ですら、
「でもそれだったら、海外に行くよなー」と思った覚えが。

地元企業を通じて、地元住民は少しは潤ったのだろうか?

都市開発の仕事をしている時、運営と施設利用の計画に
注力した。
が、大きな施設を回していくには、かなりの広域集客に
ならざるをえない商圏が多く、
そうなると自動的に競合施設が増える。
試算した集客費もバカにはならなかった・・・

それでもいったん動き出すと、計画は一番楽観的な方向で進む。

人口減少のシナリオを読みながら
あれこれ複雑な気持ちだった。

失業者が増え、新規採用が減り、
高齢化が進み、結婚率・出産率は減少し続ける・・・
シナリオが最悪の形で実現していく現在もなお、
国民の稟議書なしで計画され投入されていく
(その過程自体にも税金が使われる。関係各位への報酬という形で)、
さまざまな名目での税金は、
納める人間には使い道など計り知れなかった年貢と
根本的にはさほど変わるところはないように感じる。

日本のGDPは2008年度時点で世界2位。
そして、日本にはまだまだ潤沢な個人資産力があるとされる。
その多くは、富裕層が占めかつ高齢者比率が高い。
相続過程で税金が国に回収(?)されていくが、
フローしない資産は個人にとっての価値しかなく、
個人主義が徹底されいつでも海外に移住できる
今の時代、それを国力とみなすには危険が多すぎる。

グローバル経済の中で、換金できる物的資源のない日本の
公的資金の最終財源は「人」。その「未来」。

教育を含め、人を育て活かす人的インフラ整備が
この国は本当に下手だと思う。
「夢」のレベルが三種の神器発想から出ていかないのは
精神性が物質に偏在するやおよろずの呪縛?

商売がへたなお上が金儲けを企むからズレていく。
でも企業に任せたからといって、それを管理せず
一部企業の窓口になってしまうのも論外。
重なった失策は、個人の資産確保を最優先して動く。
世襲制がそれを強化する。

船頭がいないのも、悪い船頭なのも困る。
船頭がいっぱいなのも困る。
船頭任せなのがいけないんだけど
すでに船の乗組員は長い航海で、
そこが海であることすら忘れかけている。

・・・なんてことを朝から考えてたら・・・。

首相の公邸入居費用、さらに清掃費など280万

金額の問題ではない・・・と思うけど、やっぱりこれは金額の問題なのかな?
またこれでいらぬ重箱が増えて、つつかれる角も増える。

こういう記事を読むと、まだ&やっぱりガッカリする自分にも落胆。

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