DREAM/ING 111

私の中の「ま、いいか」なブラック&ホワイトホール

ボルゲーゼ美術館展★3/4 東京都美術館

2010-03-04 | ドラマ・映画・演劇・アート
ボルゲーゼ美術館展

大規模改修のために約2年間休館に入る東京都美術館の最終企画展
ということで、前評判の高かった絵画展。

当初、行く予定はしていなかったのですが、
行った方からの情報で、ダ・ヴィンチのレダ(模写)が
来ているというので、一気に心変わり(あは?)
行って参りましたー。

夕方から雨な平日だというのに、そこそこの混雑。
でも観賞するのに並ぶほどではなくてよかタ。

実は目玉になっているラファエロの『一角獣を抱く貴婦人』は、
絵画ミステリーとしては面白かったけれど、作品的には
さほど魅力を感じなくって(顔的に;)、
カラバッジオ(大好きだけど)の『洗礼者ヨハネ』は
モデルが高齢なのか?なんだか身体が若くない気が;。

でも、レダは本当に奥深かったし(全部見終わってから再度観賞♪)、
ベルニーニ(♪)の彫像にも大満足!

わたくし的には、2Fのルネサンスの部屋が楽しかったー!
リドルフォ・デル・ギルランダイオの
対になった2作品は少女マンガ風味で興味ぶかかったし、
クラナッハと並んでいるという
ブレシャニーノの『ヴィーナスとふたりのキューピッド』も
妙に現代風な肉体構成で面白かったです。

あと、“竜宮城なの?”とびっくりな緻密な描き込みの
ヤコボ・ズッキ『アメリカ大陸発見の寓意』は
なんかシュールで、ちょっとダリ入っててw好きかもー。

3つめの「カラバッジオの時代」コーナーにあった
デ・リべーラの『物乞い』は、キャンバスから出てきそうなリアリティで
目が吸い寄せられました。
グエルチーノの『放蕩息子』もよかったなー。

そこここに、ボルゲーゼ美術館での展示状況が大型写真で
紹介されているんですが、
すごく素敵で俄然行きたくなってしまいました。

非常に数少ない海外での美術館体験では
ウフィツィ美術館(ビーナス誕生&春♪)と
プラド美術館(ボッシュ、クラナッハ、ゴヤ♪)、
あとはテートギャラリー(ラファエル前派♪)が、どまん中で、
いずれもアートの住む世界に人間のほうがアリスのように
紛れ込むような感じで、味わい深い。
そういう中で観ると、絵画はホグワーツ魔法魔術学校の如く
呼吸してる気がする。

ボルゲーゼ美術館もきっと同じ空気。
機会があったら行ってみたいなぁー!!

・・・ほーとー息子に学費他がかかる間はムリっぽいですが(涙;)
はやく自立してもらって投資回収させてほしいっす!<できるのか???

と、最後は夢のないお話で終ってすみまソン;;

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