鼠喰いのひとりごと

DL系フリーゲームや本や映画などの感想を徒然に

ハッピーハッピーハロウィン

2016-10-13 13:13:31 | フリーゲーム(ファンタジー)
ハッピーハッピーハロウィン」 お菓子配り作業ゲー・ハロウィン
制作者:イシル様

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オバケは出てきますが、内容はほんわり可愛い感じなので、ファンタジーカテゴリで!
可愛らしい子猫ちゃんが、オバケの街の住人達にお菓子を配るゲーム。
1~2時間でサックリ終われるので、ちょっとしたお暇な時間におすすめです。

えー、まずはカボチャを作ります。
別に肥料がなくても放置で育つので、森に入るのは最初のうちだけ~
のちのち、吸血鬼にイジワルされますが、
無理してキノコ採りに行く必要はございません!

ある程度できたら、イベントが起こって、家具を作って売れるようになりますので、
あとはカボチャ作る→家具作る→売る→菓子材料購入→菓子作る、の繰り返しです。
卵牛乳砂糖がジミ~に高くて、大量に必要になりますんで、
まずは家具を20個くらい作って、一気に売るのも手。

たま~に店に、買い取り専門のカボチをャ頭が現れますが、
品を指定したうえで一種・一個づつしか買ってくれないので、
狙っていかなくてもいいんじゃないかな?

街の人は、それぞれ好みのお菓子がありますので、
話をよく聞いたうえで、お菓子を渡しましょう。
間違えずに大好物のお菓子を全員に配ると、エンディングが変化します。

画面が見ずらいので、住人どこー?と探すのが結構大変。
配った人数は、ユウェンスの館にいるむにゃんこが教えてくれます。
…ま、大体、全種7個くらいづつ作れば足りるんじゃないかな~


MV製なので、マシンによっては長時間プレイしていると、
どんどん重くなってカクカクしてくるかもしれません。
何か表示が遅くなったと感じたら、
セーブして一度ゲーム終了&再立ち上げすると良いですよ~

デスパレートマンション

2016-10-09 18:23:00 | フリーゲーム(ホラー)
デスパレートマンション」 探索ゲー・殺人鬼のいる館から脱出せよ
制作者:スパイ03様(Twitter

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ファミコン時代のようなドット絵と、ピコピコ音楽が懐かしい。
シナリオも、雨宿りのために訪れた洋館で、
殺人鬼に閉じ込められてしまう…という、レトロな感じで、
なんとなーくノスタルジックな気分で最後までプレイできました。

いちおう、デスパレート・エンドと、デザイア・エンドはクリア。
エンド数書いてないんでわからないんですが、
別な職業選ぶと、何か違うエンドになったりするのかの?
(ちなみに、私はトラックドライバーにしました)

難易度は…難しいような、簡単なような…?
敵を倒すと貰えるアイテムが何気に重要で、
特に「諸刃の剣」と「宇宙シュリケン」は便利です。
たくさんあると、ボス戦が楽になりますので、積極的に集めましょう。

HP回復アイテムはありません。
同行キャラの「応援」で少しだけ回復しますが、
大きく回復する場合は、SP消費の「応急処置」や「治療」しかないので、
気をつけませう。ちなみに、SP回復アイテムもないっす。
なので、前半はちょっと大変だと思いますが~
後半になると、回復ポイントの電池がコインで買えるようになりますので、
かなり楽になるかと。

ちなみにレベルはLV10でカンスト。
ラスボスは連戦もあって、けっこうギリギリの戦いになりますんで、準備は大事~。
次の戦闘に備え「特定のメンバーのHP/SPを温存する」必要もあったり。

ラスボス手前あたりから先は連戦&初見殺し的な展開で、
何回かやりなおしましたが、それ以外は割と楽に攻略できました。
楽には倒せないけど、コツを掴めばどってことなかったり、
特定のアイテムや、特定の技があると楽に進めたり、
ゲームバランスがすごくイイ感じに調整されてる気がします。

ファミコン世代の人も、そうでない人も、
興味をひかれた方はぜひどうぞ~^^

もちんばあつめ

2016-10-07 14:40:58 | フリーゲーム(その他)
もちんばあつめ」 刀剣乱舞二次創作ゲーム・探索ADV
制作者:ang様(twitter

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とうらぶ、やたらあちこちでイケメン広告を見かけるので、
ゲーム名だけは知ってますが…内容知らないのですよね~
確か、擬人化した剣キャラを集めて戦うカードゲーム?

なので、この主人公がどういう存在なのか、
「もちんば」が何なのか、サブキャラがどういう立ち位置なのかも、
よくわからないわけですが…

ですが、ですが…スクショを見てもらったらわかる通り。
超!美!麗!なグラフィックにつられまして、
今回プレイしてみましたよと。

で、わからないなりに面白かったです。
狭いマップの割に、イベント多め。やりごたえがありました。
戦闘も、プレイの仕方によってはなかなか勝てなかったり。
…この必殺技って、実際に「とうらぶ」やってる人なら予想つくんですかね?
最初出たときびっくりしたわ…;

ゲーム中、やることは大きく分けて3つです。
一つ、「もちんば」を集めること。
二つ、集めたもちんばに、ごはんを与えること。
三つ、前二つを終えると、もちんばが連れ歩けるようになるので、
   そのうえで、それまで行けなかったところに行くこと。

エンディングは一つなので、とりあえず10人集めさえすれば、
終われることは終われるんですが…

二つ目までクリアすると、エンディングイラストが変わり、
三つ目までクリアすると、オマケギャラリーがオープンします。
ギャラリーでは、作中の美しいイラストが存分に拝めますので、
三つ目までクリアをおすすめしますよ!

いちおうヒントを出しますとですね。

・濡れたらおひなたぼっこ
・キノコは山道の途中に。保護色になってるからよく見て!
・馬は下から回れ。
・着ているものを脱ぐには、脱いだものを掛ける場所が必要
・戦闘は全てクリアせよ。

ってとこですかね~
特定のアイテムを持っていないと、イベが起きなかったり、
特定の人を連れてないと、手に入らないアイテムがありますんで、
いろんなパターンでウロウロしてみましょう。



それにしても、庭の「花の匂いじゃない甘い匂い」って何だろう?
あれだけよくわからなかったな…


紋華繚乱

2016-10-06 14:56:58 | フリーゲーム(ホラー)
「紋華繚乱」 謎解き和風ホラーADV
制作者:鯉心様(製作ブログ

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柳太郎伝記シリーズの作者様ですねー、
今回は、可愛いお姫様と、それを守る4人の忍「紋華隊」のお話です。

謎解きアクションとも、程好い感じで、サックリプレイできました。
それぞれの忍の得意技がそれぞれ違っているのが面白い。
直接攻撃できたり、変身できたり、爆弾が使えたり、拳でものが壊せたり。
その時々で、持てる技をうまく使いながら、連れ去られてしまった姫を探します。

とりあえず、一番悩んだのは、足を怪我した七宝を連れて逃げるところかな…
ここ、積み上げた箱を崩して、敵を足止めするんですけど…
最初、詰んだ箱の裏に回り込まないと崩せないって思ってたんです。
しかし、それだと、どうしても間に合わなくて、おかしい…と思っていたら、
なんのことはない、真ん中通りながら触ればいいだけでしたわよ。

シナリオ的には、さらわれたお姫様→封印を解かれたバケモノ→
お姫様を守って戦う忍たち、という流れなんですが、
啄木鳥さんの影が薄いのが若干残念な気がしました。
なにかこう……話の本筋はどこにあるのか…ぼやける感、が。
いえ、確かに姫はラストで無事に帰れるんですけど、
それ以外は、スッキリ解決って感じじゃなかったので。

啄木鳥も、あんな強引に連れ込んだ割には、さほどグイグイくるわけでもなく、
中途半端なまま放り出されてしまっているし、
敵キャラのあの人も「もとはこういう人だった」なんて話があったので、
氏素性因縁、なぜ啄木鳥の首に拘るのか、などなど、
後で真相がわかるのかなぁ、と思っていただけに…
えっ終わり?という気分に…

(結局のところ、あの敵キャラの行動って、
 惚れた相手の○○ほしいってことなんですかね…?)

まあ、タイトルから考えてもメインは「紋華隊の活躍」だろうし、
そこは、それぞれきちんと見せ場もあって、とても面白かったんですが…
んー。これってもしかして、続編があるパターン?
姫の最後の「やりたいことがある」発言も、
作中、なんの手がかりもなかった…ですよね?

ぜひとも、続編を作って、紋華隊にはもう一花も二花も咲かせていただきたいです。
もし出番がまだあるなら、次は啄木鳥にぜひとも人型(イケメンに限る)を!

それにしても、今作はキャラの年齢が、若干高めに見えますねぇ…
年若いお姫様を守る、オトナの忍か……うむ、良いね!!

夏幽霊 -ナツユーレイ-

2016-10-05 18:10:24 | フリーゲーム(ホラー)
夏幽霊 -ナツユーレイ-」 逃げゲー・衝撃の二周目
制作者:外神ミヤコ(twitter)

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迷路みたいに入り組んだ夜の住宅街で、
冗談みたいな恰好をしたユーレイに追いかけられるゲームです。

とにかく町が広くって!!
ただえさえ視界が狭いのに、走るとさらに周囲見えないし、
行先ガイドがなかったら、絶対クリアできなかったっす。
ちょっとしたコーンや工事現場のフェンスくらい蹴り倒せよ!とか、
思ってしまった…

ユーレイは足が速くて、判定もキビシイ。
触るか触らないかくらいで、すぐゲームオーバーなので、
常に十分、距離を取るようにしてくださいー。

自分の家に帰れば一応クリア…なのです、が。
実は最後に「自分の家」があるのに気付かず、
次の行先どこー?と、しばらく悩みました。
だって、自宅前でもガイド矢印出るんだもの…

帰り着くと、そこからは、実話怪談っぽいエピソードに続きます。
一周目は、定番の終わり方ですが、
一度クリアして、クリアデータから二周目を始めると、
最後に衝撃の展開が…

2周目では、オバケが一切出てこない「お散歩モード」が選べますので、
逃げが苦手な方はこちらでどうぞ!


夏がアレで、秋がアレ、となると…
冬と春は何を持って出てくるのかなぁ…


夜は小さな二人のために

2016-10-05 10:15:57 | フリーゲーム(乙女)
「夜は小さな二人のために」 主人公はコウモリ少女・ほっこり
制作者:藍原ユウキ様(プロキオン

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続けて、同作者様の同シリーズ作品もご紹介っ
「にえひつ」はラブラブあまあまな感じでしたが、
こちらのゲームは、なんとも微笑ましい仕上がりです。

以下は某所に投下した感想より。
いつも通り、オレンジ字は今回のつけたしね。

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主人公の女の子がコウモリ、旅の道連れはオオカミ、
彼女を待つ王子様??は吸血鬼と、
半分以上が人外キャラの物語は、まるで素敵なおとぎばなし。
ハロウィンにぴったりな、可愛いゲームでした。

冒頭からヒロインがコウモリ姿ですからね…
それはそれで可愛いですけどw
そしてクローのもふもふ感。犬系って癒される…
冒頭だけ見ると「…乙女?」と首捻るところもあるかもですが、
ぜひぜひ、最後までプレイしてください。


内容は「ほんのり乙女向け」と仰るとおり、
二つのエンドはどちらも微笑ましい終わり方なのですが、
攻略?キャラにときめくというよりも、
鈍感なコウモリ少女・トリスちゃんと、不器用なレトくんとを
生暖かく見守るゲームといえましょう。
何この二人可愛すぎる。
プレイしてて、後半はニヤニヤがとまりませんでした。

トリスちゃん、実は最初に人間姿を見た時の感想は
「…ちょっと地味?」だったんですが(すいません;)
この子、すごく性格が良い子なんですよね。
プレイするにつれて、どんどん可愛く見えてきて、
地味→素朴でナチュラル系かわいい子、に認識チェンジ。

一応、攻略対象?はいるんですけど、
なにしろ大本命?のレトくんが背後に控えておりますのでね。
この二人にトリスちゃんの気持ちが傾いてしまったら、
その先はかなりコワイことになりそうな気もします。
たぶん、一気にシリアスダークな血塗れ展開に……

…うん、ちょっと見たい気もする…(えっ?


最後までプレイすると、コウモリやらオオカミのキャラグラが、
すごく可愛く見えてくること間違いなしです。

ほのぼの・人外好きな女性におすすめです~
正統派?乙女ゲ好きな方には前作「贄羊」も良いと思います^^

難を言えば、はっきりヒロインが固定してるので、
自己投影型のゲームが好きな乙女様にはつらいかな。
乙女ゲというより、普通にファンタジー系の少女漫画を読むつもりで
プレイすると良いかもですよ~

両方おすすめです^^


贄の羊に牙を立てて

2016-10-05 09:32:01 | フリーゲーム(乙女)
「贄の羊に牙を立てて」 吸血鬼と生贄・ダークファンタジー・あまあま
制作者:藍原ユウキ様(プロキオン

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10月といえばハロウィンの月!
というわけで、とびきり甘いゲームをお一つ。

それまで公開されていた同作者様のゲームで、
私が知ってるものって、どれもそれほど糖度が高くなかった…んですよね。
プレイしたゲームがたまたまそうだったのかもしれませんが、
むしろ抑えた感じの描写で、甘いけれどほろ苦い、みたいな…
そういう恋愛を描かれる方なのかな~と思っていました。

なので、初見でこれをプレイしたときはびっくりしましたねぇ。
こういうのも創れる方だったんだって。

直接的な言葉や描写はさほどないのに、
プレイしていて、ものすごく恥ずかしい気分にさせられる…
うん、まあ、吸血鬼と生贄、っていうテーマのせいもあるのかな?

吸血鬼のプルートは、まったりのほほんとした草食系っぽい態度ですが、
別に気が弱いわけではなく、これはいわゆる「強者の余裕」の性格設定。
対するマリちゃんは、言葉使いも行動も普通めの女の子でありながら、
プルートに対する態度が、とてもかわいい。
媚びてもいないし、「可愛く見せようとしている」感じもしないのに、
無自覚な状態で可愛いとかあざといな!

一部のエンドを除き、最初から最後までほぼ二人だけで、
「食べる」「食べない」とイチャイチャするゲームです。

可愛いのでおすすめですよ~

一週間戦争

2016-10-05 00:33:03 | フリーゲーム(ファンタジー)
「一週間戦争」 とにかく熱い!・少年漫画風ファンタジー
制作者:storick様(CAT END TURN

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中世ファンタジー世界を舞台にした、ミッション消化型のゲームですー。
内容は戦争がテーマの群像劇で、なかなか熱くて重い!
少年漫画風の盛り上げと見せ場が多くて、カッコよいのですよ!

初出は2010年?私がプレイしたのは3、4年たったころくらいかな?
作者様のサイトをのぞいてみたら、
グラフィックを一新したリメイクバージョンを作ってらっしゃる気配ですー。
私的には、今の絵もすごく好きですけどね…
確かに、粗削りで整ってはいないけれど、その分、迫力と気合が凄いもの。

このへんは、下手にスクリーンショットを見るよりも、
実際にゲームをプレイして見てみてほしい。
ほら、写真だとそんな美人じゃないのに、
目の前で動いてると、すごく目を引く人っているじゃない?
このゲームのグラフィックが、まさにそれ!
作中で見ると、すごく合っているし、どんどん魅力的に見えてくるのですよ。
一つ一つのシーンの差分も物凄く多くて…よくこんなに描いたよなぁ…と。
最終章であの子が死ぬシーンとか、表情変化が細かくてびっくりだったわ…

グラフィックの迫力をさらに後押しするのは、熱いシナリオと、
それぞれのキャラの特性に合わせて変えている、ゲームシステム。

あらすじをざっくり言えば、一つの戦いの物語を、
4人の主人公の目線でたどらせることで、いろんな方向から見ていこう、
という感じの話なのですが。
まあ、趣旨がソレなので、毎回毎回とにかく戦うことになります。
けれど、その「戦い方」が、キャラごとに全く違うのですよね。

たとえば一兵士なら、乱戦になった戦場での戦闘ゲームを。
復讐に燃える殺人鬼なら、時間制限&ノルマ付きの殺戮ゲームを。
軍師ならば、軍隊と隊長とを率いて敵軍と戦わせる、集団戦闘を。
アサシンならば、拠点防衛戦を、と、それぞれの立場の特性に合わせた、
バラエティ豊かなゲームになっちょります。

そこで語られる人間模様と、
それぞれの立ち位置からの、「戦い・争い」への想いが、
なかなか深いと思いました。
少年漫画っぽい展開なので、色々極端な部分もあるんですが、それもまたよし!
どのキャラも基本「悩みはあっても迷いはない」感じの
一本気な性格なのも好感持てますね~
あと、忘れちゃいけないのが、戦闘時のBGM。
どれも吹っ切れててカッコいい。楽しく戦闘できました。

ただ、難を言えば……戦闘がメインのゲームとは、いえ、
最終話の戦闘シーンは…ちょっと長すぎて辛かった…
10回くらい当てないと倒せないとか、すでに必殺技じゃないよ;



この物語の4人の主人公のうち、一番の根幹をなすエルミイ・ルート。
なにしろ、最終章が最終章だったので! 一番心に残りました。
他キャラはみな、性格や行動に大きな落差がない中で、
彼女だけは、多くの複雑な感情と、表情の変化とを見せてくれて、
印象が二転三転する感じも楽しかったです。

なまじ頭が良くて才能があったばかりに、
普通なら不可能なことが可能になってしまった…なんて、悲劇ですやね。
人間は、できないと最初からわかってることに、それほど固執しやしない。
それが「できる」だけの実力があったからこそ、諦められなかったのでしょう。
もしエルミイに、軍師としての才能なんかなくて、普通の女の子だったら…
たとえ国は救われなくても、もっと違う未来があったかもしれない、なんて。

ちなみに私が好きなキャラは…ウィズベック!
鈍感で大雑把だけれど情に篤くて、面倒見もいい。
剛腕&剛剣コンビ、いいわぁ…


苦しみの無い世界

2016-10-03 11:06:16 | フリーゲーム(SF)
苦しみの無い世界」 淡々と魚と会話するゲー
制作者:キノクラ様(漂い停留所

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さっくりした短編でありながら、不思議な余韻を残すゲームを作られる、
キノクラ様の新作です。

今作は、水音とゆったり眠くなるBGM、青みがかった暗めの照明、と、
いかにも「ここでゆっくりお休みなさい」という雰囲気で進んでいくゲーム。
マップは自室のみ。
できることは部屋のアイテムを調べることと、水槽の魚と会話することだけ。
そうして日々を過ごし、最後に、主人公が選ぶ道は…さてさて。

エンドは2種ありますが…どちらも暗いっす。
ゲームを始めたときから、なんとなく漂う閉塞感は、
物語の終盤で、理由が明らかになります。
苦しみがない平和な世界って…つまりは刺激が何もないってことなんですかね~
「平和な世界」は水槽の中だけにしか実現せず、
その代わり、そこにそれ以上の発展は望めない?
けれど、自由を求めて出て行った先は、楽園ではありえなくて。

自分だったらどっちを選ぶかな…
わりと一人でいるのが苦にならないタイプなので、
現状を変えようとする気力もなく、そのままの暮らしを続けるかもしれない。
本が無制限に読めるなら、それだけで天国って気もするし。
ただ、魚あんまり興味ないから、お話し相手は他の動物にチェンジで。
わんことかにゃんことかインコとか。

そうそう、魚といえば、昔「シーマン」というゲームがセガでありましてね。
音声認識システムがついていて、実際に会話してる感覚で、
人面魚と触れ合えるゲームだったのですが…
今作プレイしていて、なんとなくソレを思い出しました。

シーマン、キモい外見で口も相当悪い魚でしたけど、
不思議と、時々、哲学的だったり、ちょっとイイ発言もあって、
なかなか面白いシステムだったんですよね~
あれを今の技術で本気で開発したら「2次元俺の嫁」が実現しないだろうか…
(↑方向性が不純)




以下、ちょっとネタバレ感想。

確かに、人間の行動を精神活動だけに限定するなら、
ずいぶんとエネルギーの節約にはなりそうですかね。
動き回らないから環境を汚すこともなく、ごみも出ず、
食べ物も味や好き嫌いを考慮する必要もない。
自分勝手に繁殖できなければ、頭数管理も簡単でしょうな~
充実や生きがいは、その人に合ったものを仮想空間で手に入れられれば、
きっと文句も出ない。

人間という種の存続という意味では行き詰りかもしれませんが…
ある意味、地球に対しては優しい世界、なの、かもしれない?