鼠喰いのひとりごと

DL系フリーゲームや本や映画などの感想を徒然に

最近読んだのは…

2006-09-13 04:11:31 | 雑事

いつの間にやら一週間。
最近、きちんと夜中は寝ていたのですよ。偉いでしょ。
(子供かお前は)

最近読んだのは、
「イン・ザ・プール」 奥田英朗
「平面いぬ」乙一
「”It”と呼ばれた子」の幼年期と少年期。デイヴ・ペルザー
「シーラという子」トリイ・ヘイデン
「今昔続百鬼ー雲」京極夏彦
あとは覚えて無いな…

「イン・ザ・プール」面白かったっす。
伊良部はどうも読んでいてキャラが多々良大先生とカブるんですが、
濃いー感じはこちらが上(笑)
これは文庫で買ったんだけど、続編の「町長選挙」と「空中ブランコ」
はまだハードカバー…早く文庫化してくれんかな。
検索したら、漫画化もしてるんですね。もしかして有名な本だった?

「平面いぬ」…5冊くらい読んで、そろそろパターンが掴めてきました。
作品をたくさん読むと、その向こうに、書いた人間がどういう感じの人なのか、
幽霊のように浮かび上がってしまう作家さんっているもんですが、
この方はまさにそれですね…うん、でも、嫌いじゃないよ。こういうの。

「It~」実在の被虐待児の書いた、自伝…かな。
うーん、とりあえず、幼年期はあんまり内容が無いよう。
最初から最後まで幼児期の虐待の様子を延々と語られて、
唐突に時間が流れて、大人になった本人が息子とともに現れて終わり。
そして、その後のことは別冊の少年期で語られる感じ。

…なんだってわざわざ、何冊も別な本で出してるのだろう。
一作に纏めれば、内容もわかりやすいし、見やすいものを。
あと、青春編と完結編があるらしいけど、わざわざ買う気がしないなぁ。
図書館で探してみっか。

「シーラという子」Itを読んで、そーいやこんなの昔あったわ、と
図書館で借りてきた本。被虐待児繋がり。
文章としても、構成にしても、こちらのほうが数段完成度高く読みやすい。
Itはどうしても個人の視点だから、本人がどう感じたかはわかっても、
何故それが起こったかとか、そういうところはサッパリでした。
やっぱり、ある程度の客観性があったほうが、物事がわかりやすいっす。

そういや、ビリー・ミリガンに始まり、一時期凄かった多重人格モノは、
すっかり最近ナリをひそめてしまいましたね。


「今昔続百鬼ー雲」
Dr.イラブを読んだあと、同系列キャラ繋がりで読み返しました。
…個人的に、多々良先生は好きじゃない。
読みながら『だぁーーッ!また貴様は!貴様は!』って気分になるのよ(笑)
癖が強いながらも、魅力的な登場人物を書く京極で、
まさかこんな鬱陶しいキャラが現れようとは…
キレる沼上に毎回、同調&同情してしまう本です。

さて、明日は子鬼が遠足ゆえ、今日はもう寝ます。
…って朝4時だけど(笑)


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