「夢幻の館」 初見殺し・探索&アクション
制作者:真紅の息吹様
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やっと念願の自力クリアを果たしたぞ!
初期バージョンで、セーブしようと来た道を戻ったらハマるバグに遭ってやる気を失い、忙しい時期だったんでそのまま放置してましたざんす。
気が付けば修正されてましたので、再びDLしなおして再プレイ。
…いや、時間かかりましたー。
こんなにボリュームのある、やりがいのある探索ゲーは久しぶり!
ほとんどのオブジェクトが調べることができて、一つ一つ、個別の文章がつけられているので、部屋を一通り調べてまわるだけでも、かなり面白い~
シナリオ的には、「不思議な館に誘い込まれたので脱出しよう」ってだけなんですが、マップは広く部屋数も多く、謎解きもアクションもバラエティに富んでいて、とても楽しかったです。
ゲームとしては、ほぼ一本道で、その時できることを全部やればいいだけ、なんですが…
ものごっつい死に覚えゲーなんですよね。コレ。初見殺しめっちゃ多し!
一仕事終えて、油断した時の不意打ちとか、どこに逃げればいいかわからない迷路の逃げイベとか。
逃げもけっこう長めで、しつこくねちっこく追撃してきますので、苦手さんはけっこう大変!
アクション下手な私の場合、死にポイント1個につき3回くらいやりなおすので、余計にプレイ時間がかさみましたわ…
あと謎解きも、アイテム持ってるだけだと使ってくれないんですよね。
いちいち「ここかな?」って場所で選択して使用しないとだめだったり。
水汲む場所とか、けっこう悩んだわ…
もちろん、鍵も、扉の前に立って使わないと開かないので注意のこと。
エンドは全部で5つ。
一番いいエンドを見るには、3つのキーアイテムが必要です。
うち一つは探す場所のヒントが出てきますし、一つは普通に探索してれば手に入ります。
ただ、残る一つ…最後に手に入るアレが、私にはさっぱりわかりませんでした。
結局実況のお世話になりましたが…どっかにこれ、ヒントありました?
残りのエンドは大別して2ルートに分かれますが、その分岐ポイントは、途中で人形を同行させるかどうか、です。
とはいえ…ここ、それまでの手記や日記を読んでいたら、無下に断れないよねぇ…
この部分だけでなくこのゲーム全体に言えることですが、プレイしていて、とても人間心理をついている…というか、プレイヤーの誘導(あるいは嵌め技)がうまい作者様だと感じました。
この伏線で、この情報をここで出し、それに基づいてこう行動するだろうプレイヤーを…ここで抹殺!
みたいな展開が多すぎて、そのたび気持いいくらい見事に殺されるのが、むしろスゴいなと。
(単に私が単純なのかもしれないが…;)
しかし…セーブデータのワクが4つしかないのは、プレイヤー泣かせでした。
分岐ポイントがけっこう中盤にあるため(大体ヒマワリあたりとカボチャあたり)アクションごとに細々セーブしてると、大体初回は「もうあんな前まで戻れない」と泣くことに…
たぶん、作者さん的には、一回は最初からやりなおさせること前提で作ってるとみた。
でも、二周目だと、1周目ではわからなかった部分に目が行くんで、これはこれで面白いかも…
一番最初の寝室に、さりげに黒い水晶飾ってあるとか…
オープニングの、館に入る前段階から、エンド後に家に帰る道、そして帰ってからの展開に至るまで、手抜きなく丁寧に作られているゲームでした。
おすすめですよ~^^