現在進められている鷺沼4・5丁目の区画整理事業について、このブログでも「また習志野市の貴重な遺跡がつぶされる」ということで投稿がありました。
貴重な遺跡がまた潰(つぶ)される?(鷺沼区画整理事業) - 住みたい習志野
この鷺沼開発計画について、市民の方から、以下の情報提供をいただきました。
鷺沼土地区画整理地の都市計画道路は見直すべき
鷺沼4・5丁目地区で計画されている土地区画整理事業、下図のピンクのエリアです。(都市計画道路、用途指定変更などは習志野市が決定)
現在はほとんど畑です。
習志野市のルーツとも言えるこのエリアには習志野市の貴重な史跡が沢山あり、また市民の方たちが手軽に楽しめる市民農園など豊かな自然にも恵まれています。
山縣飛行士殉空の地(やまがたひこうしじゅんくうのち)碑
八剱(やつるぎ)神社
市の市民農園や地元の方の市民農園
地元もビックリ!便利になるはずだった都市計画道路の「橋」と「道路」が廃止されてしまった?
当初は国道14号線から北に延びた都市計画道路が梅林園の方に延びた道路と合流する予定、ということで地元の方たちも「長年の悲願が実現する」と喜んでいましたが、習志野市がこの道路計画を変更してしまいました。
下図の黒い太線の部分に橋と道路ができて、京成大久保駅から梅林園につながる道路と連結するはずでしたが、市の言う通り丸ごと廃線になれば、道路が北と南に寸断されることになります。
「市民になるべく計画を知られないように」ことを進める習志野市
しかも、この計画の変更について、本来は地元市民の合意が必要なのに、習志野市はいつもの「秘密主義」で「市民が知らないうちに」ことを進めようとしています。
この手続き等について、「市民に知られないよう」広報習志野の「小さい」記事でだけ知らせる(ほとんどの市民がそんな記事に気づかない)という、いやらしいやり方をしています。
「広報習志野」昨年11月1日号
こんな重大な道路廃止を決めたのに、広報ではこれだけの「だれも道路廃止のことだとは気づかない」小さな記事。昨年12月の公聴会で地元市民の方が「11月1日の広報習志野で、梅林園から鷺沼4丁目の跨線橋までの道路区間が廃止になったことをわかった人はいるのか。私はわからなかった」と発言されています。
「広報習志野」6月1日号
こんな小さい記事で、しかも「公述申し立てがあった場合、7月9日(土)午後1時から公聴会を行う」と小さな字で書いてあります。翌日の7月10日が参院選投票日ですから、市民も議員も動けない、選挙のドサクサにまぎれて形だけ「意見を言わせる」、という姿勢には不信しか感じられません。
「広報習志野」6月15日号
そしてその説明会を6月24日(金)25日(土)に行う、というお知らせも、わずか9日前の広報の小さい記事で「そっと」知らせる、というやり方。どこまで市民をないがしろにするのでしょうか?
昨年12月の公聴会でも反対論ばかり
昨年12月5日に行われた公聴会での市民の皆さんの発言抜粋です。
これが市民の声です。
習志野市の「秘密主義」、市民の声に耳を貸そうとしない姿勢、いったいいつになったら終わるのでしょうか?
そして、こうした地元や市民の声をよそに、7月1日号の広報習志野には、「もう決まってしまったこと」としてこんな記事が載っています。
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工事が完成したら、もう取り返しがつかない。
奏の杜も、学齢期の子どもの計画人口を異常に低く見積り、できてから小学校が足りないで、路線バスで通学させる。
都市計画道路は、14号の手前で途切れて、14号の手前で渋滞する。 職員に専門家がいないのも問題なら、市民の意見を参考にして、専門家に相談すべきだろう。 都市計画は、今後何百年もの市民の生活に大きな影響を与える。 公聴会やパブコメを形骸化させてどうする?
開発者に市民の立場から、見直しを要求できるのは、市長しかできない。
ほんと、ダメだね。
また用地買収の難しさは近年になってはじめてわかるものでもない。
だから鷺沼地区の新造成地域側の都合に合わせているのではないか。であれば、これまで税金を支払ってきた市民を馬鹿にした話だ。大久保の南側地区から湾岸エリアまで一本で行けるという便益を損ねてしまったことは、数十年の楽しみを奪い、土地の価値も損ねてしまった。