夢職で 高貴高齢者の 叫び

          

映画 杉原千畝スギハラチウネ

2016年01月13日 | 戦争とは何か?

 杉原千畝スギハラチウネ


 映画「杉原千畝スギハラチウネ」を観た。

 ナチスに追われ、ポーランド等欧州から逃げてくる難民。

難民の多くはユダヤ系の人たちだ。

リトアニアの日本領事館へヴィザの発行を求める難民。

領事館前は日本を通過して他国へ亡命しようとする人たちで埋まる。

大日本帝国政府はヴィザの発行を許可しない。

しかし、領事館の杉原は人道的立場から大量のヴィザを発行した。

それによって命を救われた難民の数は6,000人にものぼった。

 

 戦後、新しい日本国となったが、外務省は彼を追放した。

杉原に命を救われたユダヤの人が外務省に彼の所在を尋ねるが、そのような人はいないと返答される。

しかし、イスラエル政府はセンポと呼ばれていた千畝を探し、「諸国民の正義の人」の称号を与えた。

 

 映画では、杉原が諜報活動を行っている場面が出る。

諜報により、ドイツがソビエトに侵攻すること、その結果、敗北することを予測。

また、日本がアメリカと戦争すれば、敗戦するであろうと予測していた。

情報を収集し、多くの人々が犠牲になる戦争を阻止しようとするが、大日本帝国は彼の考えを受け入れようとしなかった。

 

 良い映画を観た。

今、杉原が存命ならば、日本の将来がどのようになるであろうか、尋ねたいものだ。