夢職で 高貴高齢者の 叫び

          

ナッツ&ピザトースト&大福

2015年03月19日 | 俺の女房は- - -

女房と二人で最近できたコーヒー店に入った。

超満員で待たされ、やっと席に着く。

周囲を見るとほとんどが女性だ。

男性を見つけた。若いカップル二組ほどだ。

それに、奥様に従うようについてきた初老の男性。(俺もそうだけど)

メニューを見るとカタカナ文字だらけで俺には理解できない。

注文は女房まかせだ。

   コーヒーと小皿が運ばれてきた。

 

   小さい袋が小皿にのっている。これは何だ??


 

   開けて見た。

   ナッツか。数えたら11粒。

某国の御姫様だったら何と言うだろうか?

店長を引きずり出して

ナッツは袋から取り出し、皿にのせろ!!」と怒鳴り、店から追い出すかも?


   ピザトースト

焼いた食パン2枚を重ねて、下のパンにはいり玉子のようなものがのっていて、上のパンにはチーズやトマト、ピーマンなどがのっている。

ピザトーストと呼ぶそうな。俺は初めて食べた。

周りは女性たちのおしゃべりの渦。

何を話しているのやら大勢だから騒音だ。

うるさくて俺は落ち着かない。

彼女たちは平気なんだなあ。

俺の女房も女子会とやらの食事で騒音の中でおしゃべりしているのか。

耳が良いのだな。素晴らしい聴力だ。

   

   騒音から逃れて静かな我が家に帰った。

   俺は女房に話しかけたが返事がない。

   たぶん、いつものように「お茶」と言われるのが嫌で、聴こえないふりをしているのか、本当に聴こえないのか分からない。

   あの、女子会という騒音のなかでの会話ができるはずなのに、俺の言葉は聴こえないのか。

   騒音のせいで難聴になったのか。

   ま、俺は良心的に考えて聴こえていないものと判断しよう。

   やむを得ず、俺は自分独りでお茶を入れた。

   松島で土産に買ってきた大福をテーブルに用意した。

   そろそろ賞味期限が切れそうな大福だ。

   

   俺は女房へ小声で言った。

   「お茶で大福食べよう」と。

   女房はすぐテーブルに来た。

   聴こえているのだ。