カープ４－０ドラゴンズ
多くの指揮官が何度も口にしたセリフ。
「相手に得点を与えなければ負けない」、そしてもう一つ
「点が取れなきゃ勝てない」
このバランスが保てなければシーズンは戦えません。
仮に・・・、
相手強力打線を1点に抑えたとしても、味方打線が0点ならば負け。
味方打線が爆発して8点取ったとしても、投手陣崩壊で9失点したら負け。
逆に言えば1得点でも勝つ時は勝つ、8得点しても負ける時は負ける。
「投打のバランス」「投打の歯車」
今我らがカープはその調和を失いかけている・・・。
大混戦の中でのプレッシャーか、はたまたチームの前にそびえ立つ5割への巨大な壁のせいか。
今まさに大ピンチの赤ヘルを・・・、「エースと4番」、二人の健太が救ってくれました。
「あまり調子は良くなかったんですけど、
守りと攻撃で野手の人にかなり助けてもらいました。
本来のピッチングではなかったですけど、勝てたことが一番良かったです。
今は充実した日々が送れています。
ファンの皆さんと一緒にドキドキした日々を送れるように頑張っていきます。」
昨年はシーズン半ば過ぎで一度失速、戦線離脱もありました。
それでも15勝、防御率2.21の成績を残した前田健太。
今季は満足な成績ではありませんが、ここに来て頼もしさが戻ってきました。
7回無失点で8勝目。残り登板試合、全部勝とうではありませんか！
そんな健太をバットで援護したもう一人の健太。
初回無死満塁、3回1死満塁と目下打点王の栗原健太にとっては絶好のバッターボックスではありましたがともに凡退。
得点圏打率はまずまずの栗原ですがそうそう毎回打てるわけではありません。
でも、余りにも痛い凡打。
挽回のチャンスは5回に訪れました。
4回に天谷のタイムリーで先制したあと、0-1からレフトスタンドへ第13号2ラン！
「前の２打席では力んでいた。マエケンが頑張っている中で、何とかしたかった。」
これで13号68打点の栗原健太。ライオンズのおかわり君こと中村の37本塁打88打点には遠く及びませんが、
それでも8月以降は十分4番の重責を果たしています。
チームの顔である二人の健太が活躍した勝利ではありますが、
野村監督が3安打＆好守の木村も殊勲者として挙げていました。
木村の内野安打、赤松のホームへの好走塁など今日は「機動力」も随所に見られた試合だったようです。
木村のコメント。
「僕は僕の仕事をするだけなので、東出がいっぱい出てくれて、
バントをきっちりしようと思ったら、ラッキーにヒットになってくれました。
（４回に守備で好プレーもあったが？）
健太が一生懸命投げていて、
健太で負けるとチームが乗っていけないので、一生懸命守りました。
（上位争いをしているが？）
自分たちが成長できるような、厳しい場面で試合をさせてもらっている。
憶することなくみんなやれています。
負けることもあると思いますけど、充実してやっていけてると思います。」
1,2番で6安打ですか、なら勝てますね！
憶することなくみんなやれている
その言葉、安心しました。
混戦争いのプレッシャー、立ちはだかる5割の壁。
ここまで奮闘してきましたがそろそろ息切れ、とも感じる今日この頃でしたが、
チームはまだまだ元気が残っているようです！
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