イギリス/ストックポート日報 《England/ Daily Stockport》

イギリス北西部の歴史ある街、ストックポート Stockportから(ほぼ)日替わりでお送りする、イギリス生活のあれこれ。

甘いだけが能じゃない、かすかに酸味もある新しい品種、イギリスのリンゴ!

2017年02月04日 09時00分00秒 | 英国の野菜、果物
また、りんごです。


りんご王国、イギリス国産のリンゴ・・・スーパーで、イギリス国旗のプリントしてあるポリフィルムにつつまれて売られていました。

6個で1ポンド70ペンスはかなり高めです。

リンゴに目のない私は、聞いたことのない新しい名前に惹かれて買っちゃいました。

カンツィー Kanzi。一瞬、漢字?感じ?日本語を思いうかべましたが、「カンジ」のつづりは kanji のはずだと気がつきました。

調べたら、スワヒリ語で「秘宝」の意味だそうです。

ベルギーでつくられた新しい品種です。イギリスではおなじみのギャーラ gala と、ブレイバーン braeburn の掛け合わせで、両方の品種のいいところだけを採った夢の品種だそうです。


(ギャーラとブレイバーンについては、またご紹介する機会があると思います)

カンツィーは登録商標で、この品種を栽培販売するには権利を申請しなくてはならないようです。
イギリスの権利保有会社のウェッブサイトに登録申し込みができる案内を見つけました。

ヨーロッパで、2006年に市販が開始。
イギリスでも収穫が始まったようです。


おなじギャーラとブレイバーンの掛け合わせで誕生したニュージーランド原産のジャズ jazz というリンゴにそっくり!
兄弟品種です。見た目は違いがわかりません。

以前書いた、「ジャズ」についての記事を読んでみてください。

水彩画で描いたようなりんご!ニュージーランドから来た甘いやつ、ジャズ2016年12月17日ブログ


小さくてお手ごろなジョナゴールド jonagold にくらべると、かなり大きめ。


(この写真のジョナゴールドはお弁当箱用、子供用に売られているミニサイズのお手ごろバージョンです。、標準サイズのものはもっと大きくて、カンツィーと同じくらいでしょう・・・。)

このカンツィー、能書きどおり、ものすごくジューシーでした。

見た目そっくりなジャズが「甘みの強さ」を売りにしているのに対して、かすかにすっぱさが際立っている気がします。
「甘さのとすっぱさが絶妙にバランスをとっている」というのが売り文句なとおり、イギリスに昔からある、甘酸っぱいリンゴが好きな人にはなつかしい、甘いリンゴが好きな子供たちにも受けそうな柔軟性のある味覚・・・といえるんでしょうか・・・?


といっても・・・・子供はやっぱり甘いだけのリンゴがすきですね。去年の暮れにちょっとの間、でまわった、あまーいりんご、ハニークリスプ honeycrisp をうちの息子が「また食べたい!」というのでさがしてみたけど、もう、どこにもありません。

季節ものだったんでしょうか、それとも期間限定のためし販売?

ハニークリスプについての記事も読んでみてください。  ↓

ミネソタ大学が開発した新種のあまーいりんご、ハニークリスプ2016年12月22日ブログ

カンツィー、断面



↓↓↓画像をクリックしてください。はい、ありがとう。

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする