イギリス/ストックポート日報 《England/ Daily Stockport》

イギリス北西部の歴史ある街、ストックポート Stockportから(ほぼ)日替わりでお送りする、イギリス生活のあれこれ。

アンティーク家具と骨董品、ガラクタ好き必見!屋内アンティークマーケット、建物もアンティーク

2017年02月28日 09時00分00秒 | マンチェスター
マンチェスターとストックポートを結ぶ国道A6沿いにある、リベンジューム・アンティーク・ヴィレッジ Levenshulme Antiques Villege


19世紀の終りごろに建てられた立派なレンガ造りの町役場がそっくり、常設のアンティーク・マーケットになっています。
上階の大講堂と、深い地階がものすごい数の古家具の大展示場になっているほか、建物の内部いっぱいに何十もある、控え室、事務室、納戸といったありとあらゆる機能の部屋がすべて、店舗として古物商にかし出されています。

小さめの部屋は、レトロやアンティークの小物やアート、工芸品、ガラクタを売る個人店舗として使われています。

40年もの歴史がある、かくれた名所です。

お隣の、石造りのもと警察署の建てものも、一階がアンティーク・ヴィレッジの一部になっています。


リベンジュームはマンチェスターの南の端の小さな町です。数十メートル歩くともうストックポート。

入ります。

階段を上がって、


階段横の、マジョリカ・タイルのデザインのバラエティーに注目。保存度も秀逸です。


階段数段を上りきったら、かわいい玄関ホール。床のタイルのモザイクも完璧です。


緑のマジョリカ・タイルは建物の内部のいたるところに貼り巡らされています。デザインも場所によってちょっとずつちがう。

振り返って、正面入り口を見たところ。


正面入り口脇の、over seers (管理人)とドアの上のすりガラスに文字の入った小部屋も、テナントが入って店舗になっています。



正面ホール脇のタタミ2畳敷ぐらいの小部屋が可愛らしい古本屋になっていました。




店主のおばさんは外に座って店番です。
お客が2人はいると店の中はいっぱいです。

私が買った小さな掘り出し物。

1950年はじめの、イギリス伝統の焼き菓子レシピ本。


Be-Ro という、セルフ‐レイジング・フラワー(ベーキング・パウダーが適量、すでに混ぜ込まれた小麦粉)を世界で最初に発売したイギリスの製粉会社の、自社製品を使ったレシピを紹介する販売促進冊子です。

ほぼ未使用。
50ペンス(70円ぐらい)・・・作ってみたいレトロなお菓子を見つけたので買ったのですが・・・ウェッブサイトで見てみたら、コンデションが同じぐらいよい、同じ版のものが 29ポンド(4、070円)で売られていました!

アンティーク・ヴィレッジの、以上一階。

明日は他の部分をお見せします。
機会を作って、レトロ・レシピ本に載っているお菓子を試しに作って載せてみますね。

乞うご期待。



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コメント (3)    この記事についてブログを書く
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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
19世紀! (八幡@若林の弟)
2017-02-28 14:10:01
未だに使えるのですね!
文京区は区役所のビルはまだ20年も経っていないのに、大規模修繕を10年かけてやるそうです。
174億円とか…。
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ここ! (Chun)
2017-02-28 18:17:15
一度行ったことがあります。
コールポートの絵皿を買いました。
日本の有田焼のような文様がお皿のふちにあり、真ん中には洋風の花が描かれていました。お店のおじさんは、日本や中国のお皿の真似をしたんだよ、と言っていましたが...
返信する
古いたてもの (江里)
2017-03-02 03:06:46
19世紀なんてぜんぜん珍しくありません!!
修繕は取壊し建てなおしよりいいです。174億円が高いのか相場なのかよくわかりません、新築するより安そうね。

オリンピック競技場を取壊したのは惜しかった!たったの50年。丹下健三!
Chunさんの知らないマンチェスターあたりの名所を維持でも探したくなる。マカスフィールドにお住まいだったChunさん、アンティークビレッジのことをどうやって知ったんですか。日本人に知られてる?
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