イギリス/ストックポート日報 《England/ Daily Stockport》

イギリス北西部の歴史ある街、ストックポート Stockportから(ほぼ)日替わりでお送りする、イギリス生活のあれこれ。

パンデミックあけで再開のマンチェスター・クリスマス・マーケット例年よりも規模と見栄えが今ひとつ、それでも満足フランス人の石鹸やさんとの再会

2022年12月15日 07時30分25秒 | マンチェスター

先週の金曜日、マンチェスターに行きました。

目当ては、名物のクリスマス・マーケット Manchester Christmas Market

あまり写真を撮りませんでした。

本来、毎年ヨーロッパの雰囲気たっぷりのメルヘンチックな出店が並ぶ、もともとのオリジナルの開催スポットのアルバート・スクエア Albert Square が塀で囲われて閉鎖されていました。

☟に記事のリンクを貼った、パンデミック前のクリスマス・マーケット記事を読んでください。

マンチェスターの冬の名物!元祖、あこがれのヨーロッパ大陸スタイルのクリスマス・マーケット、今年も食べたソーセージ!

世界最高のネオ・ゴシック様式建築例と言われる、マンチェスター市庁舎 Manchester Town Hall の非常に規模の大きい補修、増改築の真っ最中なものですから。

市庁舎はゴシック風の雰囲気たっぷりのアルバート・スクエアと1930年風のセント・ピーターズ・スクエア Saint Peter's Square に挟まれてたっています。

反対側のセント・ピーターズ・スクエア です。

 

 

 

広い街のショッピングエリアには町中に拡散された、例年通りの出店が所狭しと並んでいました。

エクスチェンジ・スクエア Exchange Square (上の2枚の写真)と、ピカディリー・ガーデンズ Piccadiry Gardens (下の写真)、セント・アンズ・スクエア Saint Ann's Square (下の写真)はマンチェスター名物、ヨーロッパ風のクリスマス・マーケットの雰囲気をがんばって出していました。

アルバート・スクエアの閉鎖を知らなかったものですから、行ってみてガッカリでした。

しかし!目当てのフランス人の石鹸屋さんが、高級ブランドショッピングエリアの例年通りの区画に出店を出していたのを見つけ、大感激です!

2019年に最後に訪れた私たち夫婦に「ブレクシットのせいで(手続きが完了後、EU諸国との交易には関税がかかることが予測されていました)私たちがここに来るのはもう終わりだね、名残惜しいね」というようなことを言っていた、店主のフランス人のおじさんにまた会えました。私たちのことをおぼえていたそうです。本当かなぁ、お世辞もあるかもしれませんが、私たちが「毎年あなたたちから石鹸をドカッと買っている」という前に、「いつも来てくれるでしょ、おぼえているよ」と言ってくれました。

例によって、オリーブ油で作った「サボン・ド・マルセイユ」500gと香りの違う浴用石鹸を12個購入しました。

(2020年はパンデミックでマーケットは開催中止、2021年には石鹸屋さんはいないだろうと予測して、行きませんでした。それ以外8年にわたって毎年石鹸を量買いしています)

能無しボリス・ジョンソン(前)首相は嘘つきで不誠実で、諸悪の根源、禍々しいブレクシットを提唱した極悪人の1人でもあるのですが、なんとかEU諸国との関税撤廃を維持することには成功しています。その点だけは見直してやっていいかもしれません。

カリッと香ばしいジャーマン・ソーセージは今回、食べませんでした。

上の写真の、セント・メアリーズ・ゲート Saint Mary's Gate にもおぼえている限り10年は同じ店が炭焼きにした本格的なジャーマン・ソーセージをホットドッグにして売っています。

私はドイツ人家族が店を出している、アルバート・スクエアでジャーマンソーセージを買って食べることにしているのです。スクエア閉鎖の今年はどこか別の場所に店開きをていたのかもしれませんが、探せませんでした。

クリスマス・マーケットの出店が並ぶセント・メアリーズ・ゲートを抜けると、古いパブが2軒。

正面は1552年から営業しているオールド・ウェリントン the Old Wellington 。右側は1738年創業のシンクレアズ・オイスター・バー Sinclair's Oyster Bar 。

どちらも1996年のIRAによるマンチェスター爆撃 Manchester Bombing 1996 の際、跡形もなく破壊されたものの破片をひとつひとつ集めて完全に復元されたマンチェスター復興のシンボルです。

爆撃当時、爆心地から遠からぬ場所にいて、かなり巻き込まれた体験を持つ私はこの場所を通るたびに胸がいっぱいになるのです。退避する時間を十分とった予告があったため、爆撃の規模が大きかったものの死者の数は0でした。

そう言えば、マンチェスターは2度もテロ爆撃を受けているのです。2度目は2017年、このすぐ近くのコンサート会場で多数の多くは未成年者の犠牲を出しています。

 

 

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2 コメント

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犬と暮らせば (浅井洋)
2022-12-15 22:11:19
いつも来てくれるでしょ、おぼえているよ

フランス人は 浮世絵が 好きだった事も有り
日本人の アッサリ した 顔だちが 好きなようです だから 貴女を 覚えていると 言ったのでは?
 フランス人は お金に細かいし 朝ご飯も 7-11で買って 公園で 座って食べてますが 日本は コンビニまで 好きだと 言って ユニクロの 安売りの GUを 大好きだって 言ってました
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浅井さんへ (江里)
2022-12-16 06:20:29
浅井さん、興味深い考察をありがとうございます
英国人と東洋人の組み合わせの私たちは目立つのかもしれません。
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