イギリス/ストックポート日報 《England/ Daily Stockport》

イギリス北西部の歴史ある街、ストックポート Stockportから(ほぼ)日替わりでお送りする、イギリス生活のあれこれ。

ロマンチックな気象現象、噴きあがったサハラ砂漠の砂が染める妖しい色の雲

2024年02月02日 08時09分16秒 | 英国の、生活のひとコマ

少し前に話題にした、サハラ砂漠の砂塵...(をたっぷり含んだ雲)再び。

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短い秋の始まりか、大雨で洗車は不要、遠いサハラ砂漠に思いをはせる気象現象

夫が夕方、「空がピンクだから見てごらん」と言ってキッチンのある1階に降りてきたので、庭に出る裏口をあけて見てみました。

ホントだ。

上の写真は2階に上がって、同じ裏庭に面した窓からガラス越しに撮りました。
 
「あ、そうだ夕焼けが見える西向きの窓から見てみよう」と3階にある寝室にいってみたら...
 
おおお、キレイ。窓越しの写真です。
 
夫が、これはサハラン・ダスト Saharan dust を含んだサハラン・ダスト・クラウド Saharan dust clouds (サハラ砂漠の砂塵雲)だと教えてくれました。
 
気流の関係で、アフリカ大陸のサハラ砂漠の砂塵が化学物資を含んだ空中に漂う粒子と一緒になって、高く高く吹きあがり欧州まで到達することがあります。
日暮れ時に、その砂塵を含んだ雲がオレンジ色に見える現象がサハラン・ダスト・クラウドです。
 
2日ぐらい前に、メット・オフィス(MET Office 気象庁)から喘息もちの人や気管や肺に疾患のある人は気をつけるように警報が出ていました。
吸い込むと、タンが絡む咳が出るそうです。
 
一階に降りて通りに出てみました。
 
 
 
 
暖房のきいた屋内から薄着で出てきたので自宅のある短い通りの始まりまで行っただけです。外は寒かったです。
 
西側の広大な空き地の上空の雲を望遠で撮ってみました。
 
(スマートフォンのカメラです。色の加工はしていません)
 
 
 
夕暮れの陽の色を反射した水彩絵の具のようなにじんだオレンジ色の雲とは大違い。毒々しい美しさです。
 
飛んでいた飛行機がオレンジ雲に吸い込まれるように見えなくなりました。オレンジ色の砂塵がジャリジャリ飛び回る中を飛行機が突き抜けて言ったのでしょうか。飛行機の窓がザラザラになったのでしょうか...気になります。
 
 
 
 
今回、ニュース番組のビデオを見て知りました。アフリカと地続きのヨーロッパ大陸はあとまわしで、まずアフリカ大陸西側の海上をうずまき状にまわりながら英国の上を通過、ヨーロッパ大陸に到達するようです。
 
降らないで通り過ぎてくれたらいいのですが。
雄大な地理ロマン!いえ、迷惑です。
 
庭やクルマが砂塵に覆われるのはやっかいなだけです。
 
 
 
コメント (3)
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