イギリス/ストックポート日報 《England/ Daily Stockport》

イギリス北西部の歴史ある街、ストックポート Stockportから(ほぼ)日替わりでお送りする、イギリス生活のあれこれ。

また戻った!今度はいよいよカエルとの対面か、オタマジャクシの育つ池、見えるのはガマ(植物)ばかり

2017年07月03日 09時00分00秒 | ストックポートとその周辺
赤ちゃんカエルを求めて、戻ってきました、うちの近所の川沿いの散歩道、ハッピー・ヴァリー Happy Valley の自然観測池。


前2回の記事です。↓

住宅街の真ん中の林の中の遊歩道のオタマジャクシの育つ池、にょろにょろ

再訪!住宅街の真ん中の林の中の遊歩道のオタマジャクシの育つ池 (脚)

前回よりはカエルに近づいたオタマジャクシ、しっぽもとれたほぼカエル…が見られるのを期待していったのですが、きらきら光る水面に浮かぶのはミズスマシや、アメンボのような昆虫ばっかり!ゲンゴロウを小さくしたような虫もいました。

天気が良くて、気持ちのいい午後でした。





カエルも脚の生えたオタマジャクシも、いない!
あ、まだ脚のない 遅れて孵化したらしい、新米オタマジャクシは何匹か見ました。

仲間と群れる前回と違い、どれも一匹行動です。

仲間はどうしたんでしょう?

前回見かけた、後ろ脚の生えたたくさんのオタマジャクシは!?

観測デッキにある木彫りの案内板によれば、brown trout (日本語で茶マス、というそうです)という淡水魚が生息しているそうです(ほんとかなぁ~、見たことは一度もありません)。食べられちゃったかな。サギの他にも野鳥もいっぱいやって来ます。

同じ「湿原」にある、もう一つか二つある、他の池にも行ってみることにします。

実はこの場所は、かなり大きな沼地なのです。
観測デッキのある自然観測池(一番上の写真)は、常に水の溜まっている、比較的深い池ですが、この草が生えている空き地全体が、いくつか池の出来損ないのような水たまりのある「沼沢地」なんです。

遠くから見たところ。


手前、右側の大木が影を落としている茂みは、花の終わった黄色い菖蒲で、根本がじっとり水につかっています。

晴天続きで比較的地面が乾いたこの日は「湿原」と呼ばれる状態でした。



沼や池など水辺に生える、ガマが草地に高く茂っています。

ガマの穂


つぼみ


茎をもってそっとゆすると、タルカムパウダーのような煙のような細かい種が飛び散ります。

この辺りは水に浸っています。


あぶなくないかって?
実は、危ないです!

足元によっぽど気を付けないと、泥沼にずぶずぶ…ということになりかねません。
上の観測池は、柵こそありませんが、池の端が比較的しっかりしていますが、そのほかの湿原に点在する小さい池は天候や地面の乾き具合によって、深さはもちろん、池の大きさや形も変化しています。




おやおや、びっくり!


危険を冒して(とまで言うと大げさですが)たどり着いた、隣の池には立派な白い睡蓮が花盛り!!

観測池には小さい黄色い水連がすこし咲いているだけでした。それはそれで可憐ですが、こっちの立派さにはかないません。
この白い立派な睡蓮は、草に隠れて遊歩道からは見えません。



ガマがジャマで写真を撮るのは難しかったんです。
ピントが、ガマに合っちゃいます。

で、カエルはいたのかって?

いました!たったの一匹!
少し水のたまった、池のふちの泥に生えた草が静かに動くので辛抱強く見ていたら、何かがぴょんと飛んで視界から消えました。
そおおおっと飛んだ方向の草をかきわけると、小指の爪ぐらいの小さな小さな黒っぽいカエルの赤ちゃんが泥の上をひとはねして、とぽんと池に飛び込みました。

水の中ばかり熱心に探していた私たちですが、しっぽが取れたら、もうカエル。水中にいなくてもいいんですね。

それにしても、あんなにいたオタマジャクシたち!
何千もあったかもしれない卵、私が見ただけでも数十匹は確実にいたオタマジャクシ・・・

目撃したカエルは、たったの一匹。

長生きしてほしい!!


写真はもちろん撮れませんでした。

カワズ飛び込む水の音は聞こえませんでした。







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コメント (2)
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