キャラメル・ショートブレッド caramel short bread。
ただでさえ甘い、こってりバター風味のきいたショートブレッドに、分厚いキャラメルと、ミルク・チョコレートがのったビスケット。
この写真は、スーパーのモリソンズ Morrison's で売られているパック入り。
どの大手スーパーでも、町のベーカリーでも手に入ります。
上の写真のモリソンズのものは長辺が8センチぐらいの長方形、5切れ入りで通常、1ポンド50ペンスです。
オフィス街にあるモリソンズ直営のコンビニで、夜、閉店前に買ったので、1ポンドに値引きされていました。
食べやすい、一口大のサイコロ型(立方体)がたくさん入ったパックも 大手スーパーで買えますよ。
私がいつも行く、セインズベリーでは22個いりが、1ポンド60ペンス。
たくさんの人に少しずつお配りする、職場やご近所、お教室などへのお土産に好都合だと思います。
大人が賞味期限内に一人で食べきるのはちょっとむずかしいかも・・・。こってり濃厚、一度食べたら、しばらくはもういい、といった甘さですから。(冷蔵すると風味がなくなります)
室温で3~4日はもつはずです。
このキャラメル・ショートブレッドには「ミリオネラーズ・ショートブレッド millionairer's short bread」 というよく知られた別名があります。
百万長者のショートブレッド!
カフェや、ティールームではこの名前で出されていることが多いかもしれません。
名前の由来は? もちろん調べました。
いくつかのウェッブサイトに、「たくさんの人が好き勝手な説を述べるため、真相がわからない」と書かれています。
豪奢なイメージをめざして、とかチョコレートとキャラメルは昔は金持ちしか口にできなかったから・・・とか、どの好き勝手説も説得力があります。
「味が濃い」という意味もある、rich (お金持ち)という英語の形容詞と「百万長者」にかけたシャレなんじゃないか・・・という説も一般に広まっているようです。
私もそうじゃないかと、思っていました。
いずれにしても、「ミリオネラーズ」は、1980年代以降に使われだして、あっという間に広がった 新しい名前だということです。
「スコットランドでキャラメルとチョコレートがけのショートブレッドが作られている」という記録がすでに19世紀末のオーストラリアにあるそうです。
それ以前の確かな歴史は不明。
ついでですが、前から気になっていたことを、調べてみました。
トフィ―と、キャラメルと、バタースコッチの違い。
トフィ―は、茶色い砂糖とバターを高温で調理したもの。硬い。
キャラメルは、白砂糖とミルクかクリーム、あるいはコンデンスト・ミルク(全部使う場合もあり)を混ぜて、トフィ―や、バタースコッチより低温で調理し たもの。やわらかい。
バタースコッチは茶色い砂糖とバターをトフィ―より低い温度で調理したもの。硬い。
・・・だそうです。
お土産にお配りする前に自分で食べてみたほうがいいかもしれません。
日本人には好悪の分かれる強烈な甘さです。
スーパーでも町のベーカリーでも、一きれずつは売られていないようです。
イギリスでミリオネラーズ・ショートブレッドを手軽に一きれ試してみるには、(かなり割高ですが)カフェで注文、がおすすめです。
どこの町にもたいてい一軒はある、チェーン展開の Costa Cofee にいつもあります。
2週間前、ハリファックス Halifax に行った時に、入ってみたおしゃれな建物のガラガラに空いたカフェで食べてみた、ミリオネラーズ・ショートブレッド。
高かったです。ひときれ 2ポンド80ペンス(413円)だったかな?
よその土地へ来た高揚感から、観光客気分で食べてみました!
ごらんのように、かなりの量です。
びっくりするほどおいしくて、舌先に意識を集中して味わってみると、キャラメルにお塩が入っていることがわかりました。
アメリカからはいってきたという、「ソルテッド・キャラメル」が使われているんですね。
イギリス人は 数年前まで「え、キャラメルにお塩?」とまゆをしかめたそうですが、今ではストックポートでさえも夏季限定で手作りアイスクリームの「ソルテッド・キャラメル・メルト」味が食べられます。
私はスイカに塩をかけて食べるのですが、イギリス人は気持ち悪がります。
スイカの甘さがきわだっておいしいのに!
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まったくどうでもいいことですが・・・「百万長者」は戦前の文学のにおいがする言葉ですね。百万円がどえらい金額だった頃の。
100万ポンドは、現在、1億5千万円足らず。イギリスでは 今でもじゅうぶん どえらい金額です。
昔からミリオネラーは「とんでもないお金持ち」を表現する慣用語だったみたいですが、今では 実際に100万ポンド以上の資産がある人や、ロンドンで不動産売買などして100万ポンド単位のお金を儲けている人たち、宝くじが当たった人たちなどのことをそう呼んでいます。
たっぷりのバターで小麦粉とこれまた大量の砂糖を練って焼いた、しっとり重いビスケット、ショートブレッドは、スコットランド原産。日本でも知られていますよね。
以前もストックポート日報に少し書いたこともあるのですが、プレインなショートブレッドに関してはまた改めて書きます。
久しぶりに手作りしてみるつもりです。
↓↓↓画像を応援クリックしてください。はい、ありがとう。
ただでさえ甘い、こってりバター風味のきいたショートブレッドに、分厚いキャラメルと、ミルク・チョコレートがのったビスケット。
この写真は、スーパーのモリソンズ Morrison's で売られているパック入り。
どの大手スーパーでも、町のベーカリーでも手に入ります。
上の写真のモリソンズのものは長辺が8センチぐらいの長方形、5切れ入りで通常、1ポンド50ペンスです。
オフィス街にあるモリソンズ直営のコンビニで、夜、閉店前に買ったので、1ポンドに値引きされていました。
食べやすい、一口大のサイコロ型(立方体)がたくさん入ったパックも 大手スーパーで買えますよ。
私がいつも行く、セインズベリーでは22個いりが、1ポンド60ペンス。
たくさんの人に少しずつお配りする、職場やご近所、お教室などへのお土産に好都合だと思います。
大人が賞味期限内に一人で食べきるのはちょっとむずかしいかも・・・。こってり濃厚、一度食べたら、しばらくはもういい、といった甘さですから。(冷蔵すると風味がなくなります)
室温で3~4日はもつはずです。
このキャラメル・ショートブレッドには「ミリオネラーズ・ショートブレッド millionairer's short bread」 というよく知られた別名があります。
百万長者のショートブレッド!
カフェや、ティールームではこの名前で出されていることが多いかもしれません。
名前の由来は? もちろん調べました。
いくつかのウェッブサイトに、「たくさんの人が好き勝手な説を述べるため、真相がわからない」と書かれています。
豪奢なイメージをめざして、とかチョコレートとキャラメルは昔は金持ちしか口にできなかったから・・・とか、どの好き勝手説も説得力があります。
「味が濃い」という意味もある、rich (お金持ち)という英語の形容詞と「百万長者」にかけたシャレなんじゃないか・・・という説も一般に広まっているようです。
私もそうじゃないかと、思っていました。
いずれにしても、「ミリオネラーズ」は、1980年代以降に使われだして、あっという間に広がった 新しい名前だということです。
「スコットランドでキャラメルとチョコレートがけのショートブレッドが作られている」という記録がすでに19世紀末のオーストラリアにあるそうです。
それ以前の確かな歴史は不明。
ついでですが、前から気になっていたことを、調べてみました。
トフィ―と、キャラメルと、バタースコッチの違い。
トフィ―は、茶色い砂糖とバターを高温で調理したもの。硬い。
キャラメルは、白砂糖とミルクかクリーム、あるいはコンデンスト・ミルク(全部使う場合もあり)を混ぜて、トフィ―や、バタースコッチより低温で調理し たもの。やわらかい。
バタースコッチは茶色い砂糖とバターをトフィ―より低い温度で調理したもの。硬い。
・・・だそうです。
お土産にお配りする前に自分で食べてみたほうがいいかもしれません。
日本人には好悪の分かれる強烈な甘さです。
スーパーでも町のベーカリーでも、一きれずつは売られていないようです。
イギリスでミリオネラーズ・ショートブレッドを手軽に一きれ試してみるには、(かなり割高ですが)カフェで注文、がおすすめです。
どこの町にもたいてい一軒はある、チェーン展開の Costa Cofee にいつもあります。
2週間前、ハリファックス Halifax に行った時に、入ってみたおしゃれな建物のガラガラに空いたカフェで食べてみた、ミリオネラーズ・ショートブレッド。
高かったです。ひときれ 2ポンド80ペンス(413円)だったかな?
よその土地へ来た高揚感から、観光客気分で食べてみました!
ごらんのように、かなりの量です。
びっくりするほどおいしくて、舌先に意識を集中して味わってみると、キャラメルにお塩が入っていることがわかりました。
アメリカからはいってきたという、「ソルテッド・キャラメル」が使われているんですね。
イギリス人は 数年前まで「え、キャラメルにお塩?」とまゆをしかめたそうですが、今ではストックポートでさえも夏季限定で手作りアイスクリームの「ソルテッド・キャラメル・メルト」味が食べられます。
私はスイカに塩をかけて食べるのですが、イギリス人は気持ち悪がります。
スイカの甘さがきわだっておいしいのに!
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まったくどうでもいいことですが・・・「百万長者」は戦前の文学のにおいがする言葉ですね。百万円がどえらい金額だった頃の。
100万ポンドは、現在、1億5千万円足らず。イギリスでは 今でもじゅうぶん どえらい金額です。
昔からミリオネラーは「とんでもないお金持ち」を表現する慣用語だったみたいですが、今では 実際に100万ポンド以上の資産がある人や、ロンドンで不動産売買などして100万ポンド単位のお金を儲けている人たち、宝くじが当たった人たちなどのことをそう呼んでいます。
たっぷりのバターで小麦粉とこれまた大量の砂糖を練って焼いた、しっとり重いビスケット、ショートブレッドは、スコットランド原産。日本でも知られていますよね。
以前もストックポート日報に少し書いたこともあるのですが、プレインなショートブレッドに関してはまた改めて書きます。
久しぶりに手作りしてみるつもりです。
↓↓↓画像を応援クリックしてください。はい、ありがとう。