突然思い立って!火曜日から木曜日にかけての2泊3日、サマーセット Somerset のバース Bath に行ってきました。
ストックポート日報 には「突然思い立って」という書き出しが実に多いですね。衝動的に行動を起こすことが多いこの頃です。
ずっと行きたかったのです。
息子が、学校行事でスイスに行っている間に夫と二人、大人の旅行をするチャンスでした。
バース・スパー駅 Bath Spa Station 。
町の中の多くの建物と同様、地元産の建築材、バース・ストーンが使われています。
ついた日は、一日中ぼそぼそと雨が降っていました。暗くて、写真が映えないのが残念です。
駅から一直線に伸びる、ショッピングセンターの通路に上がる、傘の装飾…この日の天気にぴったり。
ちなみに、ショッピングセンターは、バース・ストーン調のベージュの石で作られた新築、古い古い町並みと見事に調和していました。
バース、主に18世紀の、古い美しい街並みが見事に凝縮して残る町・・・ユネスコ指定の世界遺産都市です!
日本人にも大人気の国際観光地。
素晴らしかったです。
「日本人にも大人気の国際観光地」というフレーズに どうしてもひるんでしまう、イギリスに住んで26年の私が 心の底から滞在を楽しんだ、稀有な有名観光地。
イギリスが古代ローマの支配下にあった1世紀ごろから、バースは鉱泉の湧く町として有名です。
お風呂好き文化で知られる古代ローマ帝国が撤退した後も、町の一部の人々や、国王によって温泉は利用され続けたそうです。
18世紀に、鉱泉を飲む健康法が流行りだしてから、上流階級の人たちが長期滞在して社交を楽しむ、イギリス有数のおしゃれな保養地になりました。
古代ローマの浴場施設の史跡後に隣接する、保養所施設(今はレストラン)、パンプ・ルーム The Pump Room にある、鉱泉が無尽蔵に湧き出す古代ギリシャ風の壺。
今も残る、素晴らしい都市計画はこのころに完成しました。
観光スポットとして有名な、ロイヤル・クレセント Royal Crescent。
4階建てのタウン・ハウスが30軒連なる、優雅な、ジョージアン様式の連続住宅の最高傑作。
ほかにも町中、第一級保存指定建築が目白押し!
ここにもそこにも・・・第一級じゃなくても、ユネスコ世界遺産都市です。
町中すべて、保存指定の建築好きの夢の町!!
ジョージアン様式の連続住宅、ほんの数例。
同じスタイルの連続住宅の繰り返しの美しさの他にも、連続性のない、雑多な種類の、年代の違う古い建物がつづく不調和も見どころです。
ギリシャ、ローマふうのコロネード、建物の間の細い小道を入ると小さな古いスクエア(広場)に出たり、ロの字型の建物に囲まれたコートヤード(中庭)もたくさん。古い町並みはどこを歩いても驚きに満ちています。
ほかにも、バースで気が付いたことをいくつか・・・
意外なことに、日本人観光客は ほとんど見ませんでしたが、ものすごい数の中国人がいました。
イギリス中どこの観光地にもたくさんいる中国人ですが、バースは特別でした。その次に多いアメリカ人と、ヨーロッパからの語学研修旅行のティ―ンエイジャー、イギリス国内からの観光客すべてを合わせた数より多かったです。
ローマン・バス(古代ローマの浴場史跡 建物は19世紀のもの)で。
ぐうぜん私の写真に入っちゃった中国人カメラマニアの妻子。
レンズ交換式のプロ仕様のカメラと携帯電話を交互に使って美人の妻と娘の写真をひっきりなしに撮り続ける夫の、3人家族の中国人とほぼ同ペースで回りました。
ブリストルの港からは18キロほどの距離のバースのカモメの数もすごかったです。
教会が、異常としか思えないぐらい多いのです。
バースの町なかには、きっちり並んだ連続住宅にぴったり挟まれるように位置する小さな教会が多いですね。
特に信心深い人が多いというわけではなく、イギリスのほかの大都市同様、一教区当たりの信者の数は大したことがないのかもしれません。
でも 古い町並みが売りものの大観光地なので 行政からの建築物の修復補助などが手厚いのかもしれません。
大学が2校、会社や銀行、病院、学校スーパーなどもある、ごくごく普通の産業も機能している中規模の都市です。
小売店、飲食店を含む、観光産業に従事する人たちも大勢住んでいるはずです。
だけど、やっぱり美しい観光地・・・不動産や家賃がべらぼうに高いのです。
(不動産屋を見かけるたびに夫は家の値段や家賃を念入りにチェックしていました!バースに移住するつもりも、不動産を購入するつもりもないんですけどね)
非常に多くのレストランやパブで「スタッフ募集」の張り紙を出していました。
ものすごい求人難なのもうなずけます。
飲食で働くの若者の最低賃金では家賃がとても払えませんから。
コッツウォルズには日本人観光客が大挙押し寄せ、観光地化と不動産の値段の高騰が急激に進み、地域コミュニティーが崩壊した小さな田舎町もあるそうです。
その点、バースはまだじゅうぶん都市として機能しています。
たくさんの人が住む「生きた町」ですからそんなことにはもちろんならないでしょう。
レストランやホテルの従業員のほとんどが白人なのが、意外でした。
ロンドンやマンチェスターでは考えられません。
それにしてもタイ料理屋がものすごく多いのはなぜだろう?
以上の話題は、明日から数日を割いて、詳しく書くつもりです。
写真が重複しないよう気を付けます!
日付が跳ばないよう、くれぐれも心します!
二日目は見事晴れて、青空に映える、ショッピングセンターの雨傘ディスプレイ。
↓↓↓画像を応援クリックしてください。はい、ありがとう。
ストックポート日報 には「突然思い立って」という書き出しが実に多いですね。衝動的に行動を起こすことが多いこの頃です。
ずっと行きたかったのです。
息子が、学校行事でスイスに行っている間に夫と二人、大人の旅行をするチャンスでした。
バース・スパー駅 Bath Spa Station 。
町の中の多くの建物と同様、地元産の建築材、バース・ストーンが使われています。
ついた日は、一日中ぼそぼそと雨が降っていました。暗くて、写真が映えないのが残念です。
駅から一直線に伸びる、ショッピングセンターの通路に上がる、傘の装飾…この日の天気にぴったり。
ちなみに、ショッピングセンターは、バース・ストーン調のベージュの石で作られた新築、古い古い町並みと見事に調和していました。
バース、主に18世紀の、古い美しい街並みが見事に凝縮して残る町・・・ユネスコ指定の世界遺産都市です!
日本人にも大人気の国際観光地。
素晴らしかったです。
「日本人にも大人気の国際観光地」というフレーズに どうしてもひるんでしまう、イギリスに住んで26年の私が 心の底から滞在を楽しんだ、稀有な有名観光地。
イギリスが古代ローマの支配下にあった1世紀ごろから、バースは鉱泉の湧く町として有名です。
お風呂好き文化で知られる古代ローマ帝国が撤退した後も、町の一部の人々や、国王によって温泉は利用され続けたそうです。
18世紀に、鉱泉を飲む健康法が流行りだしてから、上流階級の人たちが長期滞在して社交を楽しむ、イギリス有数のおしゃれな保養地になりました。
古代ローマの浴場施設の史跡後に隣接する、保養所施設(今はレストラン)、パンプ・ルーム The Pump Room にある、鉱泉が無尽蔵に湧き出す古代ギリシャ風の壺。
今も残る、素晴らしい都市計画はこのころに完成しました。
観光スポットとして有名な、ロイヤル・クレセント Royal Crescent。
4階建てのタウン・ハウスが30軒連なる、優雅な、ジョージアン様式の連続住宅の最高傑作。
ほかにも町中、第一級保存指定建築が目白押し!
ここにもそこにも・・・第一級じゃなくても、ユネスコ世界遺産都市です。
町中すべて、保存指定の建築好きの夢の町!!
ジョージアン様式の連続住宅、ほんの数例。
同じスタイルの連続住宅の繰り返しの美しさの他にも、連続性のない、雑多な種類の、年代の違う古い建物がつづく不調和も見どころです。
ギリシャ、ローマふうのコロネード、建物の間の細い小道を入ると小さな古いスクエア(広場)に出たり、ロの字型の建物に囲まれたコートヤード(中庭)もたくさん。古い町並みはどこを歩いても驚きに満ちています。
ほかにも、バースで気が付いたことをいくつか・・・
意外なことに、日本人観光客は ほとんど見ませんでしたが、ものすごい数の中国人がいました。
イギリス中どこの観光地にもたくさんいる中国人ですが、バースは特別でした。その次に多いアメリカ人と、ヨーロッパからの語学研修旅行のティ―ンエイジャー、イギリス国内からの観光客すべてを合わせた数より多かったです。
ローマン・バス(古代ローマの浴場史跡 建物は19世紀のもの)で。
ぐうぜん私の写真に入っちゃった中国人カメラマニアの妻子。
レンズ交換式のプロ仕様のカメラと携帯電話を交互に使って美人の妻と娘の写真をひっきりなしに撮り続ける夫の、3人家族の中国人とほぼ同ペースで回りました。
ブリストルの港からは18キロほどの距離のバースのカモメの数もすごかったです。
教会が、異常としか思えないぐらい多いのです。
バースの町なかには、きっちり並んだ連続住宅にぴったり挟まれるように位置する小さな教会が多いですね。
特に信心深い人が多いというわけではなく、イギリスのほかの大都市同様、一教区当たりの信者の数は大したことがないのかもしれません。
でも 古い町並みが売りものの大観光地なので 行政からの建築物の修復補助などが手厚いのかもしれません。
大学が2校、会社や銀行、病院、学校スーパーなどもある、ごくごく普通の産業も機能している中規模の都市です。
小売店、飲食店を含む、観光産業に従事する人たちも大勢住んでいるはずです。
だけど、やっぱり美しい観光地・・・不動産や家賃がべらぼうに高いのです。
(不動産屋を見かけるたびに夫は家の値段や家賃を念入りにチェックしていました!バースに移住するつもりも、不動産を購入するつもりもないんですけどね)
非常に多くのレストランやパブで「スタッフ募集」の張り紙を出していました。
ものすごい求人難なのもうなずけます。
飲食で働くの若者の最低賃金では家賃がとても払えませんから。
コッツウォルズには日本人観光客が大挙押し寄せ、観光地化と不動産の値段の高騰が急激に進み、地域コミュニティーが崩壊した小さな田舎町もあるそうです。
その点、バースはまだじゅうぶん都市として機能しています。
たくさんの人が住む「生きた町」ですからそんなことにはもちろんならないでしょう。
レストランやホテルの従業員のほとんどが白人なのが、意外でした。
ロンドンやマンチェスターでは考えられません。
それにしてもタイ料理屋がものすごく多いのはなぜだろう?
以上の話題は、明日から数日を割いて、詳しく書くつもりです。
写真が重複しないよう気を付けます!
日付が跳ばないよう、くれぐれも心します!
二日目は見事晴れて、青空に映える、ショッピングセンターの雨傘ディスプレイ。
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