静岡に用事があり、久しぶりに「こだま」に乗ってみた。米原停車の「ひかり」は、豊橋、新横浜、品川と停まるパターンになっていて、静岡には停まらない。逆に、静岡に停まる「ひかり」は米原に停まらない。名古屋で「ひかり」の乗継ぎもできるのだが、せっかくなので、めったに乗る機会のない「こだま」に乗って行くことにした。
東海道新幹線はざっと8割が「のぞみ」で残りが「ひかり」と「こだま」のような状況である。「のぞみ」が多いのは、東京、横浜、名古屋、京都、大阪を結ぶニーズが圧倒的で多いからであろうが、中間駅の中でも、静岡や浜松、豊橋などはそこそこの乗客があり、上記のとおり「ひかり」が交互に停まるようになっており、「こだま」に乗る客はさらに少なくなる。
名古屋からこだま号に乗ると、16両もつないでいるのに1両に数人しか乗っておらず、ガラガラである。16両の必要性はまったく感じないが、東京に近づくと混み出すのだろうか。車内販売はないようだが、売店の近くの車両に乗れば、まあ一駅ごとに買い物はできるので気分転換あるいはいい運動になる。
予想はしてはいたが、ひと駅止まるごとにのぞみに(時にはひかりにも)抜かれる。多いと2本続けて抜かれる。よく、停まっている時間の方が長いとか言われるが、停車時間は比較的短い。停車するとすぐにのぞみが抜いてゆき、またすぐに信号が変わって発車となるので5分ぐらいである。時速2百数十キロで走る列車がこれだけの密度で走るというのはすごいと思う。
ということで、名古屋・静岡間ぐらいならひかりとそれほどの時間差はなく、圧倒的にすいているのが最大のメリットである。いわば新幹線の各駅停車であるが、残念なのは駅が画一化されていて、駅に停まっても駅名票を見ないとどこの駅かすぐにはわからないことである。景色もなにかよそよそしく、旅情はほぼない。やはり旅は在来線がいいね。(写真は私が撮影したものではありません。)
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距離80キロを20分で達するので時速240キロですか。
定期代は三ヶ月で19万ちょっと。会社持ちです。