高速道路で無料化になる路線が発表された。ちょっと期待ハズレである。
37路線ということだが、聞いたことのない路線が並ぶ。この中のいくつかを走ったことがあるが、直線でも前後に車が見えないときがあった。もしかしたら初めから作らなくてもよかった路線もあるのではないか。
舞鶴若狭自動車道がはいったのは若狭の観光面などから見ればうれしいことだが、北陸道は含まれていない。渋滞の影響を考慮して路線を決めたというが、それでは実験にならないのではないか。渋滞の実験ができなくて何を実験するのだろう。
高速道路無料化も華々しく打ち出してみたものの、財政問題はもちろん、他の交通機関とのバランスや環境問題などでだんだんトーンダウンしてくるようで、無料化の是非は別として完全に尻すぼみである。
そもそも無料化というと聞こえはいいものの、どっちにしろ、利用料で負担するか税金で負担するかという問題であり、ある住民から別の住民へと負担者を移転するだけのこと。利用者間の損得ももちろんあるが、交通事業者などそれによって大きな影響を受ける人たちがいることも考えるとなかなか難しい。
それにしても、高速1000円というのが当たり前の感覚になってしまっており、いまさら定価で払わされるのもなんかシャクな気分ではある。