最近、クイズ番組が流行っているらしく、どのチャンネルを見てもクイズをやっていることが多い。MCによって面白さはずいぶん違ってくるが、それはそれとして、ここで問題にしたいのは出されるクイズの内容である。
内容というのは、問題(ではなく解答か?)の難しさではなく、問題のクオリティのことである。
同じ解答を出させる問題でも、クオリティに大きな違いがある。
問題づくりというのは、まず解答を考えて、それに合う問題を作り出すのが普通かなと思うのだが、クオリティの低い番組だと、その答えを出させるために無理に問題を作り、その結果別の解答があったり、思い込みのせいか問題と解答がうまく結びついていない場合が多い。
一方、クオリティの高い問題(問題の難易度とは関係がない)は、答えを聞いた瞬間、ああいい問題の作り方だなと感激する。
まあ、クオリティの低い番組も問題に突っ込みどころ満載でそれなりに楽しみがあるのだけれど。
それはそうと、タイトルにひかれて「出題者心理から見た入試数学」という本を読み始めたが、1問目から例題の内容があまりにも難しく、かんじんの出題者心理にたどり着くまでに断念してしまった。残念である。