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社会科学上の不満

政治・経済上の不満のハケ口(左翼出入り禁止)
外交と防衛、歴史と現状についての不満のハケ口。(観念論の方は出入り禁止)

最後の今上陛下の天皇誕生日に因んで

2018-12-06 00:00:48 | 社会常識と教育
今上陛下の最後の天皇誕生日を今月23日に迎える。
この誕生日の日付、実は欧州では意味深いモノでもあった。
キリストの誕生日はいつか?バチカンの正式な回答は「不明」である。
それどころか、16世紀までクリスマスを祝うと異端諮問会にかけられた。死刑だったのだ。


シリウスが一段と輝く季節、クリスマス・ツリーのてっぺんに星を飾るのはシリウスに似たている。
旧約聖書前の文明であるシュメール文明やウガリット神話の時代に於いて、いずれも旧約聖書の千年近くも前の時代の話。
女神イシュタルの復活を祝う儀式が地中海沿岸では盛んだった、これもイシュタルの復活という説、イシュタルの伴侶たるバール・ゼブルの復活という説、エジプトのオシリスの復活と言う説など諸説ある。
一神教のバチカンはこれが許せなかった。故に禁止したが守られなかった。

因みに女神イシュタルはアシュタルになりギリシア神話ではアフロディテ、ローマ神話ではビーナスとなる。しかしユダヤ教やキリスト教では、イシュタル→アシュタル→アスタロッテ→アスタロットと悪魔の大公爵しかも男になってしまった。
同様にバール・ゼブルもギリシャ神話ではゼブル→ゼウスとなりローマ神話ではジュピターとなる。いずれも雄牛に変身する。
モーゼが十戒受領後罰した黄金の雄牛の像はこのバール・ゼブルの象徴とされている。
ユダヤ教やキリスト教ではバール・ゼブル→ベール・ゼブル→ベールゼ・ブル→ベルーゼ・ブブと蝿の王になってしまった。聖書で一番多く出てくる悪魔はこのベールゼ・ブブである。時代によりバール・ゼブルやベールゼ・ブブなどと記述は変わるが。ソロモン72の悪魔の一番目にこのベルーゼ・ブブは「魔王」として鎮座する。語彙の句点を変えて相手を貶めるやり方はユダヤ教やキリスト教の常套手段。
しかし地中海の庶民はそれに抵抗して来た、小さな鐘の事を「ベル」と呼ぶのもベール・ゼブルの名残だそうだ。

神話の変遷はこれぐらいにして話しを戻すと、「復活」と言うのがキーワードのようだ。冬至を超えて日が長くなるので冬至直後の日に当時の地中海の人々はこの時期に復活祭をもってきたと言うのが現在の通説。その頃にシリウスが良く輝く季節だったそうだ、今もかな?
その復活祭をバチカンは千年以上禁止しても守られなかった。死刑で臨んでも禁止できなかった。マルチン・ルターが跋扈してプロテスタントが生まれたバチカンにとって、権威が揺らぐ大事でもあった。
そこで17世紀中盤で、どうせ守られないならばと、この冬至の直後をキリストの誕生日と後付けしてしまった。
この様に死刑でも禁止できなかった冬至の直後の復活祭。
12月23日の今上陛下の誕生日とは、これある意味キリスト教文化圏の知識層にはただ事とは思えなかったようだ。勿論有象無象の多くの方々には関係ない話だ。
しかし階級制度が今も残る欧州のエリート階級では、只ならぬ出来事だった。
科学万能主義の様な米国さえ、意外とスピリチュアルなのだ。この今上陛下の誕生日が冬至の直後と言う事実は認めたくない事実でもあった。


日本人が信仰するキリスト教はどの様な宗派でも、日本教キリスト教派となる様だ。
思想の根本が異なる、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教は何も旧約聖書を聖典とする、「予言」に中心におく思想である。
日本人は「因果律」を思想の根本におく。故に仏教やヒンズー教の影響も大きい。「間違った事を行えば悪い結果が返ってくる、良い行いを行えば良い結果が返ってくる」と言う考え方である。そうならなければ「来世」で結果が引き継がれるとその矛盾を「来世」に逃げた。
しかしユダヤ教、キリスト教、イスラエル教は神が書いたシナリオ通りに運命は動くとした考え方だ。神の声が聞こえた方はその行いが神のシナリオ通りと言う事のようだ。
ルターの宗教革命後、東洋と同様の因果律を持ち込んだイエズス会がバチカンの主流派になる。当時イエズス会は異端ギリギリであった。
異端かどうかは神・救世主・預言者の三位一体を維持する事、イスラム教は三位一体が崩れている。
プロテスタントは今でも頑なに予言説を信仰する傾向が強い。

そしてその輪廻から逃れる事を日本を始め東洋思想は「解脱」と呼び、更なる上位へと魂が進むとした。
しかしユダヤ教、キリスト教、イスラエル教はその輪廻から逸脱する事を「永遠の死」としている。

これだけ思想的に違いある欧米人と日本人をはじめとした東洋人とを同じ様に捉えては大きな誤りを産む。


今上陛下の誕生日が如何に欧米人のそれも敬虔なクリスチャンの方々に脅威で迎えられていたか想像できるだろうか?
これは日本人が想像出来ない程重要な事であった。

来年からは2月23日が天皇誕生日となる。









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精日?なる若者が中国で流行る

2018-12-06 00:00:16 | 社会常識と教育
3月末、ある中国人学生が日本の大学を卒業し、お祝いの会に出席する機会があった。父親は中国で有名な人物だが、差し障りがあるので明らかにはしない。

日本庭園が見事な都内の日本料理店に仕事を終えて普段着で駆けつけたところ、当の学生、Uさんは何と旧日本海軍の軍服姿で我々を待っていた。胸にはいくつもの勲章が掛けられていた。

「この軍服は、日本で注文したものです。海軍の帽子も(海軍兵学校のあった)江田島にある帽子屋に特注しました。勲章も、1つは偽物ですが、残りは本物で、ネットオークションで手に入れました」

中国から訪れたUさんの母親も和服姿で、まるで戦前の海軍若手将校の親子のようだった。ジーンズにシャツ姿の自分がむしろ日本人らしくなく、こんなことなら羽織袴でも着てくれば良かったと、恥ずかしい思いがした。

「なぜ軍服にはまったのか?」と聞くと彼は「最初は『艦これ』がきっかけでした。そこから、軍服、勲章、軍装関連書籍などを集めました」という。

艦これとは言うまでもなく、旧海軍の戦艦や航空母艦などの艦艇を女性キャラクターに擬人化した「艦娘(かんむす)」を集め、育成し戦うゲームで、中国などにも熱烈なファンがいるという。

「自分は基本的に海軍派ですが、陸軍も嫌いではありません。サバイバルゲーム用に三八式歩兵銃のエアガンを持っています」と、彼はLINEで三八式歩兵銃に銃剣を差し、日の丸の旗を付けた写真を送ってくれた。

最近、彼のように日本の軍服にはまる中国の若者が日本メディアでも紹介されるようになった。一部の過激な中国人の若者は、南京など日中戦争の戦争遺跡の前で旧日本軍の軍服を着て記念撮影、それがネットで批判を呼んだ。

こうした若者は「精日(精神的日本人)」だとして、中国の王毅外相が「中国人のクズ」と会見で吐き捨てるように批判するなど、大きな議論を呼んでいる。

Uさんも、自分は日本の軍装マニアだが、このような行為には賛成できないと語った。

この「精日」の定義について、中国共産主義青年団(共青団)は微博で、「日本の漫画アニメが好きなのも『精日』? もちろん違う」というタイトルの見解を出している。

「『精日』つまり『精神的日本人』とは、日本軍国主義を崇拝し自民族に恨みを抱く、精神的に軍国主義の日本人と同一視する非日本国籍の人々だ。彼らは第2次大戦の日本軍服に陶酔し、日本軍の侵略遺跡で記念写真を撮り、抗日戦争の英雄を誹謗する。彼らは主に中国や韓国に存在し、低知識階層の若者が中心で、『日雑(日本雑種)』とも呼ばれる」

そして、共青団は「日本の漫画を見たり、日本料理を食べたり、優秀な日本文化を愛好する行為を、なぜ『精日』と言われるのかと聞く人がいる。共青団は、これは全く違う!とはっきり言おう。これは『精日』を全く取り違えた考えだ」

「日本の漫画を見たり、日本料理を食べたりするのは個人の合法的な権利で、正常な現象だ。『精日』は熱狂的な日本軍国主義の特徴を持ち、他国への興味を自分の国家や民族への冒とくや侮辱の上に築いている。これは『興味』や『愛好』の範囲を遥かに超えている」

「外国の優秀な文化を楽しむのは、自国を熱愛することを妨げるものではない。外国文化への興味や愛好は、国家や民族を侮辱する口実にしてはならない、ましてや人々の最低ライン(我慢の限界)に挑戦し、(そうした行為の)面目を取り繕う隠れ蓑にすることは許されない」――と述べている。

「優秀な日本文化」とわざわざ断るあたりは、日本文化が中国の大衆、特に都市部の中産階級や若者の間で広く受け入れられていることに配慮したのだろう。

だが「精日」を「日本の軍国主義に陶酔」云々と決めつけるのは、違うのではないかとの声が出ている。
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/55184

精日の中国人の若者達


これは中国はまたまた大きな問題を抱え込んだ様だ。
反日の映画で幾ら日本兵を馬鹿にしても、当時をしる老人から「日本兵の強さを知らないのか」と不満が出ている中国。

上記の記事にもあったが王毅外相が批判した様だが、治るどころか益々流行っている様だ。
アニメ「艦コレ」の影響だとか分析されたいるが、これだけ多くの中国人観光客が来日すれば中国と差はハッキリと感じて帰国する方も多い。

アニメという文化財が中国の反日を降しつつあると言う事か?小泉元総理がG8でプーチン大統領から中国人の不法入国に頭を痛めていると持ちかけられた時、応えた「文化の力」と言う奴か?

中国国内では百家争鳴で議論が噴出している様だが、根本は中国共産党の矛盾が隠し切れなくなって来た事ではないか?
つい先日、日本から多額のODAを受けていた事を中国人民に説明(バラした)した中国共産党。
海外で調べれば中国共産党の嘘などバレバレになってしまう。
これだけ多くの中国人民が海外に旅行し、マナー等で叩かれば、嫌でも中国に問題があると思う方々も出てくる。

スウエーデンで掲示されたポスター
こんな情報がネットを駆け巡れば、流石にマトモな神経の持ち主は、元々あった中国共産党への不信感が増大する方々も当然でてくる。
その人数が問題なのだ、法輪功は加盟人数が多過ぎて潰された。

米国により経済的に追い詰められつつある中国、民族独立の火種が爆発しそうな中国、各戦区が軍閥化している中国、伝統的に地方(藩)と北京との確執が大きい中国。そこへ精日なる日本信者の若者が増加している現状。

過去にアシヤさんの動画でウクライナの方が「帰国した時日本語が出来る事はステータス」みたいな事を発言していた。
ウクライナも旧ソ連共産党の支配下に長らくあった。
本当に中国崩壊の一局面を観ているのであろう。
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仏でルペン女史復活か?

2018-12-06 00:00:02 | 外交と防衛
【フランス】大統領選でマクロンと戦ったル・ペン「エリートの飼い犬で、社会悪のボス、ゴーンが日本で逮捕。エリートの世界は終わった」


>「エリートの飼い犬で、社会悪のボス、ゴーンが日本で逮捕。
エリートの世界は終わった」

なんかカッコいい言い回し。
サンジュストみたい。
ゴーンこそ罪の本体である。
人は罪なくして100億の報酬など得られない。
ゴーンの存在は共和国にとって危険である。
革命の敵であるゴーンはギロチンに掛けられなければならない。
って感じ?
しっくりくるな。
との書き込みに座布団3枚、良く行間を読み取られている。
Marine Le Pen@MLP_officiel
Le chouchou des elites, patron violemment antisocial, Carlos Ghosn arrete au Japon pour fraude fiscale !
Leur monde se meurt. MLP


のルペン女史のツィートがソースだそうだ。
建前主義者のリベラリストが本音を語るル・ペンのような人達を
極右のレッテル貼って弾圧してんだよね
との書き込みに座布団1枚。
この惨事に未だお花畑の記事を書いていたら、その新聞社やテレビ局は次の攻撃の標的になるぞ!
親父ルペンは親日家だぞ。
日本をかなり評価している。
日本は、美しい国で、靖国みたいに国のために死んだ人間を
祭るのは当然ということで靖国神社を絶賛している。
との書き込みにも座布団3枚、ルペン女史の移民に対する姿勢は、「先ずは仏国家と仏の法律に忠誠を誓え!その下での人種の違いや宗教の違いは良い」と言うモノである。前回の大統領選挙時の主張だ。
真っ当な事と感じるのだがね!左翼の方々は異なるのであろう。
「移民政策は日本を見習え」と叫んでいルペン女史、日本も在日韓国人に可なり侵食されている。今回の入管法改正も在日韓国人と在日外国人とを同じに扱う事が目的の様だ。現状では他の在日外国人に対する「差別」だからね!
・マクロンの戦略
EUの覇権国となり海洋国家連合と対峙。
(大陸国家思想)
・ルペンの戦略
海洋国家連合(日米英)との協調。
対海洋国家連合の窓口となる。
エネルギー効率の面でルペンの戦略が正しい。
フランスがルペンの戦略を採用すると、
支那とドイツが粉々に砕け散る。
実はこの一件、
第三次世界大戦前哨戦の天王山。
との分析が見事な書き込みが秀逸。
EUが崩壊すれば独銀(民間)の専横も潰える。独銀の筆頭株主は中国という皮肉。
中国共産党は共産党なのに資本主義の象徴とも言える銀行の筆頭株主?矛盾している。
故に英国なきEUから仏が抜けると独だけではEUを支えきれず、EUが崩壊→独銀崩壊→膨大な金額を投資している中国大打撃→外国のニュースなので隠蔽できない中国→中国崩壊、へと繋がって行く。
確かに第三次世界大戦の導火線となり得る。
しかしマクロン大統領のままでは今回の件でハードランディングしか仏には残されていない。如何にソフトランディングさせるか?まだルペン女史の方に可能性が残っている。

米国のマスゴミが行ったアンケートで理想の指導者1位のマクロン仏大統領。
当vlog2018.11.14記載、今回の件でトランプ大統領が言う様に既存メディアなどフェークニュースの巣と思われても仕方がない。




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