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大相撲 大関・豪栄道が初優勝

2016年09月25日 | スポーツ

大相撲 大関・豪栄道が初優勝
9月24日 19時03分

大相撲秋場所は14日目に、ただ1人、全勝の大関・豪栄道が平幕の玉鷲に勝ち、星の差2つのリードを守り、初めての優勝を決めました。
秋場所の優勝争いは、全勝の豪栄道と2敗の遠藤の2人に絞られて14日目を迎え、先に土俵に上がった遠藤が、新関脇の高安に寄り切りで勝ち、12勝2敗としました。

このあと豪栄道が玉鷲に寄り切りで勝ち、14戦全勝として星の差2つのリードを守り、千秋楽を前に初めての優勝を決めました。

豪栄道は今場所、負け越すと大関から陥落する角番で迎えましたが、反応の早さと、出足の鋭さを生かして初日から勝ち続けました。
7日目には今場所2横綱3大関を破った平幕の隠岐の海の挑戦を退け、中日8日目には角番を脱出しました。
その後も綱とりがかかる大関・稀勢の里や、横綱・鶴竜を次々に破って優勝争いを独走し、初土俵から11年余りで念願の初優勝を果たしました。

角番の大関の優勝は平成20年夏場所の琴欧洲以来、8年ぶりです。

また、豪栄道は大阪府寝屋川市出身で、大阪出身の力士の優勝は昭和5年夏場所で当時平幕の山錦が優勝して以来、86年ぶりです。
豪栄道「恩返しできた」
初優勝を決めた豪栄道は「精いっぱい相撲を取ることだけを考えていきました。思いどおりにいかないことが多くて、つらい日もあったが、きょうで少し変わりました。一番一番集中してやったことが結果につながったと思う。いろんな人に支えられて、きょうがある。恩返しできたと思う」と、うれし涙を見せながら話しました。

そして、「あすは全勝優勝をかけて千秋楽ですね」と聞かれると、「集中していくだけです」と力強く話していました。
大関昇進後 けがに悩んだ豪栄道
豪栄道は大阪府寝屋川市出身の30歳で、埼玉栄高校時代に全国高校総体で優勝を果たすなど大活躍し、大相撲の境川部屋に入門しました。

初土俵から3年足らずで新入幕を果たした平成19年の秋場所では、いきなり優勝争いに加わり、12年ぶりに新入幕力士として横綱との対戦が組まれるなど、
ホープとして大きな期待を集めました。


その後も低い当たりからのスピードある攻めを持ち味に、順調に番付を駆け上がりましたが、三役に定着したあとは足踏みが続き、
昭和以降、最も長い14場所連続で関脇を務め、おととしの名古屋場所で大関昇進を決めました。


しかし、大関昇進後はけがで思うような成績を残せず、ことしに入ってからも初場所は右手首のけがの影響で4勝11敗と大きく負け越しました。
夏場所の横綱・白鵬戦では顔を骨折し、続く名古屋場所は7勝8敗と負け越して、今場所は4回目の角番で迎えていました。

今場所はけがも癒え、場所前には横綱・日馬富士と激しい稽古を積むなど、仕上がりに自信を持って臨み、同い年で綱とりに挑む大関・稀勢の里や、
相性の悪い横綱・鶴竜、それに先場所優勝の日馬富士を次々と破って14戦全勝で千秋楽を残して、一気に初優勝をつかみ取りました。

来場所は綱とりかけた場所に
初優勝を決めた大関・豪栄道について、横綱昇進の議論を預かる日本相撲協会の審判部は、来場所が横綱昇進をかけた場所になるとの見解を示しました。

日本相撲協会の二所ノ関審判部長は、「自分の相撲を取りきり、14日間、いい相撲だった。稽古をしているから自分の相撲をとれる」とたたえました。

そのうえで、次の九州場所に横綱昇進がかかるかとの質問に、「優勝した訳だから、そういう話になることは間違いない。
来場所のためにも全勝優勝を飾ってもらいたい」と話し、来場所に綱とりがかかるとの見解を示しました。


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