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iPhoneを開発するキッカケ

2015年04月14日 | デジタル・IT

ジョブズがiPhoneを開発するキッカケとなった「日本製タッチパネルPC」

 すっかりおなじみになったスマホやPCのタッチパネルだが、この機能を搭載したパソコンが’88年に登場していた。

 キヤノンの「パーソナルステーションNAVI」だ。実際に所有していたという松本敏明さん(仮名)は、「まさに革新的の一言」と話す。

「タッチパネルどころか電話やファクスまで搭載。ワープロや表計算ソフトも入っていた。ジョブズがこのパソコンにインスピレーションを感じてiphoneに繋げたという逸話も残るほどです」

 実際に当時のプレスリリースを見ると、「新時代のオフィスを創造する複合OA機器」などという言葉が並ぶ。

 キヤノンに聞いても開発の経緯や売れ行きなどはわからないとのことだが、日本の技術力が世界の最先端を行っていたことは間違いなさそうだ。

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 一方、こちらはタッチパネル式ケータイとして外せないのが、デジタルホングループとパイオニアが共同開発し、’96年に発売した「DP-211」。国内初の全面液晶の携帯電話だ。

 パイオニア提供の当時の資料によると、本製品は「パーソナルユースにおける使用シーンの多様化と、それに伴う端末の多様化」といったニーズに応じて開発。

 その狙いや「状況に応じて必要な時、必要な機能だけを大きく表示」という機能、全面液晶化のスマートなデザインに関しては、iPhoneより10年早かったのかも。

― [あの大ヒット商品]は既に日本で作られていた! ―