5・3「創価学会の日」「創価学会母の日」を祝賀 第13回本部幹部会2023年5月4日
- 「心に不動の師弟山を」池田先生がメッセージ
- 原田会長、永石女性部長が各部の代表と
- 欧州、オセアニア8カ国・地域の友が参加
5・3「創価学会の日」「創価学会母の日」を慶祝する第13回本部幹部会が3日午後、巣鴨の東京戸田記念講堂で行われた。原田会長、長谷川理事長、永石女性部長らが各部の代表、来日した欧州とオセアニアの8カ国・地域37人のリーダーと共に出席。池田大作先生は祝福のメッセージ(3面)を贈り、我ら創価の師弟は5月3日から元初の生命で出発し、全てを希望へ、前進へ、勝利へと転じ、共々に金剛不壊の仏の大境涯を築いていくのであると強調。心に不動の師弟山を抱き、勇敢な対話と師弟の祈りで新たな地涌の陣列を創り広げながら、人生に幸福和楽の春を、社会に価値創造の春を、人類に平和共生の春を輝かせていこうと述べた。(2面に関連記事。全国配信は11日から14日〈配信の会場と時間等は各県・区で決定〉。「モバイルSTB」での配信は11日から21日。「SOKAnet会員サポート」では配信しません)

会合に先立ち、欧州とオセアニアのメンバーが紹介されると、歓喜と歓迎の大拍手が響いた。
3年4カ月ぶりにSGI(創価学会インタナショナル)の代表が参加した本部幹部会。長く続いたコロナ禍の中でも、各国・各地の友は、不屈の智慧を発揮し、広布前進への奮闘を重ねてきた。
「“苦難の時こそ師弟の精神を強めるチャンス”と約し合い、進んできました。師の平和闘争に学びながら、一人一人に寄り添い、希望の対話をさらに広げていきます」(ベルギーのキヨシ・モリタ青年部長)
「新たな決意で世界広布に出発するとの思いで来日しました。池田先生をはじめ、世界の同志との心の絆を強く感じています。社会が混沌とする中だからこそ、人間主義の哲学を掲げ、新時代を築いていきます」(オーストラリアのスージー・チャン婦人部長)
今再び世界の友と集い合い、平和建設の大航海へ船出する――待ち望んだ瞬間だった。
池田先生はメッセージの中で、海を越えて集った求道の友を労いつつ、妙法流布に駆ける全同志の勇躍の姿を心からたたえた。
栄光の「5・3」から、広宣流布大誓堂完成10周年の「11・18」へ!――新しき決意で広布即世界平和の大行進が始まった。

「5・3」は、1951年(昭和26年)に戸田城聖先生が第2代会長に就き、生涯の願業として75万世帯の弘教を掲げた日であり、60年(同35年)に池田先生が32歳の若さで第3代会長に就任し、世界広布へ勇んで打って出た日である。
学会の“元日”である「5・3」は、新生の息吹で“弟子が立ち上がる日”である。
そして「5・3」は、「創価学会母の日」でもある。88年(同63年)4月27日の全国婦人部幹部会で、池田先生が“学会で最も大切な記念日である「5月3日」を、創価の女性を最大にたたえ、顕彰する日としてはどうか”と提案。女性部の友は、今年で制定35周年となるこの日を目指し、幸福と希望のスクラムを朗らかに広げてきた。女性部は今月、池田華陽会の華陽カレッジを各地で開催。さらに6月には、グループ発足45周年を記念する女性部総会をにぎやかに行う。このほど、池田先生の言葉が記された記念のしおりも完成。「全員が主役」の集いとして、楽しく語らいながら、草の根の絆を一段と強く結び広げゆく。

新たな前進への誓いに満ちた本部幹部会では、池田主任副会長が池田先生のメッセージを紹介。先生は、“師弟の凱歌轟く大晴天の「5・3」に、全同志の偉大なる大奮闘への感謝を込めて”と述べ、3幅の書を披露した。
「白百合乃調べ」
「師弟山」
「春光地湧(涌)乃友」
墨痕鮮やかな書が壇上に運ばれると、感動の拍手が高鳴った。
次いで、欧州SGIの共同議長に就いたスザンヌ・プリチャードさん、ロバート・ハラップさんが登壇。「ヨーロッパ会議」発足50周年の節を刻む今月を、各国の同志が地涌の連帯の拡大で飾った喜びを語りつつ、欧州を覆う不信と分断の闇を破り、協調と連帯の時代を築く誓いを力強く述べた。

音楽隊の創価グロリア吹奏楽団と鼓笛隊の創価シャイニングスピリッツが「戴冠式行進曲」(マイアベーア作曲)を祝賀演奏。続いて、梁島男子部長が、明年3月に迎える池田先生の青年部の室長就任70周年、広布後継の「3・16」を記念して、明春、「世界青年平和大会(仮称)」を開催することを発表した。永石女性部長は、女性部発足から2年の今、池田華陽会をはじめ若い世代が生き生きと折伏に励む姿を紹介。最も大切な最前線のグループに力を注ぎ、麗しい女性部の連帯を築きながら、創価の哲学を語り広げようと述べた。

原田会長は、全同志の健闘をたたえ、誠実の人が勝つ社会をつくるために前進また前進をと強調。広布推進の最重要の鍵は「人材」であると述べ、勤行をはじめとする信仰の基本を教える納得の対話、相手を深く知る一対一の語らいで信行学の実践に主体的に取り組むメンバーを増やし、信心の歓喜みなぎる組織を築こうと訴えた。
最後に、99年5月の本部幹部会での池田先生のスピーチ映像を視聴した。
※本部幹部会の「モバイルSTB」での配信は、11日午前9時から(インターネットを通してダウンロードが必要です)。「SOKAnet会員サポート」では配信しません。

第13回本部幹部会への池田先生のメッセージ2023年5月4日
- 人間革命の不屈の舞で 人類に平和共生の春を

一、それは、天も晴れ、地も晴れ、友の心も晴れわたる1951年(昭和26年)の5月3日、恩師・戸田城聖先生の第2代会長就任式での懐かしい一コマであります。
式典の最後に、戸田先生が学会歌の指揮を威風堂々と執られた際、その勢いで卓上の水差しとコップがぶつかって、どちらも割れてしまったのです。
みんな、驚きもし、慌てもしました。
ところが、戸田先生は、にっこりと語られました。
――水差しとコップが、お互いに相手を責めても始まらない。信心も同じだよ。誰からも決して壊されない自分になるのです。人ではない。自分でどんな宿命も変えられるのが、信心なんだよ、と。
我ら創価の師弟は一年また一年、5月の3日に、旭日のごとく元初の生命で出発し、明るく仲良く朗らかに、全てを希望へ、前進へ、勝利へ転じて、共々に金剛不壊の仏の大境涯を築いていくのです。
ヨーロッパとオセアニアの尊き同志を迎え、日本全国そして全世界の友と、師弟の凱歌轟く大晴天の5月3日の本部幹部会、誠におめでとう!(大拍手)

一、きょうは、全同志の偉大なる大奮闘への感謝を込めて、三つの書を披露させていただきます。
はじめに、「創価学会母の日」の35周年を祝して、「白百合乃調べ」であります。
恩師は、よく言われました。「世間には意地悪な顔や、ヤキモチ焼きの悪口がいっぱいだ。その中で、白百合の香りも高き、わが学会の女性たちの福運ある笑顔を見給え! 清々しい慈悲の声を聞き給え!」と。
うれしいことに、創価の母たち・女性たちが健気にも謳い上げてきた、この「白百合の調べ」は、今まさに日本も世界も、「ヤング白ゆり」の世代と「華陽姉妹」のスクラムに、生き生きと受け継がれ、はつらつと奏でられております。
古来、ヨーロッパでは、白百合は「希望」や「清らかさ」の象徴とされ、「正義の旗」とも、「喜びを伝える教師」とも讃えられてきました。まさしく慈折広布へ、ひとすじに進む女性リーダーの福智の生命そのものであります。
今月の「華陽カレッジ」、また来月の「女性部総会」の楽しく賑やかな大成功を、皆で祈り大応援しましょう。この「白百合乃調べ」の書は、創価世界女性会館に、妻と私からのお祝いとして贈らせていただきます(大拍手)。

一、次の書は、「師弟山」であります。
日蓮大聖人は、「須弥山と申す山の大地をつ(突)きとお(通)して傾かざるがごとし。天・地・人を貫いて少しも傾かざるを王とは名づけたり」(新2032・全1422)と仰せになられました。
御本仏に直結し、広宣流布の誓願で結ばれた創価三代の師弟は、大地を突き通して聳え立つヒマラヤのごとく、いかなる嵐にも微動だにしません。
正義の師弟という不動の山を心に抱けば、何ものにも惑わず、何ものをも恐れず、何ものにも負けない不二の力を無窮に発揮できるのであります。
創立の師・牧口常三郎先生は、山は人物の育成処であり、人材の出発点であると論じられました。我らの永遠不滅なる師弟山から、いよいよ従藍而青の青年部・未来部を育て、地球民族の衆望を担い立つ人間の王者、哲学の王者、民衆の王者を、澎湃と送り出していこうではありませんか!

一、最後に、「春光地湧(涌)乃友」であります。
地涌の菩薩とは、あえて最も厳しい試練の冬の時代に躍り出て、「春の光」を赫々と放ちゆく生命です。「冬は必ず春となる」という「人間革命」「宿命転換」「立正安国」の不屈の舞を、歓喜踊躍して繰り広げるのです。
大聖人は、法華経に地涌の菩薩が「地よりして涌出す」と説かれる意義を、「『地』よりとは、我ら衆生の心の大地のことである。『涌出』とは、広宣流布の時、一閻浮提の一切衆生が法華経の行者となることを言うのである」(新1161・全834、趣意)と示してくださっております。

もとより男女はきらわず、民族も文明も宗教さえも超えて、誰もが地涌の生命を持っています。万人が妙法という大宇宙の究極の法則との出あいを待っています。
法華経に「同時に涌出せり」とある通り、今、世界広布は同時進行で展開し、聖教新聞には桜梅桃李の多彩な人華の勝利劇が、日々、躍動しております。信頼し合い、励まし合う笑顔と笑顔が、これほど光る新聞はないでしょう。
私たちは、いやまして「声、仏事をなす」(新985・全708等)と、勇敢に誠実に快活に対話へ打って出てまいりたい。そして心も広々と、「師弟共に唱うる」題目の音声で、この地球を包みながら、新たな地涌の友を創り広げ、人生に幸福和楽の春を、社会に価値創造の春を、人類に平和共生の春を輝かせていくことを深く誓い合って、私のメッセージとします。
わが全宝友の益々の健康長寿と無事安穏、そして福徳無量を祈りに祈ります(大拍手)。

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