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日々の積み重ねが、大事な歴史……

世界最古の企業は日本企業

2015年10月29日 | 経済


創業1400年!世界最古の企業は日本企業だった!「長寿」を支える秘密とは?

「次の経営哲学を持つ会社がある。その名は?」という問いがある。正解はなんだろうか。

(1)判断・決断のよりどころとなる企業理念がある
(2)顧客第一主義を貫いている
(3)イノベーションを追求している
(4)自社の身の丈を知り、分を超えたことはしない
(5)謙虚さを忘れずに質素にする
(6)人を尊重し、コミュニケーションを大切にする
(7)部下を人として大切に扱う
(8)協調精神を重視する
(9)すべてに対し、私心なく正直に対応する
(10)利益至上主義を慎み、適正価格を維持する
(11)ブランドや信用を大切にする
(12)創業精神を大切にする

 その答えは、世界最古の企業である金剛組だ。誕生はなんと578年で、実に1400年以上の長い歳月を生き抜いてきた会社である。

 創業者の金剛重光は、聖徳太子の命を受けて百済から招かれた3人の工匠の1人であり、四天王寺や法隆寺の建設に携わったという。宮大工集団として社寺の普請に関わっていた金剛組は、
2005年に高松建設(現・高松コンストラクショングループ)の傘下に入ったが、金剛組のブランドは連綿と続いている。

 前述の12項目は、金剛組の「職家心得之事」という16カ条から成る社訓から、12カ条を私なりに現代語でわかりやすくしたものである(ほかの4カ条は内容的に重なるため割愛した)。

●現代でも通用する金剛組の経営哲学

 この12カ条を読み直してみると、そこにひとつの発見が生まれる。「すべての項目が、そっくりそのまま今でも通用する」ということである。

 俳聖・松尾芭蕉の言葉に「不易流行」というものがある。「流行」とは、ファッションという意味であり、一時的なはやりである。経営の世界にも、さまざまな流行語があり、挙げればキリがない。
一方、「不易」というのはコンスタントという意味であり、時代が変わっても変わらないものである。


「人に好かれる人」と「人に嫌われる人」の7つの違い

2015年10月29日 | 健康

「人に好かれる人」と「人に嫌われる人」の7つの違い

同じように接しているのに、なぜか自然と人が集まる人と気がつけば一人で寂しそうにしている人とがいます。一見同じような人に見えるのに人に好かれる人と嫌われる人、その違いは一体どこからくるのでしょうか?

01.
話し上手より、聞き上手
人は誰でも自分のことを話したいと思っています。人に好かれる人は、自分も話したいのに聞き役に回ってくれる人。逆に嫌われる人は、自分の話したいことを延々と話してしまいます。
人の話をしっかり聞いて受け止めてくれる人は、誰からも好かれます。

02.
人を笑顔にするか、
人に笑顔にしてもらうか
人に好かれる人は、笑顔が素敵です。面白いことに表情というのは相手に伝染するもので、こちらが笑顔だと相手も次第に笑顔になっていきます。楽しいから笑うのではなく、笑うから楽しいのだともいいますが、
笑顔を自分から作ることができる人は周りを和やかにしますから、人に好かれます。
嫌われる人は、相手に笑顔にしてもらいたいと思っている人です。


03.
自分から気を利かせてくれる人か、
人に気を使わせる人か
人に好かれる人は、まず人に何かをやってあげています。初対面なのにとても良く気が利いていて率先して動いてくれたり、手伝ってくれたりします。
一方で嫌われる人は、気が利かない場合が多いようです。気を利かせてくれた人が好かれる、これには「好意の返報性」という心理学が働いています。人は何かをしてもらったら自分も何かお返しをしなければと思うもので、
自然と相手を好意的に受け止めるようになるのです。

04.
自分の要求より、
相手の要求
人に好かれる人は、相手の人にどうしたいのかを聞いてくれます。
逆に、嫌われる人は自分のしたいことを声高に主張してきます。まず相手の立場に立って物事を考えることができる人は、やはり好感度が高くなります。

05.
約束を守るか、
守らないか
人に好かれる人は、人との約束を守る人です。約束には必ず相手の人がいますから、約束を守る人というのは相手のことをちゃんと考えていて相手の信頼が大きいからです。
嫌われる人は、人との約束をいい加減に考えています。好かれる人は、万一約束が遂行できないような不慮の事態が起こっても早めに連絡できる場合は、連絡を怠りません。

06.
相手に正当な興味を
持てるかどうか
人に好かれる人は、相手の人に正しい興味を持つことができます。基本的に人が言いたくないことは聞きません。趣味や仕事、相手が一生懸命頑張っていることなど、相手が話しやすい話題をふることができます。
嫌われる人は、プライベートなことでもズケズケと聞いてしまいます。人に質問するときは、相手が答えて気持ちがいい内容、答えにくくない内容を質問するのがマナーです。

07.
人の名前をちゃんと
覚えているか、
すぐに忘れてしまうか
一度しか会っていないのに、相手の人がちゃんと自分の名前を覚えていて嬉しかったことはありませんか?人に好かれる人は、人の名前をいち早く覚えます。名前は誰にとってもとても大事なもの。
名前を覚えていてくれるということは、自分に関心を持ってくれていることの証なので、そういう人には好意を持つのが人間です。
嫌われる人は、いつまでたっても人の名前を覚えません。相手の人は、自分には関心がないのかな?と思ってしまいます。
人に好かれる人にも嫌われる人にも、それなりの理由がちゃんとあります。ちょっとしたことですが、正反対のことをしていたりするもの。無意識のうちに嫌われることをしている人は注意しましょう。
相手に対する思いやりが好かれるコツです。


食べすぎ病

2015年10月02日 | 健康

朝食抜き&空腹で健康・長寿に?「食べすぎ病」ががん・糖尿病・高血圧等の原因に

 一般に、「1日3食ではないと体に悪い」「とくに朝食はしっかり食べる必要がある」などという指導がなされている。しかし今、40~74歳の男性の2人に1人がかかっている「メタボ」(メタボリック症候群)は、
高脂血症、高血糖、高血圧(腹囲が85センチメートル以上の男性、または90センチメートル以上の女性)など「高」のつく、「食べすぎ病」である。

「メタボ」の該当者は将来、心臓発作(心筋梗塞)や脳卒中をはじめ、種々の生活習慣病を発症しやすく、医療費高騰の一大要因になるという。
そのため国はその対策として、2008年4月1日からいわゆる「メタボ健診」をスタートさせた。
 
 昔の日本人のように、日没とともに就寝し、日の出とともに起床して朝飯前の一仕事、例えば農作業などの肉体労働をした後で、ご飯に味噌汁、つけ物などの「粗食」をとることは、必要だったであろう。

 しかし、現代人は、遅くまで仕事をし、それからお酒を飲みながら食事をするという人が多い。パーティや宴会などがあると、その後の二次会に参加して、またアルコールを口にし、
仕上げにラーメンなどを食べて帰宅し、夜12時前後にやっと就寝するということも少なくないだろう。
そして、翌朝6時前後に起床して出勤の準備をするわけだが、その時にはまだ胃袋に食物が残っていて、「朝食を食べたくない」という人も多い。

 にもかかわらず「朝食はしっかり食べないと健康に悪い」という一般論に呪縛され、胃袋に無理して朝食を詰め込む人が少なくない。
その結果、過食になり、高脂血症、高血糖(糖尿病)、痛風、高血圧、がんなどの生活習慣病で苦しむことになるのだから、笑止千万だ。

 第二次世界大戦が終結した1945年のヨーロッパや日本では、食糧不足に陥り、多くの人が空腹を余儀なくされた結果、その年の生活習慣病の罹患率が、
過去最低を記録したことは、統計が明確に表している。日本でも、「腹八分に病なし、腹十二分に医者足らず」という格言がある。

 この40年間で、医師数は13万人から31万人に増加し、医療技術も格段に進歩した日本で、がん死者数は13万人から36万人に増加し、高血圧、高脂血症、糖尿病(予備軍を含む)、
痛風に悩む人が、それぞれ約5000万人、3300万人、2200万人、100万人も存在する。その大きな要因のひとつが、「食べすぎ」にあるのは間違いない。
 
●サーチュイン遺伝子

 エジプトのピラミッドの墓碑銘に、英訳すると次のような文が書かれていたという。

© Business Journal 提供

「Man lives on 1/4 of what he eats, the other 3/4 lives on his doctor」
(人は食べる量の1/4で生きている。残りの3/4は医者が食べている)

 エジプトの貴族たちの朝の挨拶は、「吐きますか、汗を出しますか」だった。つまり「食べすぎ」と「運動不足」の害を知っていたことになる。

 エジプト文明にかぎらず、古代ローマ、古代ギリシャの文明は、その頂点を極めた後に衰退していった。その要因はいくつかあげられているが、その中の大きな要因として病気(ペスト、疱瘡、麻疹)の蔓延があげられる。

 どんな病気でも、ある程度以上重症化すると、必ず「食欲不振」と「発熱」を伴う。「食欲不振」「発熱」により、免疫力を上げて病気を治そうとしているわけだ。よって、逆に「食べすぎ」「冷え」は、病気の二大要因になることがわかる。

「空腹」は、サーチュイン(長寿)遺伝子を活発化させ、健康長寿に導いてくれることを、米マサチューセッツ工科大学のL・ガランテ教授が2000年に発見している。空腹の時は、
胃からグレリンというホルモンが分泌されて脳の海馬領域の血行をよくし、記憶力が増し、頭が冴えることもわかっている。

 よって、「朝食を食べたくない人」は食べない、食べたい人でも「メタボ」など種々の病気で悩んでいる人は「食べない」で「空腹の時間をつくる」とよい。
どうしても食べないと力が出ない人は、「紅茶に黒糖かハチミツを入れて飲む」「チョコレートをつまむ」などすることによって糖分を補うとよい。
何しろ脳をはじめ人体を構成する60兆個の細胞の活動源は、ほぼ100%糖に依存しているのだから。

 朝食を「食べない」「お茶(に梅干しを1個)」「ハチミツ又は黒糖入りの紅茶」などにしたことで、
「半年で10キログラムやせた」「糖尿病がよくなった」「血圧が下がった」「酒に強くなった」などという喜びの声を寄せてくれた患者さんは多数いらっしゃる。

「やってみて調子がよい」ことを条件(前提)に、ぜひ1回試されるとよい。
(文=石原結實/イシハラクリニック院長、医学博士)