毎日が、始めの一歩!

日々の積み重ねが、大事な歴史……

ジンベイザメの「海くん」広い世界・太平洋へ 

2011年09月30日 | 文化

 放流のため水中担架に乗せられたジンベエザメの「海くん」=29日午前、高知県土佐清水市    動画はこちらへ

 大阪市港区の水族館「海遊館」で約3年10か月間飼育され、7月に引退したジンベエザメの「海くん」(雄、推定年齢9~10歳)が太平洋に放流されることになりました

 海くんは2007年6月に室戸市沖で定置網にかかり保護。同年9月~2011年7月の間、大阪で飼育され、迫力ある泳ぎでファンを魅了してきました

捕獲時は全長4・1メートル、推定体重0・9トンだった海くんも、今では全長5・5メートル、推定体重1・5トンまで成長。
全長6メートルを超えると移送や飼育が難しくなるため引退が決まりました。
海くんは専用の担架に乗せられ、漁船で約3キロ沖にえい航された後、放されました。見送った海遊館の飼育者は「さみしいけれど、広い海を泳ぎ回って長生きして」と別れを惜しんでいました。 

ジンベエザメは、成長すると全長が12〜13mになる、世界でいちばん大きな魚類です。性格は大変おとなしくて、人を襲ったりはしません
世界中のあたたかい海を、ゆっくりと泳ぎながら生活しており、日本にも初夏から秋にかけて、主に本州や四国、九州の太平洋側の沿岸を黒潮にのってやってきます。
ジンベエザメは海の中をただよっている、小さなエビの仲間(オキアミやイサザアミ、サクラエビ)などのプランクトンを食べます。

広い太平洋は故郷。今度は網にかからないように。時々、人間を楽しませたことを良い思い出として、海の仲間たちと生き続けてくださいね。「海くん」ありがとう。


秋の七草

2011年09月24日 | 文化

秋もたけなわ……今の世は、便利・簡便さが先に立って、自然に親しむことも少なくなっています
できる限り、自然と共に生活し、生かしていきたいもの。そこで、「万葉集」に注目してみました。

秋の野に 咲きたる花を 指折り(おゆびおり)
 かき数ふれば 七種(ななくさ)の花」   
 
  萩の花  尾花葛花  撫子の花             
  女郎花  また藤袴  朝貌(あさがお)の花」
      (万葉集  山上憶良(やまのうえのおくら))

    秋の七草は、万葉集のこの歌で山上憶良が選定し今に至っている。 

      萩(はぎ)                               
      尾花(おばな)→ 薄(すすき)            
      葛花(くずばな)→ 葛(くず)            
      撫子(なでしこ)                         
      女郎花(おみなえし)                     
      藤袴(ふじばかま)                       
      朝貌(あさがお)→ 「朝顔」ではなく  「桔梗」であるとの説が定説。
       

・春の七草は「七草がゆ」にして食べるなど、 ”食”を楽しむものですが、秋の七草は花を ”見る”ことを楽しむもののようです。         

 < ハ  ス      キー  な    ク    フ    王 >  /  覚え方……    
萩  すすき  桔梗  撫子  くず  藤袴  女郎花

クフ王 → エジプトのピラミッドを作ったことで有名な王様。 紀元前の人。

分かるかな~9

2011年09月19日 | 詩・ポエム・文芸

平洋に点あり西洋に点なし。これ如何に   

 大西洋は、(ヨーロッパから見た)西の大きな海という意味で、太平洋は、世界一周をしたマゼランが、太平洋を渡った時に全く嵐がなかったことから、ここを「穏やかな海」と名づけました。
 それが英語になってPacific Oceanになって、Pacificを訳すと「泰平」というニュアンスになるので、それと似たような意味の「太平」になり、「太平洋」になったということだそうです。外国語由来です。

 大西洋アトランティックオーシャンアトランティックのオーシャンそうアトランティスが在った洋(大海原)なんです。アトランティスはジブラルタル海峡(地中海の西の果ての西の向こうの海にあった、と言う伝説なので、日本語に訳する時に「大いなる文明があった西の洋」。別に西大洋でもいいんでしょうが、そこは訳者のセンスでしょうか。

 太平洋パシフィックオーシャン。初めて世界一周したマゼランは、大西洋から南米最南端の海峡(マゼラン海峡)を通過して太平洋に出ましたが、その海峡は今でも荒ぶれる海域として有名です。
そこを抜けて水平線の見える大海原に出た時、そこは非常に穏やかでした。感激したマゼランは「なんと穏やかな海だ」として、「パシフィックオーシャン(穏やかな大海)」と名づけました(ポルトガル語で?)。もし台風にでも遭遇していれば「ストーム・オーシャン(嵐の大海))」と名づけていたかもしれません。そしたら「大嵐洋」とでもなっていたのでしょうか。

広大な海を名づける、太平洋は「太平の洋」。天下太平の太平です。大安洋でも平安洋でもよかったんでしょうが、これも訳者のセンス――。人間として境涯の小さな者にはできなこと 生命誕生の源とも言われる〝海〟 海の如く、大きな境涯を目指して

食べ放題のレストランで、美味しく食べる5つの基本テクニック

2011年09月15日 | グルメ

食欲の秋――。温泉付き、エステ付き、綺麗な紅葉を眺めながらと、様々なメニューが提供されているビュッフェ
贅沢な高級志向の焼き肉。ホテルのフレンチ、イタリアン、中華などのビュッフェ。せっかくの食べ放題なら、会話に花を咲かせながら、賢く満足して、楽しみたいもの

 一度に料理を多く持ってこない 
一度にたくさんの料理をもってくると、見ているだけで脳が満腹になったと思いこんじゃうんですね。いくら空腹でも、お皿に少量を盛り付けて、少しずつ少しずつ食べていくのが賢明な食べ方です。

 できるだけ炭酸ジュースは飲まない 
炭酸系のドリンクはお腹を膨らませて圧迫させるので、少なくしたほうが良いでしょう。味覚をシャキッとさせてくれる茶がオススメ。だけど甘いお茶はだめです。甘さが脳に満足感を与えて満腹になってしまいます。

 味付けが薄いものから食べていく 
最初から濃い味付けの料理を食べると、料理の味に飽きてくるのが早くなって、さらに舌が疲れるんです。食べている途中から「もういいや」という気持ちになってしまう。最初は薄味のものから食べていくと良いでしょう。

 しょうゆやソースなどの調味料をかけない 
焼き肉など、醤油やタレなどを必要とする料理でも、最初は何も付けないで食べたり、少量の塩や醤油、タレだけで食べるとよいでしょう。

   ちなみに、食べ放題の焼き肉店はタレの味付けが濃い傾向にあります。タレが濃いと飽きるのが早いので、お客さんがあまり食べなくて済むからです。実際にそういう店もあるようです。

 ご飯ものは少なめに 
ご飯ものの料理はお腹の中にドッシリとたまっていくので、すぐに満腹になってしまいます。ご飯やチャーハンなどを用意している店が多くあります。お店としては単価が安くてうれしい料理
 
   アルコールが飲み放題のレストランもありますが、飲むことが目的ならOKですが、ビールやソーダ系のアルコールをひかえたほうが良いようです。食べ放題のレストランに行く際は参考にしてみてはいかがでしょうか。


中秋の名月

2011年09月13日 | 詩・ポエム・文芸

昨夜は十五夜で、かつ、今年は満月。ご存知のように、「十五夜=満月」みたいなイメージがある人も多いと思うけど、十五夜の日って必ずしも満月とは限らず、何と、六年ぶりの満月だそうです。 

昨夜の満月は、それはそれは見事な満月で、月輪まで出ていましたね。
日輪も珍しいのですが、月輪はそれ以上に珍しい現象、「どれだけ地球に力を与えているか……慈悲の思いが伝わり、思わず手を合わせたくなるような満月でした。

中秋の名月とは、旧暦8月15日の夜の月のこと。
旧暦の1カ月は月の満ち欠けの周期によって決められていて、29日か30日で数えられています。理論上、もっとも遅い十五夜は10月8日、もっとも早い十五夜は9月7日だそうです。ちなみに
来年の2012年は9月30日、その次の2013年は9月19日です。

旧暦では7~9月が秋で、月ごとに初秋、仲秋、晩秋と呼ばれています。
仲秋は期間全体を表す語。よって
ちゅうしゅうの名月は」――「中秋の名月」が正解。

「十三夜」の風習日本では十五夜だけでなく旧暦の9月13日にも月見をする日本独自の「十三夜」の風習があります。月見団子と栗や枝豆をお供えするため、「栗名月」「豆名月」「後の月」とも呼ばれています。十五夜と十三夜の両方月見をするものともされ、片方だけでは「片月見」といって忌まれていました。曇りが多い十五夜に対して、十三夜は晴れることが多いようで、月見には最適だそうです2011年は10月9日です