安全かつ正しいガジェットのクリーニング方法【LHセレクト】

安全かつ正しいガジェットのクリーニング方法【LHセレクト】 (ライフハッカー[日本版])


家をどれだけキレイにしていたとしても、パソコンやガジェットは少しずつ汚れていきます。そこで今回は、ガジェットの安全なクリーニング方法と役立つ道具をご紹介します。

ガジェット類は見かけより繊細な物が多いです。「Windex(アメリカのガラスクリーニングに使われる代表的なクリーナー)」をかけてペーパータオルで拭いたりすると、故障してしまう可能性もあります。しかし、注意事項とコツをいくつか知ると、クリーニングは非常に簡単なプロセスであり、家庭内にある物、もしくはスーパーや100円ショップなどで購入できるものだけで用立てる事ができるでしょう。

 

ディスプレイを「お酢」でキレイに


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LCDスクリーンはデリケートで、扱い次第ではピクセルに異常をもたらす事もあるので、絶対に強く押さないようにしましょう。まずモニタの電源を切り(汚れを良く見えるようにするため)、マイクロファイバー製クロスを準備します(ガジェットやモニタに付属していることも多いですが、無い場合にはメガネ拭きなどでも代用可能です)。そのクロスを使ってやさしくスクリーンを拭いてください。

ガンコな汚れが付着している場合は、力を込めて拭きたい気持ちをグッと抑え、クロスを水とお酢を1:1で割った液体で濡らして拭いてみましょう。モニタ用の特別な洗剤やクリーナーなどを購入してもいいですが、若干値段が張るのと、水とお酢が混ざった液体でも十分にクリーニングに使えるので、それで事足ります。ひとつだけ気をつける部分があるとしたら、使用する水は水道水ではなく、ミネラルウォーターを使ってください。水道水を利用すると、塩分や不純物でモニタに白い斑点が残ってしまいます。

最後にモニタクリーニングには必ず柔らかいクロスを利用しましょう(マイクロファイバーなど)。紙ベースの素材:ペーパータオル、ティッシュ、トイレットペーパーなどを使うとモニタを傷つける可能性があるので、絶対に使用しないようにし、液体はモニタに直接吹きつけず、クロスに吹きつけるか、クロスを濡らしてからクリーニングしてください

Photo by Jay Reed


キーボードは圧縮空気とアルコールでキレイに


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「How-To Geek」では、キーボードのクリーニング方法を素晴らしく簡潔に説明しています(英文)。これによると、キーボードの汚れが目立つ時は、2つの道具を使って簡単にキレイにできるとの事です。

  1. エアダスター:キーボードの間にふきかけて埃やゴミ、汚れを飛ばせます。
  2. アルコールを垂らした綿棒:キーボードを直接拭いて脂分や雑菌、汚れを取り除けます。

米Lifehackerではキーボードのクリーニングに「Mr. Clean Magic Eraser」を使うことをオススメしています(日本では「激落ちくん」などの商品)。特に脂分などの汚れが目立つ場合には、軽くサッと拭くだけでもキレイになります。キーボードがあまりにも汚い場合には、キーを全て取り外して歯ブラシなどで本格的なクリーニングをする必要があるかもしれません。

キーボードをキレイにする前にはプラグや電池を外し、電源を切るようにしましょう。軽いクリーニングでケーブルを外す行為や電源を消すのが面倒臭い場合には『ToddlerTrap』(Windows)や『Keyboard Cleaner』(Mac)といったアプリを使い、キーボードを一時的に無効化してからクリーニングすると良いです。

Photo by Liszto.


マウスは少量の水もしくはアルコールでキレイに


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一昔前のマウスやAppleの『Mighty Mouse』でもない限り、マウスのクリーニングに分解の必要はないはずです。普段はマウスをひっくり返してラバー製のパッド部分を綿棒で拭き、必要であれば水もしくはアルコールで濡らしてからクリーニングすれば事足ります。マウスのボタン部分はキーボードをクリーニングした方法と同様に、綿棒に少量のアルコールを漬け、細かい部分を拭いていきましょう。

どうしても分解してクリーニングしたいのであれば、分解ガイドをネットで探せばできますが、大抵の場合不必要であり、保証が無効になる可能性が高いと言う事を覚えておいてください。そしてキーボードと同じですが、クリーニングする前に電池を取り外し、プラグを外すようにしましょう。

Photo by Dave Bleasdale


「Mr. Clean Magic Eraser」を使ってノートパソコンをキレイに

 


非アセトン系の除光液はノートパソコンのクリーニングに適していると言われていますが、「Mr. Clean Magic Eraser」程ノートパソコンのクリーニングに適している商品は無いと思います(前述の通り、日本では『激落ちくん』などの商品)。

濡らしてできる限り水を絞り、軽くトラックパッドやキーボード、そしてノートパソコンのボディを拭いていきましょう。簡単にキレイにでき、脂分を取り除いてくれるはずなので、クリーニング後には買いたてのようなピカピカな状態になるでしょう。注意点としては、拭く時に強く押しすぎないこと。力を込めて拭くと表面が研磨されてしまうので、キレイにするどころか汚くなってしまう可能性があります。これでキレイにならない場合は、アルコールを垂らした綿棒を使い、上記に述べた方法でクリーニングしてみましょう。


タッチスクリーンがあるガジェットはお酢と水でキレイに


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モニタと同じようにタッチスクリーン機器をキレイにするには、水とお酢を1:1で割った液体を使うと良いでしょう。タッチスクリーンはLCDモニタよりは頑丈に作られているので(タッチスクリーンと言う名が示す用に触られるのを前提に作られています)、ガンコな汚れにはモニタより少し強めに拭いてみましょう(かといって、やりすぎは禁物!)。

他の機器と同じようにマイクロファイバーのクロスを使い、液体をクロスに吹きつけてから拭きます。スクリーンに直接液体を吹きつけて故障や保証が効かなくなるよりも、多少面倒でもクロス側を濡らすようにしましょう。スマートフォンや他のタッチスクリーンガジェットが埃、ゴミ、砂等にまみれているのであれば、一度分解してクリーニングするのもいいかもしれません。

Photo by Ben J. Gibbs


いかがでしたか? 今回ご紹介したクリーニング方法はインターネット上で勧められていた方法ですが、メーカーによってはメーカー推奨の手入れ方法もあるので、それらもチェックすると良いでしょう(例えば、Appleの場合はこちらを参照してみてください)。