毎日が、始めの一歩!

日々の積み重ねが、大事な歴史……

ロシアのリャザン州で「自然との対話」展

2021年03月24日 | 妙法

ロシアのリャザン州で「自然との対話」展――池田先生がメッセージ 2021年3月24日

  • 州副大臣が開幕式に出席
01:51

 池田先生の写真作品を紹介する「自然との対話――池田大作写真展」が、ロシア・リャザン市のリャザン州立総合科学図書館で開催されている(4月5日まで。主催=創価学会、同図書館)。
 
 首都モスクワの南東に位置する同州は、ノーベル賞受賞者のイワン・パブロフや「宇宙開発の父」コンスタンチン・ツィオルコフスキー等の知性を輩出した“文化の都”である。
 
 開幕式は9日にオンラインで行われ、同州文化観光省のマリーナ・カウルキナ副大臣らが出席した。
 
 池田先生はメッセージを贈り、“見るべき価値”を持つ自然の美を、国や時を超えて分かち合いながら、人類の持続可能な未来のために光り輝かせていきたいと強調。同展が、友の心に幸の灯火を広げる契機となることを念願した。
 
 州立総合科学図書館のナターリヤ・グリシナ館長が祝福のあいさつを述べた後、同展のテープカットの模様や、同州文化観光省のヴィターリー・ポポフ大臣をはじめ来館者の鑑賞風景を収めた動画が紹介された。
 
 カウルキナ副大臣は「池田会長の写真展の開催を心待ちにしていました。素晴らしい作品の数々は、地域の人々の大きな関心を呼ぶに違いありません」と語り、同展は両国の相互理解を深める大きな一歩になると期待を述べた。

「自然との対話」写真展で、池田先生の作品を鑑賞する来館者(ロシア・リャザン市内で)
「自然との対話」写真展で、池田先生の作品を鑑賞する来館者(ロシア・リャザン市内で)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

小説「新・人間革命」に学ぶ 第27巻 解説編 

2021年03月24日 | 妙法

小説「新・人間革命」に学ぶ 第27巻 解説編 池田主任副会長の紙上講座2021年3月24日

  • 連載〈世界広布の大道〉
4:55
イラスト・間瀬健治
イラスト・間瀬健治

 今回の「世界広布の大道 小説『新・人間革命』に学ぶ」は第27巻の「解説編」。池田博正主任副会長の紙上講座とともに、同巻につづられた珠玉の名言を紹介する。

紙上講座 池田主任副会長
ポイント
①死身弘法の大精神
②「次の新しい十年」へ
③創立者と一体不二

 「正義」の章が連載されたのは、2014年(平成26年)1月から3月にかけてでした。前年11月、「広宣流布大誓堂」が完成し、14年は「世界広布新時代 開幕の年」と定められました。
  
 世界広布新時代の開幕に当たり、大切なこととは何なのか。「正義」の章に、「牧口と戸田の、この死身弘法の大精神が、未来永劫に脈動し続けていってこそ、創価学会の魂は受け継がれ、広宣流布の清流が、大河となって広がっていく」(115ページ)とあります。
  
 同章には、牧口先生、戸田先生、そして池田先生の、創価の三代を貫く「死身弘法の大精神」が書きとどめられています。その精神を私たちが受け継ぎ、実践していくことこそ、学会が世界宗教として、さらに大きく飛翔するために最も大切なことです。
  
 1928年(昭和3年)、日蓮仏法に帰依された初代会長・牧口先生は、既成仏教化した宗門の信心の在り方ではなく、「本来の日蓮大聖人の教えに立ち返り、その御精神のままに、真正の日蓮門下の大道を歩もう」(117ページ)とされます。
  
 戦時中、宗門は軍部政府の弾圧を恐れ、神札を受けました。これに対して、牧口・戸田両先生は決然と拒否。牧口先生は、獄中で死身弘法の生涯を閉じられました。
  
 生きて牢獄を出た第2代会長・戸田先生は、牧口先生の遺志を継ぎ、学会を再建しました。ところが、宗門には「信徒を下に見て睥睨する、悪しき体質が温存されていた」(126ページ)のです。戸田先生は宗門を守りつつ、そうした悪僧と徹底して戦われました。
  
 山本伸一も、恩師と同じ心で、宗門に外護の赤誠を尽くします。僧俗和合のために、言うべきことも言います。その忠言に反感を持つ僧も少なくありませんでした。依然として、「檀信徒を僧の下に見る、強い意識」(140ページ)があったのです。
  
 そこにつけ込み、学会を陰で操ろうと画策したのが、弁護士の山脇友政でした。76年(同51年)ごろから、山脇は宗門にデマを流し続け、それに踊らされた僧が、学会攻撃を繰り返すようになるのです。
  
 伸一は、「今こそ会員一人ひとりの胸中に、確固たる信心と、広布の使命に生き抜く創価の師弟の精神を打ち立てねばならない」(157ページ)と決め、一人たりとも脱落させまいと、全精魂を注いで激励を続けます。
  
 78年(同53年)の年頭から5月の間で、彼は東京を除く8方面を訪問しています。6月、9方面目となる北海道指導では、16日間で道内を東西に横断し、約5000人と記念撮影。延べ2万人以上の友と出会いを結びます。
  
 本年は、学会が宗門から「魂の独立」を果たして30周年です。池田先生が「正義」の章に記された精神は、今の私たちに向けられたものであり、未来の世代が常に立ち返らなければならない「創価の原点」です。
  

雲が描く勝利の「Vサイン」が北海道の大空に(1994年8月、池田先生が機中で撮影)。第27巻では、78年の16日間に及ぶ北海道での激励行がつづられる
雲が描く勝利の「Vサイン」が北海道の大空に(1994年8月、池田先生が機中で撮影)。第27巻では、78年の16日間に及ぶ北海道での激励行がつづられる
みちのくの絆

 78年(同53年)5月、宮城の東北平和会館(後の青葉平和会館)へ向かう車中、伸一は同行の友に東北への思いをこう語ります。「東北の同志の強さは、チリ津波や冷害など、試練に遭遇するたびに、困難をはね返し、ますます広宣流布の勢いを増してきたことにある」(325ページ)
  
 草創期以来、伸一は、東北の友の勇姿を見守り続けてきました。「求道」の章では、東北の同志が示した「信仰の最大の実証」について、「“心の財”をもって、真実の仏法の力を証明してきたこと」(348ページ)とあります。それは、東日本大震災から一歩ずつ復興の歩みを重ねてきた同志の姿にほかなりません。
  
 今月7日、東北広布70周年、東日本大震災から「福光10年」の意義を込めた「東北家族『希望の絆』総会」が、東北文化会館で開催されました。東北6県147会場を中継で結び、約1万人の友が参加。みちのくの“黄金の絆”が世界に希望を送りました。
  
 震災から10年を迎えた今月11日には、本紙で「随筆『人間革命』光あれ」<人間凱歌の福光>が掲載されました。
  
 その中で、池田先生は、「逆境に強い東北人の底力こそ、新時代を開く価値創造の源泉」であり、「『生命の世紀』『人間革命の世紀』を建設しゆく」総仕上げを担い立つのが、「わが愛する東北家族」と、東北への限りない期待を寄せられました。この万感の励ましを胸に、東北の同志は新たな前進を開始しました。
  
 「求道」の章に、山本伸一が東北6県の代表幹部にこう訴える場面が描かれています。
  
 「次の新しい十年をめざして、共に広宣流布の峰を登攀していこうではありませんか。新しき歩みから、希望が生まれます」(349ページ)
  
 東北の友の“福光”の軌跡は、学会創立100周年の2030年へと向かうこれからの10年において、ますます輝きを放っていくに違いありません。
  

本領発揮の時代

 東京創価小学校が開校したのは、78年(同53年)4月です。「若芽」の章には、小学校の開校によって、「いよいよ、“創価教育”建設の第二期を迎えた」(30ページ)と記されています。
  
 伸一は創立者として、多忙な合間を縫って小学校を訪問し、児童・教職員に励ましを送ります。
  
 「東京創価小学校をはじめ、創価一貫教育のすべての学校と自分とは、“不二”であると思っていた。そして、児童の成長、卒業生の社会での活躍を、最高の生きがいとしていた」(92ページ)との一文に、池田先生の思いが凝縮しています。
  
 東京創価小学校の第1期生の卒業式(82年3月)で、伸一は「『平和』というものをいつも念頭において、一生懸命、力をつけてもらいたい」(102ページ)と訴えます。
  
 それから39星霜を刻んだ今月16日、同校の第40期生の卒業式が行われました。創立者は、学園生に「君たちと私の命は一体不二です。どこまでも一緒です」と、万感のメッセージを寄せられました。創立者の自分と創価の学びやに集ってくれた友とは「一体不二」――この思いは、池田先生の一貫して変わらぬ心です。
  
 4月2日には、創価大学が開学50周年を迎えます。さらに、5月3日には、アメリカ創価大学(SUA)が開学20周年の佳節を刻みます。
  
 また先日、マレーシアに中高一貫校「創価インターナショナルスクール・マレーシア(SISM)」が2023年を目指して開校することが発表されました。SISMの生徒が、創大やSUAに進学する日も遠くありません。
  
 いよいよ、「創価教育の本領発揮の時代」(51ページ)です。
  

「このVサインを象徴として前進しましょう!」――池田先生は東北海道の第1回総会に出席し、北海道の同志にエールを送った(1994年8月15日、北海道研修道場で)
「このVサインを象徴として前進しましょう!」――池田先生は東北海道の第1回総会に出席し、北海道の同志にエールを送った(1994年8月15日、北海道研修道場で)
名言集
●教育

 教育は、知識を与えることを目的とするのではなく、自分で考え、自分で得た知識を生かしていく方法を会得するためにあるのだ。(「若芽」の章、34ページ)

●知恩

 恩を知ることによって人間の道を知り、恩を返すことから人間の生き方が始まる。(「若芽」の章、45ページ)

●伝持の人

 仏法伝持の人とは、大聖人の仰せのままに戦い抜く「行動の人」である。広宣流布の勝利の旗を打ち立てる「実証の人」である。(「正義」の章、108ページ)

●退転の本質

 退転の本質は、臆病であり、保身にある。(「正義」の章、198ページ)

●信心の功労者

 信心の功労者とは、過去の人ではない。未来に向かって、広宣流布のために、新たな挑戦をし続ける人である。(「激闘」の章、217ページ)

●地道

 長い目で見た時、時代の流れは、地道さが求められる時代にならざるを得ない。基礎がしっかりと築かれていなければ、時代の変化のなかで、はかなく崩れ去っていきます。人生も広宣流布も持久戦です。(「求道」の章、387ページ)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする