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山岳ガイド 江口正徳の仕事と日常

個人ガイド 比良 武奈ヶ岳

2023-02-10 08:51:19 | ガイド山行/雪山登山
2月9日は、個人ご依頼で比良山系の最高峰、武奈ヶ岳をガイドしてきました。

天気予報どおり徐々に晴天になっていって気分爽快!
豊富な積雪と真っ白な樹氷、山々の雪景色・・・と比良の山が初めてのクライアント様でしたがドップリと比良の雪山を満喫していただきました。


前半は植林帯から自然林の樹林の急登と続きますが、雪景色を眺めながら慌てず急がす登ります。


御殿山に到着。


これからめざす武奈ヶ岳と西南稜。なかなか遠く見えますね。


西南稜を進みます。こんなスッキリ気持ち良い雪の稜線を歩けるのは関西ではなかなか貴重ですね。
北八ヶ岳とかより全然楽しめます。


西南稜の真っ白な雪稜を一歩一歩登っていきます。これぞ雪山登山の醍醐味ですね。


武奈ヶ岳登頂! おめでとうございます!
初めての比良山、気持ち良く登頂出来ましたね。


湖北を眺めます。遥か遠く伊吹山と鈴鹿山脈の霊仙山が雪を抱いて真っ白な姿で望めます。


びわ湖バレイ方面を眺めます。見渡す限りどこも真っ白!これぞ雪山!


西南稜を下山します。それにしてもすごい樹氷


御殿山への登り返しは、往路では気付かなかったですが波打つ雪稜と樹氷のセットがこれ以上ないくらいに綺麗でした。

この後、御殿山を経由して下山を続けて今回の山行を無事に終了しました。
素晴らしい雪山登山ができて良かったですね。
お疲れ様でした。ご依頼ありがとうございました。








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くろんど通信

2023-02-07 22:12:37 | プライベート
ハイ! こんばんは。くろんどチアリです。
って、それはクロードチアリやろ!
というベタは置いといて今日もせっせとくろんど池でランニングでした。


くろんど池の周囲を取り囲むように連なる峰々。僅か200m余りの低山ですがちゃんと山頂もあります。
ハイキングとして親しまれている里山なのです。


展望台からのくろんど池の眺め。


所々、倒木があったり、根っこが絡んでいたり、ササが茂っていたり、枝が覆い被さっていたり・・・。
山道ならではの障害物が多く、こういう中を走ることによって、動体視力や視認性を高めたり、また障害物を避ける運動性能や俊敏性、そして何よりも心肺機能の向上に大きく貢献してくれます。それに何よりもこういう所を走ることによって得られる一番のメリットはズバリ精神力(メンタル)の向上と言えるでしょう。
登山、中でも特にアルパインクライミングなどはつまるところ、精神力がとても重要な要素と確信している僕としては尚更このようなトレーニングが不可欠なのです。


僕が勝手に「奈良の白樺湖」と名付けていますが、足漕ぎボートもあって信州のリゾートに来た気分です。
ということは周囲の山々は奈良の八ヶ岳、北アルプス!? ってホンマかいな!


なんと55番(ゴーゴー)! まるでまだまだ走れ! と言われているようです。というアメリカンなジョークは置いといて、 
今日は少し気温が高めだったので滝のような汗をかきまくって、体はヘトヘトになりましたが充実したトレーニングができて満足でした。









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鈴鹿 御在所岳 藤内壁 後尾根~富士見尾根継続

2023-02-06 10:55:15 | ガイド山行/雪山登山
2月5日は、御在所岳のバリエーションルート、後尾根を登って富士見尾根にルートをガイドしてきました。

前日に続き、晴天に恵まれた御在所岳、絶好の雪山日和でした。


藤内壁出合で準備を済ませてスタート!




雪の急斜面を登っていきます。


岩場に取付きます。


暫く登られてないのか、雪部は基本ラッセル、岩場はホールド、スタンスを掘り出したりしながらの根気のいる登りが続きます。








花崗岩でクラックを使う登りは夏ではなんてことない所でもアイゼンを履いてではかなり難しくなりますね。
お二人様共にかなり悪戦苦闘しながら通過してこられます。


中又のアイスと中尾根バットレス。冬のこの時期は迫力が違いますね!


後尾根の核心部に突入していきます。




ペッタリの一枚岩の越える箇所をジワリジワリの動作でなんとかクリア!


後尾根を終えて、登山道の合流点までひたすらラッセルを繰り返してようやく次なる富士見尾根まできました。


富士見尾根のチムニーを登ります。


富士見尾根を登って来て御在所岳登頂!
おめでとうございます! 本当によく頑張りましたね~!!


流石に疲れたので山頂レストランでみたらし団子とウインナーコーヒーのセットで甘いものをお腹に入れてゆ~っくりとホッコリタイムです。


おっ!富士山見れた! ら良かったのになぁ~

この後、ロープウェイ下山に切り替えて麓までの景色を楽しみながら12分間の空中遊泳で下山して今回の山行を終了しました。
お疲れ様でした。ご参加ありがとうございました。









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鈴鹿 御在所岳 藤内沢と初級雪山講習

2023-02-06 10:26:27 | ガイド山行/雪山登山
2月4日は、御在所岳 藤内沢コースを使っての雪山講習山行でした。


御在所ブルー! 藤内をめざします!


藤内壁出合で準備を済ませてスタート


藤内滝の高巻トラバースは滑落事故が多い所なのでアンザイレンして慎重に通過


高巻を終えて本流に戻って上部を詰めていきます。


コウモリ滝の箇所は2ルート取ることが出来るので先ずは左ルートから急な斜面の登り方を練習しながら登ります。
この後、折角登ったのにそのまま下りの練習をしながら下降。


続いて右ルートを登ります。
出会う人、出会う人、「この人たちこんな所で行ったり来たり何してんのかなぁ~」という感じで言われるので、その度毎に「講習会なので練習しながら登ってるのです」と返答する次第です。


雪も豊富で雪山技術を習得するのに絶好のコンディションです。


途中に現れる氷の箇所を発見するとルートを逸れて反復練習です。


本流に戻って引き続き上部をめざします。


3ルンゼアイスゲレンデ付近はどこもかしこも良く氷結しているので氷のラインを使って登っていきます。


藤内沢を標準時間の倍くらいかけてじっくり練習しながら登ってきて御在所岳登頂!


下山もやはり藤内沢を今度は下降技術の練習をしながら下ります。


最後の急斜面を下降して藤内沢下降終了~

この後、一般登山道に合流してそのまま下山。
長い一日を終了しました。
お疲れ様でした。ご参加ありがとうございました。







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中央アルプス サギダル尾根~宝剣岳縦走

2023-02-06 09:55:38 | ガイド山行/雪山登山
2月3日は、サギダル尾根~宝剣岳縦走のガイドでした。

天気に恵まれて風も程良く、絶好のコンディションの中央アルプスでした。


サギダル尾根と宝剣岳を望みます。
千畳敷をスタートしてサギダル尾根を登って宝剣岳へ縦走して千畳敷に戻ってくる、グルリ周回コースのスタートです。


振り替えると南アルプスの長大な山並がクッキリと見渡せます。


サギダル尾根を登っていきます。
アプローチゼロ! 直ぐに雪稜に取付いて登っていけるのがこのルートの素晴らしい所ですね。
僕がこのルート登り始めた20年以上前はクライマーを見かけることなど殆ど無かったですが、最近は書籍に紹介されたりして急に人気ルートになりましたね~。でも今回は平日という事もあって一日を通して他にクライマーを見ることもなく完全に貸切でした。


核心部を登ります。新雪が積もっていたのでホールド、スタンスを掘り出しながら登りましたがこういう方が余計に楽しみながら登ることが出来ますね。


上部の雪稜を登ります。


最後の短いナイフリッジを登ってサギダル尾根終了~
アッサリ終了しましたが今回もやはり楽しめました。


主稜線からは美しい三ノ沢岳を目の前に望みます。


続けて宝剣岳めざしてスタート


サギダル尾根をバックにナイフリッジを越えて進みます。


小さな岩峰群を登ったり下ったりしながら宝剣岳をめざしていきます。


宝剣岳登頂! おめでとうございます!
絶好の山頂ですね!


南方面には空木岳、南駒ヶ岳、そして三ノ沢岳を望みます。


千畳敷カールに下ってきて登ったサギダル尾根を見上げます。
この辺りからだとより屹立感が出て良いですね。
後半になって雲が広がってきましたが岩と雪の世界を堪能できた絶好の一日でした。
お疲れ様でした。ご参加ありがとうございました。








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