「染まずただよふ」

・・・塾講師スミレの日記・・・

「知らない」が多数派

2015年09月29日 |   小学生 
小6クラスで使っている漢字学習教材は、6年間分の漢字の「読み」「書き」に加えて
「筆順」「部首」も復習できる優れもの。
ですが、中身がなかなか改訂されなくて、出題される熟語がイマドキの生徒には
馴染みが薄いかな、と思うものがあります。

たとえば、小4レベルの書き取り問題でしゅくでんがとどく」というのがあるのですが
毎年、必ず「『しゅくでん』て何ですか?」ときかれます。
「おいの報のことです。」と説明しても、そもそも電報がなんだかわからないみたい。
確かに、小学生が目にしたり耳にする機会は少ないか…。
私自身の記憶をたどると、卒業式の時に
他校に転勤してしまった昔の担任の先生から祝電が届いたりしていたような気がするけどなあ。
今はそういうことはないのかしら?電報より気軽な印象のメールに取って代わられたのかな?

質問してこない生徒は、自分なりに考えて「宿伝」と書く生徒が多いです。
宿題のお知らせだと思っているのでしょうか…。

それから、ここ数年で急激に正答率が下がっているのが「しちょうそん」
「市村」と書く生徒が過半数を超える勢いです。

私が子供の頃は、新潟県内に100を越える市町村があって
市の数よりも圧倒的に町や村の方が多かったし
私自身も町に住んでいて両親は隣村の出身で…という環境だったので
小6にもなって「市町村」が書けないなんて信じられない。
でも、よく考えてみると、10年くらい前から一気に市町村合併がすすみ
今では全県で町が6つ村は4つしかないというんだから、当然の流れなのかもなあ。
近くに町も村もない立地なので、「市町村」という言葉を使う機会がほとんどないみたいです。
そういえば、「町」と「街」の違いを説明するのも一苦労だったっけ…。

今日はgooのお題に乗っかって書いてみようとしたのですが
ちょっとズレちゃったかな。



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