京すし 千登利亭
京都市東山区団栗大和大路西入る六軒町203
定休日 木曜日、水曜日(不定休)
営業時間 11:00~21:30
https://chidoritei.jp/index.html
明治32創業の京すし専門店。
祇園と宮川町の2つの花街の間あたりにある老舗店。
京すしとは京都の押し寿司のことをいう。
京すし専門のショーケースとは関東人にとっては珍しく見ていて楽しい。
当店一番売りの鯖寿司、小鯛の雀寿司、夏季限定の鱧ずし、それに箱寿司、冬季限定の蒸し寿司等々。
これが店内カウンター風景。
ネクタイしている風格のある男性が当店のマスター。
全席で14席。
テーブル席が10席のカウンター席4席でとても小綺麗な寿司店だった。
外国人客もいるし、あとから常連客らしき方も来るし、観光客も来店して客層は広い。
これが当店のおしながき。
京寿司セットは若狭と稲荷の2種。
特製大名巻はいわゆる太巻。
江戸前のにぎり寿司もやっている。
巻きものは多彩で、鉄火、いか、えび、あなきゅう、梅紫蘇、しいたけ、こうこ、胡瓜と種類は豊富。
鱧寿司は要予約だ。
スミダマンは思い切って京寿司セット若狭を注文。
ご覧のようにボリューム満点で見た目にも絢爛豪華。
鯖寿司、活鱧箱寿司、京ちらし、巻寿司に吸い物付きで3,100円。
特に当店の思い入れのある商品が曽祖父の代から守り継いできた鯖寿司だそうだ。
一方の相方はあまり食欲がなく箱寿司1,800円の半分900円があったので注文。
この京すしは自然の恵みを有り難くいただく古人の知恵が詰まった料理で素晴らしい。
カウンターの上には京都寿司のれん会の重厚な額が鎮座していた。
一度はのぞいてみたいのが、いず重の暖簾元の「いづう」、
寺町にある「末廣」といったところかな。
一昔前までお寿司に付け合わせられた笹の葉でできた飾り物のバランを見事に並べられた額。
よく見るともうこれは芸術品だ。