こんにちは! 新日本婦人の会 王寺支部です

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7/21「大阪青年大集会2008」・・パネルディスカッションでは何が?

2008年07月28日 00時50分11秒 | 若者たちは今・・今どきの若者と言わないで
全体集会では、たたかっている青年のリレートークがありました。
下の写真は、その内の一人の青年のトークと後ろには、支援した地域労組の仲間。



その前に、パネル・ディスカッションがありました。

まずは、首都圏青年ユニオン書記長の河添誠さんです。
テレビ・マスコミでも、よく登場されているようです。

2000年に首都圏青年ユニオンが発足、それから8年間の活動と成果を報告され、
その中での教訓として、河添さんが指摘されたのは、
  (1)憲法28条労働組合法の活用・・(憲法第28条 勤労者の団結する権利
    及び団体交渉その他の団体行動をする権利は、これを保障する。)
  (2)労働基準法は、企業が守らなければならない最低限の法律
という点をたたかいの基本にし、企業に現行の法律をきちんと守らせるだけでも、
労働者の権利・賃金・職場環境・労使関係を、かなり改善することができる。
それだけ企業は、違法・無法なふるまいをしているというのが実態。

一人の人がユニオンに加盟し、そこから企業と交渉して、法律を守るたたかいを
するだけでも、企業全体の労働者の生活・権利を、守ることにつながる。

  

また河添さんは、1985年以降自民党などが成立させた「労働者派遣法」等に
よって、
(1)若い人には今、居場所がない。正規・非正規・パート・派遣など、
  複雑な雇用形態の下、相談相手がいない・まとまりにくい・団結しにくい
  状態にされている。
  若者は、居場所を捜し求めている。
  だから、やさしく・柔らかい居場所を、つくることが大事。
(2)そこからもう一歩進めて、「今の状況はおかしい」と、
  みんなで声をあげていく・励ましあう・支えあうこと。
を強調され、報告を終了。

  

次に、国会議員の山下よしきさんが、雇用問題での国会論戦を分かりやすく報告。
(1)なぜ、こんなに非正規雇用が増えてきたのかを、歴史的に紹介。
  1947年に「職業安定法」「労働基準法」が制定され、人身売買・ピンはねを、
  禁止し、ようやく労働の民主化が始まった。
  しかし、1985年以降、働くルールは次々に崩され、自民党などが安価で使い
  捨てできる大量の労働者の創出を図ってきた。
(2)だが、派遣労働者問題などが、マスメデイアで大きな問題として取り上げら
  れ、2007年11月には舛添厚生労働大臣も「先進国として改善しなければなら
  ない」と答弁するようになり、今まで労働のルールを壊してきたものを、
  ルールの作り直し作業に、一歩踏み出し始めた。
山下よしきさんの以上のような報告の後、たくさんの質問が出ましたが、
3人に絞っての質問に答える形で、パネルディスカッションは終わりました。

自己責任や自己嫌悪に陥らせる考え方や思想・風潮・理論との、
たたかいの重要性等が、質問に答える形で鮮明にされました。

そして、リレートークと、大阪みなみの繁華街へデモ行進。
リレートークの内容とデモ行進での沿道住民の反応は、また後日に。


コメント (2)
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