私たちが町交渉をしていて、いつもぶつかる
壁。それは、いいことを言ってきてもらっても、
財源がないといわれることです。
税金は強制力を背景に、極論すればなんに
も町がしなくても町税収入が入ります。
また、国の言いなりになっていれば、補助金
をあてにできます。
財政危機をいい、行財政改革で減量経営。
人件費の一律カットや事務事業の2割削減
などのマイナス思考で、はたして危機を突破
できるのでしょうか。
無い袖は振れないと、財源のやりくりに腐心
することが自治体の本来の姿なのでしょうか。
私たちの要望書(2007.10.23)で
1)王寺幼稚園の入り口、ベビーカーでは不便・危険
2)町立幼稚園の通園バスを有料化しないで
3)ゴミ処理の有料化をしないで
4)地域交流センターを借りる際に、サインだけに
という願いは無謀なのでしょうか。
振れる袖をさがし、住民サービスのためにやり繰り算段
する姿勢と意欲を町に望みたいです。
住民の知恵も借り、法定外税という方法もあります。
例えば産業廃棄物税・屋外自動販売機税・レジ袋税・都市美観税
広告看板税、さらにはマンションが林立する王寺町にとっては、
都市計画税はもちろんですが町条例での駐車場設置義務付けと、
街づくり協力税などを、開発主体である企業から徴収する・・・
王寺町は、旧国鉄の開設と共に発展してきた交通便利な町。
旧来のベッドタウンとされてきた美しヶ丘地域は、お年寄りが
町内世帯構成で見ても最も比率の高い所になり、
バスの便に頼らざるを得なくなっています。
王寺駅北と南でバス路線の乗り換え(例、三室病院へ美しヶ丘の
お年寄りが通院する場合など)をしないで直通便に。
小さなバスでもいいから増便と夜11時までの運行を。
2006年度に道路運送法が改正され、地域が必要と考える公共交通は、
町やその連合体による協議組織を設置して、運賃設定・路線新設など
協議することができるようになりました。
自治体とバス・鉄道会社は別組織ということでなく、
住民も交えた協議機関などを作り、王寺町が抱える問題点を率直に
その中で提起して、若者を中心に、魅力ある町なら住んでみたい
というビジョンをまず描けば、企業利益もそこから生みでてくるのでは
ないでしょうか。