「物価しらべ」です。今日は、ガソリン価格です。
毎日のニュースでも、諸物価高騰の元凶とされ、今は天井知らずの状況。
奈良県でのレギュラーガソリン1ℓ当たりの平均価格も、
6月当初の6/2時点では、172.9円であったものが、
7月当初の7/7時点では、182.4円に。1ヶ月間に約10円も上昇。
全国のガソリン平均価格と奈良県を比較すると、7/7時点の高い順番に
1位 長崎県 188.4円 2位 鹿児島県 185.6円 3位 大分県 184.8円
等となっていて、奈良県は12位の182.4円で、西日本が全般的に高いですが、
沖縄県だけが全国最低の174.9円になっています。
ちなみに東京都は、全国8位の182.9円。
これらは、財団法人・日本エネルギー経済研究所 石油情報センター
の毎週・調査結果によるものです。
最近は、車の乗りびかえがいわれ、以下の資料のように、
交通渋滞も大幅に減っているようです。
王寺町周辺の道路でも、車の通行量が減り、駐車場も空きが目立ちます。
では、国外に目を移して、世界的なガソリン価格の高騰は、
どのようになっているのでしょうか。
財団法人・国際金融情報センターの調査によると(2008年2月時点を中心にして)
日本 152円 韓国 203円 中国 80円 香港 230円 インドネシア 53円
英国 221円 ロシア 97円 ベルギー 237円 イタリア 223円
米国 81円 ブラジル 165円 ベネズエラ 5円 キューバ 96円
イラン 11円 リビア 18円 カタール 24円 サウジ 20円
などとなっています。
価格は、すべてガソリン1リットル当たりで円換算されています。
日本国内のガソリン価格でも、西日本が全般的に高いのに、
なぜ沖縄県が日本一安いのか。
また国際的にも、トルコが一番高くて253円で、
産油国のイランで11円、ロシアで97円、ベネズエラ5円、サウジ20円など、
そしてアメリカの81円と先進国の英国221円、イタリア223円など。
国内・国際的にみても、ガソリン価格は、
投機対象になったり、政治駆け引き材料になったり、分かりにくいですね。
しかし、私たちの毎日の生活と諸物価の動向から、見過ごすことのできない、
死活問題になってきています。価格監視が重要になってきています。