笹野高史さん出演のDVD「いまそこにあるユニオン」を見終わり、
不当解雇された男女2人のたたかいの報告の後、グループに分かれディスカッション。
第一分科会「たたかっている仲間と出会う」では、5グループに分かれ討論。
私も場違いな60歳の者として、あるグループに参加。
グループ別けされた7人が、まず自己紹介。
愛知県から参加の33歳、就職氷河期世代の人。
中小企業で働く青年と企業家の悩みを代弁する人。
農民組合でがんばる人。教師の方。元派遣企業の正社員だった人など、
多彩な面々で、各自の立場から自分たちの置かれている状況を報告しあう。
そして、各グループでの討論終了後、5グループの代表が、
各グループで討論された内容のポイントを報告。
「父が組合に入っていて、興味があり今日来た」
「大阪は橋本知事の登場で、民間と公務員が敵対関係になっているようだ」
「地域労組があることが、まだ社会的に認知されていない、
もっとがんばらないと」
「自分たちは法律で守られているのだから、おかしいと思うことがあれば、
たたかえばいい」
「ある大学での毎年アンケートで、組合が必要と答えた人は昨年・今年とも
80%だったが、貴方は組合に加盟するかの問いでは、昨年は20%だったが、
今年は50%の人がハイと答えている、状況は大きく変化している」
「すぐたたかいに立ち上がっても、結果として会社を辞める人が多い」
などが報告され、分科会を終了し、昼食に。
午後2時から、全体集会が開会されました。
会場はいつの間にか、ほぼ満員の200人の参加者で熱気が。
パネルデイスカッションが始まり、この日のパネラーとして
首都圏ユニオン書記長などをされている河添誠さんと、
日本共産党国会議員の山下よしきさんが紹介されました。
お二人とも、穏やかでソフトな語り口の中に、
無法とも言うべき企業社会の実態、そこに働く労働者の劣悪な労働現場・
生活状態を、冷静に分析されながらも怒りをもって告発されていました。
なぜ人間が商品・物のように、右から左に軽く扱われなければならないのか。
その原因・政治的背景を、お二人の毎日の活動と仕事の体験を通して、
働く若者の奴隷労働にも似た実態からの脱却めざし、
企業と政府相手にたたかっておられる姿が、鮮明に浮かび上がりました。
その内容は分かりやすく、多くの人が共感できるものなので、
明日以降、またこのブログで取り上げたいと思います。