こんにちは! 新日本婦人の会 王寺支部です

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7/21「大阪青年大集会2008」全体会・・企業に法律を守らせることこそ

2008年07月24日 01時10分46秒 | 若者たちは今・・今どきの若者と言わないで
  

笹野高史さん出演のDVD「いまそこにあるユニオン」を見終わり、
不当解雇された男女2人のたたかいの報告の後、グループに分かれディスカッション。
第一分科会「たたかっている仲間と出会う」では、5グループに分かれ討論。

私も場違いな60歳の者として、あるグループに参加。
グループ別けされた7人が、まず自己紹介。
愛知県から参加の33歳、就職氷河期世代の人。
中小企業で働く青年と企業家の悩みを代弁する人。
農民組合でがんばる人。教師の方。元派遣企業の正社員だった人など、
多彩な面々で、各自の立場から自分たちの置かれている状況を報告しあう。

そして、各グループでの討論終了後、5グループの代表が、
各グループで討論された内容のポイントを報告。
  「父が組合に入っていて、興味があり今日来た」
  「大阪は橋本知事の登場で、民間と公務員が敵対関係になっているようだ」
  「地域労組があることが、まだ社会的に認知されていない、
   もっとがんばらないと」
  「自分たちは法律で守られているのだから、おかしいと思うことがあれば、
   たたかえばいい」
  「ある大学での毎年アンケートで、組合が必要と答えた人は昨年・今年とも
   80%だったが、貴方は組合に加盟するかの問いでは、昨年は20%だったが、
   今年は50%の人がハイと答えている、状況は大きく変化している」
  「すぐたたかいに立ち上がっても、結果として会社を辞める人が多い」

などが報告され、分科会を終了し、昼食に。
午後2時から、全体集会が開会されました。



会場はいつの間にか、ほぼ満員の200人の参加者で熱気が。
パネルデイスカッションが始まり、この日のパネラーとして
首都圏ユニオン書記長などをされている河添誠さんと、
日本共産党国会議員の山下よしきさんが紹介されました。

お二人とも、穏やかでソフトな語り口の中に、
無法とも言うべき企業社会の実態、そこに働く労働者の劣悪な労働現場・
生活状態を、冷静に分析されながらも怒りをもって告発されていました。

なぜ人間が商品・物のように、右から左に軽く扱われなければならないのか。
その原因・政治的背景を、お二人の毎日の活動と仕事の体験を通して、
働く若者の奴隷労働にも似た実態からの脱却めざし、
企業と政府相手にたたかっておられる姿が、鮮明に浮かび上がりました。

その内容は分かりやすく、多くの人が共感できるものなので、
明日以降、またこのブログで取り上げたいと思います。


  

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神戸・三宮で、「ゴシック・ロリータ」のIさん裁判闘争に、顧客ら約30人が支援

2008年07月24日 01時09分29秒 | 若者たちは今・・今どきの若者と言わないで



7/21のこのブログでお伝えしましたが、
不当解雇され、裁判に訴えたIさんの記事が、7/23の神戸新聞web版で報道され、
ネットでのアクセスが増えているようです。

以下に、神戸新聞の記事を転載させてもらいます。


「解雇は不当」アパレル元店員に顧客も支援 

アパレルで働くアルバイトの現状を訴える岩上愛さん。元の顧客もビラ配りを手伝う=神戸市中央区



若い女性に人気の「ゴシック・ロリータ」と呼ばれるファッションを
販売する神戸・三宮のアパレル洋品店で、
アルバイトをしていた女性が「解雇されたのは不当」と、
同店の本社を相手に撤回を求める労働審判を神戸地裁に申し立てた。
「これまで、労働条件に疑問を持ったことはなかった」という女性を、
顧客だった女性らも支援。
奇抜なファッションでビラ配りに立つなど、
社会問題化している不安定な雇用や労働条件に、
若者がアクションを起こしている。

神戸市灘区の岩上愛さん(22)。
アパレル会社「ベイビー ザ スターズ シャイン ブライト」(本社・東京都)の三宮店で、
昨年一月からアルバイトとして働き始め、
九月からは、フルタイムになった。
しかし、社会保険庁内款で、正社員並みに働くアルバイトにも加入が
義務付けられている社会保険に入れてもらえず、
規定の勤務時間以上に働いても、その分の時給は支払われなかったという。

申立書などによると、店長と岩上さんを含む店員三人の間でトラブルがあり、
昨年十月、岩上さんらは「このままではみんな辞めてしまう」と社長に訴えた。
約一カ月後、何も変わらないことに怒った別の店員が「三人とも辞めます」と
社長に伝えた。
岩上さんは後日、辞める意思がないことを表明したが同年十二月、
店長に就労を拒否されたという。

個人加入の労組に入った岩上さんは団体交渉を重ね、
賃金の一部未払いなどは認めさせた。
解雇についても、過去の判例を根拠に「合理的理由がなく社会通念に照らして
認められない」と主張したが、
同社は「労働契約の合意解約である」とし、交渉は決裂した。

問題を知った顧客ら約三十人は、ビラ配りするなど支援に乗り出した。
「自分の好きな洋服を売っている会社が、そんなひどいことをしているとは」
との思いからだ。
岩上さんは「一見、華やかなアパレル業界の現状を訴えたい」と話す。

一方、同社の代理人弁護士は「申立書が届いていない。労働審判で対応して
いく」としている。

(7/23 14:03)

コメント (4)
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