こんにちは! 新日本婦人の会 王寺支部です

お知らせや日々の活動などを、皆様にお届けします。

童謡詩人〝金子みすゞ〟と「東日本大震災」・・いのちの大切さを、もっと多くの人に♪

2011年10月20日 00時51分38秒 | 娘に寄せる思い
   全国に多くのファン・愛好家をもつ、〝童謡詩人〟金子みすゞ 全集と多くの紹介本・解説書が
 

昨夜(10/19)PM10:00~のNHKテレビ「歴史秘話ヒストリア▽愛と悲しみのこだまでしょうか~大正の詩人・
金子みすゞの秘密
」を、見られた人も多かったのでは! 「東日本大震災」時、テレビでのコマーシャルが自粛・中止され、その代わりに公共広告機構が、「金子みすゞ」の詩・ナレーションを、放送し続けていました。

このブログでも以前から、金子みすゞを紹介しています。王寺町とは近隣の町の葛城市當麻町に、「奈良みすゞの和」という会があり、また当地で民芸店「和」を営んでおられます。一昨年そこへおじゃまし、お話もしました。そして、会20周年記念講演会が開かれ、参加もしました。以下に、そのときの様子を紹介します。
   関連するサイトとして
     金子みすゞ記念館
     金子みすヾWorld
     金子みすゞ詩集
     金子みすゞの詩の分析

また、私事になりますが、かなり以前に家族揃って、〝金子みすゞの足跡〟を訪ねる旅をし、山口県のゆかりの地を、一緒に歩きました。
     下関市・金子みすゞ詩の小径
     下関市・金子みすゞ詩の小径(個人・写真で案内)
     山口県仙崎・金子みすゞ足跡(個人・写真で案内)

2009/10/31 葛城市當麻文化会館で「金子みすゞ・こころの宇宙へ」と題し記念講演会 満席の約500名

 
「奈良みすゞの和」発足20周年を記念したもの。矢崎節夫さんが金子みすゞの詩を朗読 全集発刊25年を
迎え、日本人の3人に2人が「みすゞ」の名前を知るまでに。その詩の持つ生命力・魅力を、熱く語られ・・
  
元NASA客員研究員で宇宙物理「ゆらぎ」論研究の第一人者、佐治晴夫さんが「詩と科学」で講演 その後
20周年に関わった来賓が紹介され、その中に「金子みすゞのお嬢さん」(ふさえさん・83歳=当時)がおられ、会場からはどよめきが・・ 
 
背筋がピーンとしていてとても上品なご婦人で、「みすゞ」に瓜二つ。多くのファンと記念撮影をされて・・

*** 2009/10/10 葛城市當麻町の當麻寺参道にある「金子みすゞ」ワールドの民芸店「和」へ ***

奈良県葛城市當麻町の當麻寺参道です。この道をしばらく散策すると、當麻寺に。前方に、二上山を遠望
参道をしばらく進むと相撲発祥の地を記念して建てられた、相撲館「けはや座」が見えてきます。
 
相撲館「けはや座」から、當麻寺に向かってすこし歩くと、もう一つの名所があります。

葛城市當麻町といえば、當麻寺参道にある民芸店「和」も有名です。「金子みすゞ」の世界が、そこに・・。
奈良みすゞの和」(スペースみすゞコスモス奈良支部)を主宰され、お店の中は「みすゞ」のコスモス(宇宙)。
 
お店の奥正面に、「金子みすゞ」の写真が掲げられ、道行く参拝者・観光客の目にも、すぐ飛び込んできます。

店舗内は清潔で、たくさんの種類・数の民芸品が趣味良くディスプレイされ、一歩店内に入るだけで、
癒されくつろぐことが出来ます。そこへ、知的で本当に上品な奥さんが、静かにお茶を出して下さいます。
 
店頭でにこやかに「けはや餅」を商いされているこの方が、「奈良みすゞの和」を主宰されているご本人です。
気品漂い、その落ち着いた話しぶりに、「金子みすゞ」その人を想い浮かべます。
 
連絡先は、「奈良 みすゞの和(民芸店 和)」代表・植本さん TEL.0745-48-4552 まで。

やはり、「金子みすゞ」は人気があるのですね。いったんお店に入ると、立ち去り難くなってしまいます。
「金子みすゞポストカード絵本」を買い求めて、お店を後にしました。心地良い雰囲気に包まれながら・・・・・
    
奈良県当麻寺参道のみやげもの屋さん「和」について、場所は、こちらのサイト
また、写真で案内されているこのサイトこちらのサイトも。
 

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

初孫誕生、この私がおばあちゃんに・・名前は「平和が一番で、一平ちゃん」

2010年01月25日 01時49分11秒 | 娘に寄せる思い
2008年度のKさんの活動スナップ
 

新婦人王寺支部舟戸班のKさん。
昨年は波乱万丈の一年となりました。昨年(2009年)早々に、王寺町長選挙に「みんなの会」推薦で立候補。
そして年末には、待望の初孫の誕生。Kさん曰く、「私は、嵐を呼ぶ女」だと。本当にその通りの一年でした。

日頃は、新婦人王寺支部の活動はもちろんのこと、「憲法9条の会・王寺」代表として、そして様々な分野で。
またお仕事で、奈良県中をフットワーク軽く、飛び回ってもおられます。Kさん今年は充実した一年になりそう・・

ということで、このブログのシリーズ「娘に寄せる思い」に、投稿してもらいました。
さっそくご紹介します。Kさん、ありがとうございました。

 
20009年度のKさんの活動スナップ
********************************************
< 昨年末、娘に第一子が誕生し、おばあちゃんになりました >

初孫です! 名前は、一平ちゃん。
私なりの解釈ですが、「平和が一番!」。・・・いい名前だと思っています。

これからも、平和を守る運動を続けていくつもりです。

娘には、おおらかな気持ちで子育てしてもらいたいです。
幸い、娘の夫さん、職場の皆さんも良き理解者で安心しています。

一平ちゃん、健康に育ってくれることを祈ってます。

                ***** 新婦人王寺支部舟戸班 Kさんからの投稿でした *****
********************************************
 
2007年度のKさんの活動スナップ

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

8/27「熊丸講座」、初めての司会で緊張し、熊丸先生もびっくりの開始宣言

2008年09月06日 00時00分07秒 | 娘に寄せる思い

新婦人奈良県本部 田中会長のあいさつ、子どもたちもお母さんといっしょに、開会です。なにが始まるのかな?

今日は、8/27「熊丸講座」の感想・投稿文の第5弾です。
新婦人王寺支部天平台班のNさんからのものです。

Nさんは、Oさんとともに大集会での司会役は、まったく初めての経験です。
日頃はリズム小組で、子どもたちに絵本を読んでくれています。

子どもだけでなく、聞いている大人たちもうっとりするほど、上手です。
そして、かわいらしい声です。司会役は、うってつけです。

しかし、日頃のNさんと、この日は違いました。
極度に緊張されていたせいか、開会と司会の挨拶の時、元気が良過ぎて大声になりました。
それまで、ザワザワとしていた会場が、いっぺんに直立不動になりました。
これには、さすがの熊丸先生もびっくりして、Nさんの顔を笑顔で覗き見。

ということで、当日Oさんとともに司会進行という大役を果たしてくれました、
Nさんの感想・投稿文を紹介します。
司会役Nさんの当日の模様も、あわせて順番に紹介していきます。ありがとうございました。

 
開会直前、最後の打ち合わせです。緊張!また緊張!。直前まで、抜かりないか自己チェックです。

  
そしてNさんの開始宣言と司会挨拶です。力が入っていました。・・・しばらくして平常心に戻りました

  
順調にいってます。熊丸先生も嬉しそうです。     司会役は何かと忙しいです。


熊丸講座、初参加しました!

熊丸講座からはや一週間、我が家は相変わらず今日も次女のいやいや攻撃と
格闘中です。
 
これは食べへん! 歯磨きはやらへん! 靴はこっちしか履かん! 
布団の上では寝やん! 
話す言葉は、「いやー、あかんー、いいー(いらんという意味の)」 ・・・
まったく強情な!と母は口をへの字に仁王立ちです。

だけど、熊丸先生のお話を聞いて、半分は心の中で冷静な自分がいます。

いやいやは信頼しているからこそできること。
うちのチビも順調に育っているんだっていうこと。
何度も何度も子育ては繰り返しの連続・・・頭に血がのぼりそうになったら、
熊丸スマイルを思い浮かべて深呼吸。

「順調よー!」と先生のくださる言葉が、私へのほめ言葉。

このことが、熊丸講座に参加して、一番わたしにとってよかったこと。
本当に楽しい一日でした。


  
熊丸先生、おぬしやるな~。こちらもやるよ~。司会役終了。親と子の性講座も真剣に、対象児童が我が家にも

最後になりましたが、
初参加にして「司会」という大役をつとめさせていただきました。

本当にたくさんの方にご協力いただき、無事に終えることができて、
ほっとしております。みなさま、ありがとうございました!

そして、熊丸先生、ありがとうございました! 
また、お会いできる日を楽しみにしています。

*************************
 新婦人王寺支部天平台班 Nさんからの投稿でした。ありがとうございました。


Nさんはじめリズム小組の熊丸講座実行委員会のみなさんで作った、新婦人王寺支部紹介アッピール展示物 

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

8/27「熊丸みつ子講座」に参加し、子育てのストレスから、心救われる

2008年09月05日 00時14分19秒 | 娘に寄せる思い


自衛隊問題で、しばらく「8/27の熊丸みつ子講座投稿文」を中断しました。
今日は、その投稿文第4弾で、新婦人王寺支部舟戸班のYさんのものです。

Yさんは、本当にたくさんの人に熊丸講座への参加を訴え・呼びかけてくれました。
お友達・ご近所の方など、若いお母さん方の実情も聞きながら、ぜひ参加をと依頼。

8/27の熊丸講座終了後、それらの話をYさんから聞いて、
おもわず、「Yさん、すごい!」と、うなってしまいました。

というのも、Yさんの子どもさんMちゃんがこの間病気がち、
ご自身の体調も思わしくなく、実のご両親のお見舞いもあり、
ご主人の勤務も遠方まで出張で、帰宅できるのは一週間にわずか数日。
どれだけ心細いだろう、毎日を一人で、不安いっぱいに過ごしているのかな、と思っていたからです。

こんな状況の中、Yさんは王寺町内だけでなく奈良市内のお友達を誘い、
何とかして熊丸講座を成功させようと、孤軍奮闘されました。

またYさんは、ご自身の妊娠から出産に至る大変な経験をされていて、
新婦人王寺支部の中でも妊婦健診問題・食育問題に誰よりも関心を持ち、
アンケート調査や産直運動にもとても積極的です。

今回の感想・投稿文を読まれたみなさんもきっと、ジーンと胸に響くものを感じられると思います。

それでは、Yさんの投稿文を、ご紹介します。


  

お友達と熊丸講座に参加させていただき、本当にありがとうございました。

私の友達は、ほとんど家から外出することがなく、
子育てに対して、すごくストレスがたまっていたそうです。
熊丸講座に参加して、「子どもがすごく楽しく遊んでいる姿」を見て、
子供同士で遊ぶことの大切さを学んだそうです。

友達だけではなく、私自身も育児に対してすごくストレスがたまっていました。
育児につらい時があるのはみんな同じなんだと、実感することができました。

  

熊丸講座に参加し、熊丸先生から「子どもはすぐ忘れるから、何度も同じことを
言い聞かせなさい!!」という言葉を聞いて、心が救われました。

私は、自分で自分を追いつめるため、なぜ私の言うことが子どもに伝わらないの
かが、私自身理解できませんでした。

この講座に参加して、子どものすることにも、もっと心をリラックスさせ、
心の余裕を持って子育てをしようと、心を切りかえることができました。

***新婦人王寺支部舟戸班 Oさんの投稿でした。ありがとうございました。



  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

初めての受付係、子どものすることにはちゃんと意味があることも学ぶ

2008年08月30日 00時03分22秒 | 娘に寄せる思い


8/27(水)「熊丸みつ子講座」の感想・投稿文の第2弾は、
赤ちゃん親子リズム小組で最も若いお母さんの、Oさんからのものです。

リズム小組で最も若いということは、新婦人王寺支部内で最も若いということ。
うらやましいですね!

Oさんは、王寺支部内の色んな活動にも興味津々で、何事にもチャレンジ。
熊丸講座実行委員会にも参加し、当日は受付係の役割分担に。
当日ずらりと並んだ受付のみなさんの中でも、やはり最年少。

王寺支部での今回の取り組みの主人公は、もちろん若いお母さんたち。
あす(将来)の王寺支部も、みなさんの力にかかっていますよ!おねがいします!!

Oさん、当日までの準備作業も、こんな大規模な取り組みも受付係も初めての経験、
それこそ真剣に緊張感を持ってチャレンジされている姿が、とても素敵で印象的でした。

では、Oさんの投稿文をご紹介します。


    

受付の仕事なんて初めてで、すごく緊張しました。
しかし、先輩のTさんも受付係だったので、仕事のほとんどを助けていただいて、
本当に助かりました。

何かを一緒にやるということ、そしてみんなで助け合いながら、
イベントや物事を成功させることのすばらしさ・喜びを知りました。

どんな催しになるのか想像できませんでしたが、
熊丸先生のパワーに圧倒されっぱなしでした。
そして子ども共々楽しめました。

また熊丸先生の子育てのお話も、注意深く聞いていました。

  

日頃子育てで、悩みがありました。

でも、熊丸先生が「子どもは産まれてから色んなことをして、親を困らせ心配
させますが、子どものすることにはちゃんと意味があり、無駄なことは一つも
ない。今、生きる基礎を身に着けているんですよ」と教えていただきました。

指しゃぶりは、ご飯を食べる準備のため。
ハイハイは歩く準備のため。
なるほどそうだったのかと、納得することばかり。

親の私も、子どものすることをよく見て、子どもと一緒に学んでいきたいと、
思います。

新婦人王寺支部天平台班 Oさんの投稿文でした。ありがとうございました。



  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

初参加にして司会!?、つとまるかどうか当日までドキドキしっぱなし

2008年08月29日 01時09分09秒 | 娘に寄せる思い


8/27(水)の「熊丸みつ子講座」は、予想以上の参加者(およそ350人)で大いに盛り上がりました。
その翌日(8/28)、まだ疲れと興奮が冷めやらない中で、「赤ちゃん親子リズム」小組が予定通りありました。
みなさん色んな感想をのべあいました。充実した一日を過ごしたようでした。

さっそくサポーターのNさんから、「国語の作文の時間です」と元教師らしくテストの問題・解答用紙のようにして、
リポート用紙が配られました。

みなさんは、「またや!」「学校のとき作文嫌いやったのに」と言いながら、感想文を書いてくれました。

逐次紹介していきますが、今日は当日司会を担当してくれたNさんとOさんの投稿文の内、Oさんのものです。

Oさんは、実行委員会のメンバーみなさんが認めるように、
いつもはきはきテキパキと物事を処理し、姉御肌で頼れる存在です。
まさにブルドーザーで、行く所あとにぺんぺん草も生えないとも?

では、投稿文をご紹介します。ありがとうございました。

 

初参加にして司会!?つとまるかどうか、当日までドキドキしっ放しでした。

いざ始まってみると、たくさんのサポーターさんに助けていただき、
無事終了することができました。

熊丸先生は思っていたより小柄で驚きましたが、
そのパワーのすごさは尋常ではありませんでした。

子どもたちもそして私も、楽しく思いっきり体を動かして、遊べました。



昼食後の第二部は、やわらぎ会館に移動して「親と子の性教育講座」でした。
予想よりはるかに多くの参加者(とくに小学生などの子どもたちの参加が多く)、椅子を何回も運び入れました。
約100人位の参加だったでしょうか。子どもたちもそしてOさんも熱心に、熊丸先生に質問していました。


お話の中には子育てのヒントがいっぱいで、
笑わせてもらったり泣いたりしながら、子育てはみんなでするんだ、
辛い時は助けてもらったりしていいんだ、と改めて感じました。

普段は親子リズムでお世話になっていますが、
熊丸講座に参加して、大勢集まっているのを見て、
子育ても平和も一人の力はわずかでも、みんなで力を合わせることが大切
なんだと思いました。

そして自分もその一員であることに喜びを感じ、
これからも頑張る力をもらえた一日でした。
みなさん有難うございました。

新婦人王寺支部本町班 Nさんからの投稿でした。ありがとうございました。

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

娘に寄せる思い(4)  

2007年10月18日 08時01分51秒 | 娘に寄せる思い
私の娘の名前は“博子”、お父さんの名前をもらいました。
当然お兄ちゃんもお父さんの名前をもらいました。
母(わたしのこと)の名前は子だけ!

乳児の頃から保育所育ち。
生まれたときから泣いてばかり、起きるときも寝るときも、もちろん保育所、学校もよく泣いてとってもにぎやかでした。
一番長くて二時間泣いて、小学一年生の担任から呼び出されたことを覚えています。
どうもこの子は泣くことで、自分の言葉や気持ちを表現しているのだなとおもえるようになりました。

2歳の時から絵の具で“なぐりがき”をして、少しずつ絵の道へと。
泣くことから、絵で自分を表現する大人へと変わっていきました。
現在は、それで生計をたてて一人暮らしをしています。
その泣き虫娘と時々デイトします。

この前、映画(日本の青空)を見ました。
帰りに娘は、「映画の券を4枚買って友達に見せる」と、ブツブツ・・・。
「だって戦争なったらいやや」と一言!!
私は間髪入れずに「買ってもらう事に意味がある」
と言っておいた。
そのあと涙が出るくらいうれしかった。

“人間みんな違ってみんな良い”・・・
誰かのうけうり。

子供を育てるなんて大それた事は考えないで、一緒に私も成長していきました。
同じように泣いたり笑ったり!
家族4人で夕飯を食べるときが本当に幸せ!
(S.T)


大和川河川敷公園で


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

娘に寄せる思い(3)

2007年10月04日 08時33分25秒 | 娘に寄せる思い
娘へ・・私の胸にいつまでも残っているゼッケン・・

あなたが小学校6年生の修学旅行の時、
「親からわが子へ」という題で、
メッセージを送る企画がありました。

行き先が広島。
私は「戦争をにくみ、平和を愛する人になって・・・」
という内容を徹夜で書いたのに、
帰ってきた時のあなたの感想は、
「あれ何?あんな長い文章読むだけで大変。友達は、
゛気をつけて。楽しい思い出を゛という短い文が多かったで。」
で、ちょっとがっくりしました。

でも、19才の時、東京での平和集会に参加し、
ゼッケンに「弟を殺さないで」と書いたこと。

そのことが、思い出となって、私の胸に、
いつまでも残っています。

              ・・母より



  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

娘に寄せる思い(2)

2007年10月01日 08時53分15秒 | 娘に寄せる思い
共働きをしていた私を見て、幼い頃から「大きくなったら、私もお母さんのような看護師になる。」とうれしいことを言っていた娘。
進路を考える時期、迷うことなく看護師を選んだ。

しかし娘が思った以上に看護師の勉強は大変だったようで、なんとか資格は取ったものの迷いは付きまとい、
「私には向かないから、絶対看護の仕事はしたくない。」
と、ファッションショップの契約社員や家電店のアルバイト、精密工場での肉体労働、声を張り上げる店頭販売員まで、何度も職を転々とした。
しかし今の若者の雇用問題は深刻で、自立して暮らすことも出来ないくらい賃金は低く、はたまた雇う側の都合で雇用を切られたり・・・

25歳にして失業し、毎日ハローワーク通い。
しかし不況で仕事は全く見つからず、「こんなことなら進路を決める時、短大へ行ったらよかったわ。お母さんが看護師をしていたせいで、私の人生大無しや!」とまで言われてしまった。
そのうち自分の貯金が底をつき、切羽詰まり仕方なく看護師の仕事で求人を聞くと、その日に何か所も紹介してくれ、すぐに勤め先は見つかった。

卒業して数年、看護とは程遠い仕事をしていた娘。
年を食った新人看護師ゆえに職場でいじめに遭い、勤め先をまた転々としたが、何とか自力で独り暮らしを始めた。
親としては、娘を見ているとつい口出ししたいけど、言ってみたところで療養中の私としてはどうすることもできず、私は、ただただ見守るだけ・・・

帰ってくるのに1時間もかからない大阪にいるのにもう半年も会ってない。
一カ月に一回くらい私から「今度はいつ帰れるの?」と携帯メールをしても、「暇になったら帰るわ。」との返信。
暇になるのはいつの事やら。。。
母の日と父の日には宅急便でプレゼントを送ってはくれるけど、
たまには元気な顔を見たいと思う親心は伝わらない。

そんな娘だけど、最近やっと看護師になっててよかったと言い、毎日自炊し弁当まで作っていたり、お休みの日には1週間分の食材を買出し保存食を作ったり。
4月と7月の選挙の時は、「ちゃんと考えて選挙権を行使したから、ご安心を」とのメール。

娘なりにしっかりしてきたと思う反面、「30歳になったら、結婚考えるわ。」の言葉に内心、「いい加減にせい!」と言ってみたくなる。

あと30歳まで半年、親としてはこれからも黙って見守るしかないのかも。。。    (M・N)


彼岸花を見た次の日、病院の待合室で白い彼岸花を見ました。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

娘に寄せる思い(1)

2007年09月29日 07時33分48秒 | 娘に寄せる思い
・・嫁ぐ娘に、遠くに住む娘に、我が家の娘に、
                 幼い娘に、など・・


みなさん、娘に何か言いたいこと・これだけは伝え
ておきたいこと・今しか言えないことなどありませんか?

面と向かってだと、なんだか言いにくい、言いそびれて
しまう、だけど話しておきたい・・そんな気持ちを300字
ほどの文章にのせて、娘さんに伝えてみませんか。

新企画「娘に寄せる思い」の投稿をお待ちしています

皆さんも良く知っておられると思いますが、詩人の
高田敏子さんに、こんないい詩があります。

***********************

「娘」

スミレの花に生まれればよかった と
娘は いった
昼も夜も土の壕にひそんでいた日

花はこわくないのね
爆撃のあとの畑に
ニラの花は白くすずしく立って咲いていた
娘の名はスミエ
その名を呼ばれる度に娘は「スミレ」と聞いてい
たのだろう

なぜ 花になれないの?

幼い娘の問いに 私は
花になれない人間の
爆撃に飛び散るときの肉の重みを思っていた

娘はいま二人の子の母になって
ケーキを焼いている
バターは何グラム
おさとうは何グラム
その目盛りを正確に計ることに心を集めている
私はまだ あの重みを思っている
私が見てしまった肉片の重み
私が看護した兵士の失った片足の重み
そして私がこの家から運び出されるときの重みも

ケーキにはバターも 砂糖も
たっぷりと入っていて
入りすぎて味が少し落ちたのではないかと
娘は首をかしげている
これでいいかしら?おいしいかしら?

そんな娘を私は愛しく思う
人はいつも死に向いあっている必要はないのだか
 ら
暗い淵ばかりを見つめていることもないのだから

それにしても ケーキの味の良し悪しを
私に問いかける娘の不安な表情は
あの幼い日のまま
花になりたかったときと同じなのだ
そんな娘を 私は愛しいと思う



  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする