MA社会研究所情報

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自衛隊がフィリピン台風被害地で救援活動。医療部隊、輸送部隊、艦艇部隊派遣。

2014-02-09 16:43:25 | 社会
昨年の11月にフィリピンが巨大な台風30号に襲われ、レイテ島などに甚大な被害がでた。死者約6100人、避難者約400万人、破損した家屋121万棟、経済損失852億円だという。各国が救援の軍隊を派遣した。日本も自衛隊の統合任務部隊を編成し約1180名を派遣した。主な任務は医療活動、被災情報収集、関係国との調整などだった。11月13日には東北方面隊からの衛生科隊員など50名がマニラに到着した。輸送部隊として輸送機やヘリコプターでの空輸隊が編成された。艦艇は護衛艦いせ、輸送艦おおすみ、補給艦十和田で11月22日にレイテ沖に到着し24日から救援活動を開始した。11月26日からは防疫活動も開始した。重量が25kgもある噴霧器を自衛隊員が背負って消毒して回った。救援物資がC130輸送機で運ばれ、各地の拠点からヘリコプターで被災地に運ばれた。1ヶ月後の12月13日に活動は終了した。各国も活動を終了した。自衛隊の活動記録では2646人を診療、ワクチン接種11924人、防疫活動面積は95600平方メートル、輸送活動は米、水、支援物資約630トン、人員輸送は5647人だった。自衛隊以外の支援活動も行われた。フィリピンは日本の石油輸入ルートに位置するので、中国と対抗するためにも友好を維持しなければならない国だろう。