冒険家の三浦雄一郎氏が、史上最高年齢の８０歳で世界最高峰のエベレスト登頂に成功した。テレビの記録番組を見た。ベースキャンプでサイクロンの嵐が過ぎ去るのを数日待って登山を開始する。ピッケルとアイゼンを装備しリュックを背負って出発する。最初に氷河が行く手を阻む。氷が割れて、クレバスになっている。梯子を渡して左右にロープを保持してわたる。落下すれば深さ２０ｍの氷の中に落ちてしまう。氷河を過ぎると４５度の角度の氷の壁を登らなければならない。高齢なので普通よりキャンプの数を増やして休憩と水を多くとる、脱水症状が一番怖い。イエローバンドという岸壁を登る、落ちれば２０００ｍの絶壁だ。山頂に登る岩を超える。山頂から白く凍りついた針の山のようなヒマラヤ山脈の山々が並んでいる絶景が見える。ベースキャンプに登頂成功の連絡をする。抱き合って喜ぶ。帰途につくが三浦氏の足がタコのようになり歩けない。皆で引っ張ってキャンプに降りる。ヘリコプターがキャンプまで来て三浦氏を乗せて帰った。８０歳の登山は登頂できても自分の足で帰ることができなかった。三浦氏はまた次の冒険に挑戦するという。冒険中毒になっているようだ。老人が皆三浦氏のように元気だと思われると困る。
渋谷のデパートに買い物に行ったら、５０人ぐらいの人々が道路をデモ行進している。横断幕を見るとクリスマス反対と書いてある。国粋派やキリスト教反対の人々がデモをしているようだ。天皇誕生日が２３日でクリスマスイブが２４日だから、翌日には和風から洋風へと気分が入れ替わる。クリスマスソングを聴きながら年賀はがきを書くことが多い。日本ではクリスマスが男女がデートして結婚の申し込みをしたり、デートをする日になってしまったので、本当のキリスト教徒が反対しているのかもしれない。デパートに行くとクリスマスの気分を味わうことができるが、本当は教会のミサに行かなければならないのだろう。ラジオからもクリスマスの音楽が流れてくる。寒く暗い冬がクリスマスのおかげで楽しく明るい季節になる。スーパーダイエーの食べ物コーナーにいったら店員は黒人の女性で笑顔で注文を受けている。チャーハンと半ラーメンを食べた。アフリカでラーメンを食べているような気がした。日本国内に外人が増えて、日本に居ながらにして外国気分を味わえるようだ。