MA社会研究所情報

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国家安全保障戦略。積極的平和主義で日米同盟重視だが、米国は中国と仲良くしたい。日本は孤立化か。

2013-12-18 15:18:24 | Weblog
自民党の安倍内閣は17日、日本の外交、安全保障の基本となる国家安全保障戦略NSSを初めて策定した。防衛大綱、中期防衛力整備計画も閣議決定した。安全保障戦略では積極的平和主義をとなえ、防衛ではなく積極的に攻撃して平和を作ろうという考えのようだ。武器輸出も認める方向だ。北朝鮮のミサイルなどの軍事的脅威や、中国の海洋進出に警戒している。日米同盟を強化するというが、米国は中国と良い関係を保ちたいので、日本が孤立することも考えられる。サイバー攻撃対策を強化する。サイバー攻撃を受けたら、交通、原子炉、工場、銀行、オフィスなどの機能がめちゃくちゃにされてしまう。我が国と郷土を愛する心を養うという。愛されるような国と郷土にしなければならない。その国に生まれただけでその国を愛せとい言っても、国民をいじめていたら憎まれる。無理なことだろう。
防衛大綱では陸海空の自衛隊の統合運用を重視し、機動的に部隊を動かす統合機動防衛力を構築するという。島に侵攻された場合に備えて、水陸機動団を設置し、米国海兵隊の水陸両用車や、オスプレイ輸送機を装備する。北朝鮮などからのミサイル防衛のためにイージス艦を6隻から8隻に増やす。弾道ミサイルに対する敵基地攻撃などの対応を検討する。陸上自衛隊の定員15万9千人を維持する。無人偵察機を3機導入するという。戦車は削減し北海道と九州に配備し、本州はタイヤで走る装甲砲車で守るという。本州から戦車がなくなると首都防衛が心配になる。