MA社会研究所情報

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NHKは国営放送か、公共放送か。受信料義務化か。

2006-09-18 11:20:53 | Weblog
NHKは日本放送協会のことで、日本のN、放送のH、協会のKをつなげたものだ。NHKと横文字で外資系のIBMみたいだが、日本語の発音で表現している。会社の雰囲気も、外資系ではなく、日本の伝統をうけつぐ、田舎、村社会的な雰囲気がある。放送終了時には日の丸がたなびき、国営放送局のようだ。しかし、放送法では、公共の福祉のため、日本全国にあまねく、公正中立な、よい放送を行き届かせるのが使命とされている。公共放送である。国営放送と公共放送の違いはなにかというと、財源が税金か、皆が会費を払う受信料かということだろうか。しかし、受信料は不払いが多くなり、支払い義務化が検討されている。税金とあまり違いがなくなる。
税金だと大蔵省と国会が予算を決める。受信料だと使途はNHK独自で決め、国会の承認を受ける。国に予算を決められてしまうと、公正中立な番組つくりがやりにくくなる。いまでも、政府や自民党に気を使って番組つくりをしているのに、ますます、政府、自民党のいいなりになってしまう。公正中立な公共放送だと言えなくなってしまう。また、受信料不払いが増える。公正中立な番組つくりとはなんだろうか、右でもなく、左でもなく、上でもなく、下でもなくと考えると、何も言えなくなり、放送できなくなる。何か放送しないと放送局ではなくなる。現実には膨大な番組が作られ、日々電波が発信され、放送されている。すごいことだ。
NHKがお手本にしている、イギリスの公共放送BBCは政府の言いなりにならず、結構政府批判をしているので、イギリス国民もBBCを支持し、信用している。