MA社会研究所情報

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東京と大阪、互いの文化と人が混合中。

2006-09-10 23:22:03 | Weblog
東京と大阪は対照的な都市である。東京は政治の中心地で官の世界、お役所的で規則どおりに考え、禁欲的であることを求める。物は定価で売る。大阪は商人の町で民の世界、経済的に儲けを考え享楽的である。物は定価よりまけて安くするのがあたりまえだ。東京の言葉は、硬くはっきりしている。大阪はやわらかく、あいまいな感じだ。宗教も東京は欧米の影響で、キリスト教や、洋風な感じで、大阪は周辺に奈良や京都があり、歴史をみても仏教的で、アジア的な感じだ。葬式も東京は簡単な形式が多いが、大阪は伝統的で仏教形式の大掛かりなものが多い。とはいっても最近は大阪も東京に似てきている。人の交流も多く、東京の人が大阪に転勤したり、大阪の人が東京に住みついたりしている。日本各地の文化が入り混じって、混合状態になっている。結婚式もキリスト教形式もあり、神道形式もありで、人の意識も混合状態だ。
世界的にはキリスト教文化と仏教文化、イスラム教文化が並存している。文化の共存のモデルに東京、大阪文化の交流がヒントになるかもしれない。