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スケッチブック 〜写真で綴るスローライフな日々2

写真を撮りながら、日々の暮らしや旅先で感じたことを書いています。
2016年からは撮った写真をイラスト化しています。

多賀町 そば吉 ~変わり蕎麦

2007年04月25日 | 料理/グルメ
関ヶ原を境に西へ向かへば、うどん文化圏に入ります。天下分け目の合戦の戦場から東側なら蕎麦を食べて西側ならうどんを食べる。これがセオリーでしょうが必ずしも合致するとは言い切れません。名神高速道路で関ヶ原を抜けて彦根I.C.を下車し、国道306号線を西に走り多賀大社の手前に「そば吉」というお蕎麦屋さんがあります。ここは「うどん文化圏」に位置しながら関東風のお蕎麦がいただけるお店です。車で滋賀県へ出張したついでにお昼はこの店でとることにしました。もう10年以上通っています。メニューにうどんがあるところは関西のようですが、中身のお蕎麦はれっきとした関東風です。それもそのはずお店のご主人が師事を仰いだのは埼玉県下の足利一茶庵の創始者,今は亡き片倉康雄氏です。僕がその名を知る前から純関東風だと感じたのは薬味のネギが白だったからです。普通関東では白ネギがネギで青い部分は使いません。ところが関西では青ネギがネギだということになっていて白ネギは使わないことが多いのです。おつゆの出汁の違いもありますが、このセンスはお蕎麦に必要な条件だと思っています。青ネギは蕎麦にとって少し匂いが強過ぎるからです。名古屋のあたりでは、白から青に色が変わるグラデーションの部分がネギっぽくて良い気がするのですがいかかでしょう。脱線しましたが今日のチョイスは「四色もり」(1000円)です。太打ちと細打ちの二品と変わり蕎麦二品の組み合わせです。「そば吉」と言えば変わり蕎麦。このお店に立ち寄って変わり蕎麦は外せません。本日は「柚子切り」と「茶蕎麦」でした。いつもこの二品が多いようです。他にも「けし」「よもぎ」「うめ」「しそ」など出ることがあります。蕎麦は「二色もり」(700円)「三色もり」(850円)など組み合わせを選ぶこともできます。蕎麦そのものも実に洗練されていて美味しい蕎麦です。変わり蕎麦の「柚子切り」は柚子の香りが気持ちいい程で一度食べると忘れ難い味です。「茶蕎麦」も茶の香りを生かしたまま蕎麦にした絶品で、僕はこれ以上の茶蕎麦を食べたことがありません。お腹がまだ膨れないのなら、メニューにはないけど「稲荷寿司」があります。何故か金曜日が休みなんですよね。行く人は気をつけてください。



そば吉 公式サイト

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4 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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ぜひ! (猫ママ)
2007-04-27 00:52:52
こんな素敵なお蕎麦が、多賀にあったんですね。近いうちに、行ってみたいです。多賀は多賀大社の前までは行ったことはありますが、参拝したことないんですよ。

関西は青ネギですね。鍋にでも、薬味はもちろんのこと、実家は白葱でなく青ネギを使います。切った後、臭みをとるため水にさらしてから使います。
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青ネギは水でさらす (signofthetimes)
2007-04-30 00:31:45
青ネギを水にさらせば臭みは減少しますね。なるほど。「そば吉」はとても美味しいので是非行って欲しいですね。お多賀さんは僕もお参りに行ったことがありません。前はよく通るのですけど。そのうち行ってみます。
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行ってきました (猫ママ)
2007-05-02 16:57:11
少し雨がパラパラとしていましたが、多賀に向かい、まず「そば吉」さんに食べに行きました。太うちには、今までに食べたことのない食感にびっくりしました。しっかりと噛まないと喉にグッ~ときました。本当のお蕎麦ってものを、私はよくわかっていないのかもしれないですね。変わりそばは、次回の楽しみにしようと思っています。

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ぜひ変わり蕎麦も (signofthetimes)
2007-05-03 19:59:03
太打ちは田舎蕎麦です。長野や静岡などの山間部で見かけます。そば吉より太くて硬い蕎麦を食べたことがありますけど、蕎麦の食感ではないです。細打ちが「せいろ」と呼ばれる江戸前蕎麦で食べ易くなります。うどんはコシがないといけないので、うどん好きな方はつい蕎麦にコシを求めますが蕎麦の究極は100%蕎麦粉で打つ生粉打ちです。つなぎを使わないので麺は短くて薄くなりコシなんて全くありません。蕎麦かうどんか問うのは山か海かと問うことと同じだと思っています。
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