スケッチブック 〜写真で綴るスローライフな日々2

写真を撮りながら、日々の暮らしや旅先で感じたことを書いています。
2016年からは撮った写真をイラスト化しています。

名古屋 羊神社

2015年01月19日 | 文化/歴史/技術
皆さん。今年の干支はご存知ですよね。今年は未年です。四つ足で毛がふさふさしていていて、めぇめぇ鳴くあの羊です。毎年、干支にちなんだ神社へ初詣するのを楽しみにしていますが、なんと羊神社というそのままずばりの神社が名古屋にあると聞いて居ても立ってもいられませんでした。インフルエンザの感染で参拝が遅れてしまいました。全国でも二カ所しかない希少な神社です。もう一つは群馬県にあるそうです。由緒は後ほど。鎮座する場所は、名古屋市北区辻町。名鉄小牧線の上飯田駅から歩ける位置にありました。この辺りは、仕事でよく来る場所です。ですからいささか驚きもありました。いつもの見慣れた風景の奥にあるなんて。住宅街の中にあり、完全に囲まれているので大きな道路からは見えません。しかも境内はコンパクトで普段は人気のない神社だと想像します。何の変哲の無い神社ですが、ここは羊神社。石の羊が堂々といます。狛犬は別に居ますので、狛犬の代用ではありません。手水舎の水は龍ではなく羊の口から出ているところが相当可愛い演出ですね。そんなわけで、平日の昼間だというのに参拝客が大勢いました。露天で和菓子を売る人までいるのですから、2015年は盛況なようです。羊の前で記念写真を撮る人も絶えずいます。社務所にもここぞとばかり職員が配備され、御守やら絵馬など販売していました。今年だけでしょうね。それも今月一杯くらい。冷めた目で見てしまいましたが、こうして僕も参拝しに来たのだからお上りさん気分には違いありませんけどね。歴史は古く、927年の記帳に存在したとあるし、棟札に1613年の記録も残っているそうです。今まで残っていてくれたことに感謝したいくらいです。昔、群馬県の吉井町に羊太夫という人がいて、稲妻のように早く走って奈良まで通勤していたそうです。その羊太夫が都に向かう途中立ち寄った屋敷があったのがここらしいです。羊太夫が火の神様を祀る神社を建てて、それで羊(ひつじ)から火(ひ)を抜いて「つじ」となり、ここの地名が辻町になったと伝説では言われています。何だか眉唾な話ですが、どこか少しは真実が含まれているのでしょう。とにかく面白い神社であることは間違いなさそうです。時間がなかったので長居はできませんでした。話の種になるので行ける人は行ってみるといいでしょう。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 海津 お千代保稲荷2015 | トップ | 明石 柿本神社 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

文化/歴史/技術」カテゴリの最新記事