今年は咲かないんじゃないかと心配していたアーモンドの木。普段、特別な手入れをしないものですから、なんだかんだと文句言う筋合いではありませんが。我が家では数年前から鉢植えでアーモンドの木を育てています。(担当は妻です。)マンションに暮らすとコンクリートやガラスなど冷たい工業製品に囲まれるため、土や草木に温もりを求めるのか、バルコニーには幾つか鉢植えでガーデニングを楽しんでいます。大したことはしていませんが、何もないと殺風景になりすぎて恐いくらいです。アーモンドはバラ科の桜属の植物なので花は桜にそっくりです。咲く時期は桜より少し早く、二週間くらい前には咲いてくれます。今年は何故か咲くのが遅くなりました。3月になっても日本は寒かったようです。桜の開花もずれ込んでいますよね。最初は枯れてしまったんじゃないか?と思ったくらいで、今年はアーモンドの花は見られないとあきらめていました。それがここ数日で芽吹いてきて、あっという間に咲き出しました。何だかほっとしました。今年も咲いてくれて良かったなあ。としみじみ感じています。今年は、二人の娘の受験があって我が家では冬の間はぴりぴりしていました。おかげさまで二人とも志望する学校に入学することができたので、咲いてくれたアーモンドの花がより綺麗に見えます。うち子じゃ無理かなあ。なにせ自分の子供なんだし。なんて気をもむ親と、もし受からなかったらどうしようと不安だった娘達。今は親子ともに入学準備で忙しくしています。時折、娘達の顔がほころんでいる表情を読み取る度に良かったなあと実感しています。そんな中、震災がありました。我が家では直接の被害はありませんでした。でも日本は冷えきってしまいました。今年の春はどうやら遠慮がちにやって来たのでしょう。今の日本を温めるには少し時間がかかるみたいですから。
今年は春の訪れが遅いのか肌寒い日が多いような気がします。花粉はいっぱい飛び交っているんですけどね。今年も記念日に花束を買って帰りました。毎年この日は何とかして仕事をしないようにして家路につくことにしています。(本当は出張があったのですが。)毎年感じるけど学校も役所も企業も期末なので花屋は大忙しです。しかし、2011年の年度末決算は大変なことになっているのでしょう。僕の知る限りでも3月11日の地震の影響で売り上げに大きく響いた企業が数多くあります。明日からどうなるのか不安でもあります。今回は利用したことがない花屋さんで花束を頼みました。切り花はチューリップとマーガレットとバラがたくさんありました。チューリップ(最近我が家では妻が買い込んで飾ったばかり。)マーガレット(華々し過ぎるか。)バラ(色の鮮やかなものは目立つかな。)と思ったら色の薄いミニバラが目に留まったので、素早く決めました。「単品でかすみ草を添えてください。」これがいつもの頼み方です。店員さんは切り花を作る手を休めて、僕の要望をメモに取りながら「お時間かかりますがよろしいですか?」と尋ねてきました。僕も事情が分かるので、「出来上がりの頃にまた来ます。」と注文だけして店を離れました。薄いピンク色の小さなバラは可愛い花に見えたのです。(妻が可愛いという話ではありません。念のために。)出来上がった花束はこじんまりしていましたが、シンプルでいいじゃないかと気に入っています。ミニバラは安くないんですよ。一本400円もしました。妻に渡しておけばどうにかして部屋に飾るでしょう。実は一緒に暮らして結構な時間が経つ夫婦なのですが、妻が生け花の師範代の免状を持っていることを最近知りました。それも母親を通して知ったのです。道理で花が好きなんだと納得したのですが、そんな大事なことに長年気付かなかっただなんて僕も相当に妻のことを理解していなかったと反省しています。今はチューリップの生け花が見事にリビングに飾ってあり、つい先日蕾が開いて甘い香りが漂っています。このミニバラはどんなデザインで飾るのかな。
10年以上熱帯魚を飼っていました。タンクキーパーをしていました。最初は45センチ水槽から始めて、途中で60センチ水槽にしました。60センチ水槽も特別なサイズで横幅は60センチでも高さと奥行きは90センチ水槽サイズで、前面のコーナーは継ぎ目が無くラウンド加工され、正面のガラス面も外に張り出すタイプの大型変形水槽を使っていました。毎週水の入れ換えが必要ですが、忙しくてできないことを除いては、大体何とかしてメンテンンスを続けてきました。でも最近はあまり熱を入いらなくて、水草も炭酸ガスを必要としないものに絞り、魚はテトラとサカサナマズだけ。ヌマエビは入れているのの寂しいアクアリウムになってしまいました。そろそろ潮時かなと自分でも一年前から終息させたいと思っていましたが、何せ水が安定していて、飼っているレモンテトラは6年くらい元気に生きています。いっそのこと水槽も魚も全部一切喝采引き取ってくれる人はいないものかと願っていたら、何と同じ会社の社員がアクアリウムをを始めたばかかりで、ちょうど少し大きな水槽にチャレンジしたいところだ言うので、全部譲ると申し出ました。それで水槽の引っ越しをすることになったのです。ですが、今日本は冬です。車で一時間はかかる距離を生きたまま魚を運搬しなければなりません。その間、水を保温する必要があります。どうしたものかとネットで調べたら、ビニール袋に使い捨てカイロをいっぱい貼付けておけば、何時間も水の温度を保つことが分かり、これはいけると判断しました。ペットショップで販売に使うビニール袋をいただいて、その中に水槽の水と魚を入れてゴムで縛り、使い捨てカイロを何枚もセロテープで張って段ボールに詰めて運びました。大成功です。水草は濡れた新聞紙に包んでビニール袋に入れました。水槽は水を抜いて砂利ごと布を巻いて後部座席に載せてシートベルトで固定すれば大丈夫でした。その他、器具、餌、調整剤、掃除道具、ポリタンクなど無事に全部引き渡しました。でも大変でした。作業は案外手間がかかりました。セッティングが終わると譲った先の家族の人達も珍しさもあって喜んでくれたようでした。こうして喜んでくれると僕も嬉しかったです。魚の移動も無事に済んで我が家に戻ってみると、いつもあった水槽が無いので部屋の中に何か大きな穴が空いてしまったような感じがしました。無くなってしまうとちょっぴり寂しい気がします。
仕事柄、移動することが多いので電車の窓から見える風景に心動かさせることもしばしばです。僕が好きな風景の一つにJR東海道線の小田原~熱海間があります。鉄道ファンにもすっかりお馴染みの絶景路線の一つです。そんなこと知らなかったのですが、何気に窓から覗いた風景があまりに美しかったので、乗る度に楽しみになりました。四季折々その美しさは変化しますが、僕が好きなのは何と言っても真冬です。空気も透き通っているし、沿線沿いのミカンの木とのコントラストが魅力です。特に早川と根府川の間は、海と山が迫っていて自然の情景も複雑で絵になるし、惜しくも引退した東海道線の車両113系(湘南電車)などはカラーリングが緑とオレンジだったことも重なって鉄道風景写真として絶好の被写体でした。今は新しい列車になってしまいましたが、そのうちに溶け込むように目に馴染むのでしょうね。通る度に流れる景色を楽しんでいましたが、一回くらいはホームに降り立ってみたいと思い、夕暮れの根府川駅で途中下車しました。無人駅で寂しいところですが、海が目の前で駅のホームから写真が撮れました。海が綺麗に見渡せるのは延長ホームの一番端に行かねばなんりません。列車が入って来ると接触する危険がありますので気を付けて。穏やかな相模湾はこの季節がいいですね。水面が朝日でキラキラする様子を見て涙したこともありました。今日は日没前の寒い日ですが、それでもいい眺めです。東京から東海道線で熱海行きに乗ってみてください。騒々しい大都会の真ん中から、こんな自然の美しい長閑な風景に出会える列車も珍しいと思います。喧騒な街のざわめきが駅を進むに連れて徐々に消えてゆき、やがて海が見えてlくる移り変わりを電車に乗るだけで楽しめます。ホームから写真を撮っていたら、陽が沈んでしまいました。それにしてもいい海です。毎日でも見ていたい。

六甲山の辺りには、急な斜面が多いことから滝があることくらいは容易に想像がつきますが、まさかこんなところにあるとは夢にも思いませんでした。場所はJR新神戸駅の裏手で、歩いて15分くらいです。新幹線の駅からわずか15分で滝が見られるって皆さん知ってました?地元の人は知っていたでしょうが、僕は気付きませんでした。ハイキングコースが充実しているその一角とはいえ、こんな近くにねえ。「布引の滝」は「那智の滝」「華厳の滝」と並んで三大神滝と言われていて、古くから歌人達が訪れ歌を詠んでいる歴史も威厳もある滝なんです。益々びっくり!坂の勾配はあるのですが、距離がないのでちょっと列車も待つ間にでも行けないことはないです。「布引の滝」は全部で四つの滝からなる総称で、下から「雌滝」(めんたき)「鼓滝」(つづみだき)「夫婦滝」(めおとだき)「雄滝」(おんたき)という名前が付いています。いつものようにスーツ姿にコートを羽織って鞄を持ち、通勤時の成りのままハイキングコースを登りました。登りながら何人かのハイカーに出逢いました。割と人気があるようです。立派な「山ガール」にも遭いました。僕だけ妙な格好なので、変な目で見られているような気分になるのは、致し方ないことです。「雌滝」は高さ19M。細い水瀑でした。なるほど女性らしさを感じます。「鼓滝」はよく見えないところを流れているので滝壺を見下ろすしかありません。でも「雄滝」は展望のための腰掛けもあって、しばらく時間をおいて眺めたくなるようないい滝でした。高さも43Mあって滝の存在感があります。滝壺から直接二系統の水瀑になる「夫婦滝」を連鎖して眺めるのも一興です。何だか落ち着きますね。こんな手軽に滝の観賞ができていいんでしょうか?と聞きたくなります。そんなに大したことないだろうと思ってやって来たので、感動も膨らみました。真冬の神戸は寒かったけど、坂を登りながら足腰を使ったおかげで身体の暖がとれて、いい運動になり快適でもありました。新緑の頃とか紅葉の頃はどんな表情を見せてくれるのでしょうか。寒いからってカフェで熱いコーヒーでもすするのも悪くはありませんが、裏山へ登って滝を見に出かけるのもいい選択肢です。


大寒波が日本に到来しました。久しぶりの大雪です。こんな日にセンター試験だなんて運命的です。受験に出かけた娘が心配なんですが、天気も娘のおつむのできも僕にはどうすることもできまぜん。天に祈るのみ。我が家にも雪は積もりました。ってマンションですから庭はありません。その代わりバルコニーがありまして、飼い犬のミニチュアダックスを放してみました。雪が降れば犬は喜んで庭駆け巡る・・・のは他の犬でしょう。我が家の愚犬は温々と部屋の中で暮らすお座敷犬。寒いのは嫌いみたいです。犬の分際で何事かと思うけど、甘やかしてしまったのは飼い主の責任です。とにかくゴロゴロする時は柔らかい物の上を選び、日向に当たることを願い日溜まりに身体を寄せ、陽が傾けば日溜まりの中に身を寄せ続けます。コイツはネコか!と、ののしってやるけど、ぽかんと間抜け面であくびをするだけです。生まれて一度も屋外で寝泊まりしたことがないので、もしも番犬で飼われている犬小屋暮らしの同士と口がきけて、いつも外で寝ていると知ったら、さぞかし驚くだろうと思います。「ぎょえ!こんな寒い外で寝てるの?」ってね。石油ファンヒーターの真ん前で絨毯を腹に敷いているところを無理無理雪が積もるバルコニーに出してみたら、案の定動きが悪かったです。下の娘が走り回って誘い出しても中々走り出してはくれなかったのですが、何度も繰り返すうちにやっと全速力で走ってくれました。面倒臭い犬です。人間の年齢で言えば中年ですからね。はしゃぐ歳でもないか。雪の中を走り抜ける姿は勇ましいとは思うけどね。でも、もっと凛々しくしてよ。


熱帯魚を飼うことをアクアリウムと言います。淡水魚に限ってですが。(海水魚はコーラル。)娘達がまだ小さい時に夜店の金魚を持ち帰ってきたことかがきっかけで、今の今でも魚を飼い続けています。熱帯魚は魚を死なせてしまったり、水が綺麗にならなくなったりして挫折してしまう人もいるとは思いますが、僕は何故だか上手くいってしまいタンクキーパーになってしまいました。最初は子供の情操教育だとか妻の情操教育なんだと言いながら楽しんでいましたが、最近は億劫になってきて、そろそろ止めようかなあと思っています。地震が起きたらどうするの?とか火事になったらと妻は言うし、僕自身もモチベーションが下がってしまっています。でも生き物ですから、全部死んでしまうまではしっかり飼おうと思っていています。そんなこと思っていたらずるずる時間が過ぎるばかりでした。生き残ったのは「レモンテトラ」「サカサナマズ」「ラスボラ」だけですが、もう6年目に突入しました。寿命はとっくに過ぎています。「サカサナマズ」は10年以上生きる話もありますからまだまだかも知れません。それで、誰か引き取ってくれないかなあ。と思っていたら、職場に一人いました。有力候補が。ちょうど少し大きいタンクを購入しようと思っていたアクアリウム経験者です。是非引き取っていただこうと思い、お願いしておきました。それで今日は掃除をしっかりしました。ヒーターやセンサーなど器具の掃除に水草のトリミングだってしました。最近、蒼苔が大量に発生するので苦労しました。リンと窒素が多過ぎるみたいです。バランスが難しいんですよね。ヌマエビは5匹残っていました。コイツ等こそこそしているから何匹いるのかわからなくなるんです。水草の「アンブリア」も「アヌビアス・ナナ」も丈夫な水草なので放っといても枯れなかったので、ずーと植えています。レイアウトだってこだわればアクアリウムとして見栄えもいいはずなんですが・・・・いい加減過ぎて侘び寂びの世界になってしまい中途半端です。そんな情けないタンクですが、無くなるかも知れないと思うと寂しい気もします。
昔から冬至の日には、柚子湯に入る習慣がありまして・・・毎年そんなことしてたっけ?我が家では柚子湯はよく入っています。柚子が手に入り易いこともあって、何気に湯船に柚子が浮かんでいます。柚子湯には慣れていたのですが、改めて何故冬至に柚子湯なのかと疑問を持ちました。テレビの天気予報ではこのような歳時のネタがオマケで語られることがあって、それによると「冬至」と「湯治」を語呂合わせにしたとか、「融通」が利くといった駄洒落なんだそうです。特に深い意味はないようです。意味が無いから無用な添加物なのかというと、そうではなくて入ってみれば分かる通り、案外気持ちが良くて毎日だって悪くないと思ってしまいます。香りが何とも言えないいい気分にさせてくれるし、温まり方も違うような気もします。さら湯よりぽかぽかするような感じです。血行も良くなる成分でも混じっているのでしょうか。今日は厳冬とは呼べないほど少し穏やかな寒さでしたので、そのありがたみが薄れてしまったけど、冷え込みが強い日に柚子湯でひと風呂浴びるなんて、優雅ですし健康的でもあります。妻は古風な習慣を好むタイプで、いつの間にか僕はこんな日本の文化を当たり前に感じて暮らすようになりました。しかし古風が良いと言えば確かに良いこともあるけれど、悪いことだってあります。いかんせん意固地で頑固なところは戦中派並で、まったく融通が利きません。(そうだ柚子湯の効果は駄洒落だった!)「贅沢は敵」が彼女のスローガンなのか、子供のお年玉はいつまで与えるつもりなのか、はっきり決めて欲しいと脅迫まがいに迫ってきたりするので、言葉を濁してお風呂に退散し、ゆっくり柚子湯に浸かりながらあれこれ考えることにしました。柚子湯は落ち着くなあ。
京都で紅葉狩りをしたばかりですが、性懲りも無く、あきらめも無く、恥じらいも無く、またしても紅葉狩りに出かけてきました。場所は瀬戸にある「岩屋堂公園」です。今年は用事が多過ぎて紅葉を楽しむ余裕がありませんでした。ピークは過ぎてしまって、もう駄目だろうと思ってはいますが、それでももっと見てみたいという気持ちがまだ続いていて、行ってしまったのです。出不精の妻にも紅葉を見せてやろうという心配りのつもりもあったにはあったのですけど。東海環状道せと品野ICを下車してすぐ近くにあるので交通の便はいい所です。天気が悪くて曇り空。気温も低くてあまり紅葉日和とは言えない日でした。到着すると、それなりに観光客は訪れていて、まだ紅葉が楽しめるかもと期待したのですが、残念ながらもう葉が散ってしまっていて色もあせて足下の落ち葉の数でも遅かったのが分かります。あーあ。やっぱりなあ。でもせっかくやって来たので散策コースなど歩いて廻りました。大体、ここはどんな所なのか知らずに足を踏み入れたしまったので、適当にウロウロするこになりました。ここは国定公園に指定されて、展望台に登るハイキングコースもあれば、キャンプ場もあるし、春は桜で、夏は蛍や水遊び、秋は紅葉のライトアップとレジャー開発はしっかりしてあります。滝もあると現地で知って、早速行ってみました。「瀬戸大滝」なんて聞いたことないけど、さぞかし大きいのだろうと想像していたら、案外可愛い滝でした。そんなに遠くないし。すれ違う観光客の中には、ヒールを履いた女性もいました。熊の目撃情報もあって、熊除けの鐘をぶらさげているハイカーもいるのに軽装にもほどがあると思いたくなる人もいるんですよ。最近は珍しないけど。道々、紅葉は楽しめましたが、どうにも気分が高まりませんでした。時期を外すとつらいですね。時間がなかったので展望台は止めました。そうそう「岩屋堂」は見物しました。岩の中で薬師如来を拝むことができるそうです。神秘的ではありますね。この近くにも「暁明ヶ滝」という滝があります。今日は意外にも二つの滝を見ることができました。水量が無いのでこちらも可愛い滝です。高さはあるのにねえ。四季桜を見つけて喜んだりしていましたら、身体冷えてしまって帰りたくなりました。売店で熱いペットボトルのお茶を買ったら、これが持てないくらい熱い!天気が良い時に来ると面白かったかも。








京都市内のホテルで朝早く目を覚まし、すぐさまシャワーを浴びて身支度を済ませ、京都駅に移動して志津屋のサンドイッチを買って口に運び、車で「光明寺」へ向かいました。京都では紅葉に魅せられた観光客がどっと押しかけています。京都駅八条口は騒がしいくらい人がいました。・・いくらか覚悟はしていました。「光明寺」へ到着するとまだ開場前にもかかわらず、すでに行列ができていました。あああ。近隣に臨時駐車場ができるなど、「光明寺」は立派な観光地になってしまいました。どちらかというと目立たず、静かなお寺で、知る人ぞ知る穴場だったのに・・・。有名になってしまったんですね。年齢層は高いのですが、今やデジタルカメラの時代です。中年女性の多くは一眼レフを持っています。爺ちゃんはコンパクトデジタル。それでない人だって携帯電話でシャッターを切っていました。観光客は総カメラマン(またはウーマン)状態です。三脚、一脚は使用禁止なのでご注意を。僕は今回携帯電話のカメラしか使わなかったのですけど、一眼レフを持って来るべきだったと悔やんでいます。それくらい紅葉が良かったんです。ちょうど見頃を迎えたくらいなのかなあ。とにかく見た者しかわからない美しさです。朝の日が差し込んで見る角度によっても、時間によっても、反射する光の加減が違うので様々な色を楽しむことができました。今日は気温も低くなく、風も無かったので絶好の紅葉日和だったようです。徳に紅葉参道の小径は素晴らしい景観です。観光客が誰もいなければ・・・。そうなんです。大人気の紅葉スポットになってしまったがためにどこも人だらけ。レンズをどこに向けても人が入ります。というわけで、写真は空に向けて録るしかありません。アングルを選べないし、立ち止まると通行人に迷惑になるので短時間に作業をしなければいけないなど、「光明寺」で紅葉を録る方は忍耐が必要でしょう。紅と橙と黄の葉はまるで燃え盛る炎のように見えます。早起きして良かったあ。境内には観光客を見込んで土産屋が縁日のように所狭しと立ち並び、特産物を販売していました。抹茶やうどんも食べられます。商売繁盛。紅葉が目的の観光客相手ですからこうなっちゃうのかなあ。という僕もその一人。小川珈琲を飲みました。注目されるのも善し悪しでマナーの悪い観光客に強く注意しなければいけなくなったのが残念でした。でも紅葉は本当に綺麗でした。いつまでもこの紅葉を大事にして欲しいです。それと、ここの紅葉をゆっくりぼぉーと眺められると一番いいんですけど。














